NASCAR SPRINT CUP SERIES
第4戦 Kobalt Tools 500
開催日:3月7日
ブライアン・ヴィッカーズが7位フィニッシュ
荒れたレースで7位フィニッシュを果たしたブライアン・ヴィッカーズ(#83:左)と
序盤首位争いを展開したが不運なアクシデントで25位に終わったカイル・ブッシュ(#18:右)
3月7日(日)、米国南東部ジョージア州ハンプトンのアトランタ・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第4戦「Kobalt Tools 500」が開催された。
アトランタは2008年にカイル・ブッシュが、トヨタの記念すべきスプリント・カップ・シリーズ初勝利を挙げたコースである。
5日(金)午後6時10分から予選が行われ、Ky.ブッシュが最前列2番手グリッドを確保。デイビッド・ロイティマンが9番手につけ、13台の"トヨタ カムリ"が決勝に進んだ。
7日(日)午後1時16分、1.54マイルを325周(500.5マイル:約800km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。最前列アウト側から好スタートを切ったKy.ブッシュが首位を奪い、序盤戦をリード。しかし、グリーン下でピットへ向かった直後にイエローコーションが出されるという不運に見舞われ、32位へ大きく順位を後退してしまった。
代わって上位争いに加わったのはデニー・ハムリン。20番手スタートから着実に順位を上げ、80周目についに首位浮上。その後も首位争いを繰り広げたが、288周目に痛恨のタイヤバースト。イエローコーションが出され、ハムリンは周回遅れとなってしまった。
26番手スタートのブライアン・ヴィッカーズ、32番手スタートのスコット・スピードの2台はレース後半には、15位前後を走行。追い上げてきたKy.ブッシュと共に終盤のポジションアップを目指した。
予定されていた325周目のチェッカーを目前にした323周目、他車の接触でクラッシュが発生しイエローコーション。レースは延長され、331周目に"グリーン・ホワイト・チェッカー"で再スタートとなったが、その直後に再び多重クラッシュ。このクラッシュで、6位までポジションを上げていたマーティン・トゥルークス・Jr.、11位走行中のKy.ブッシュ、ハムリンらが巻き込まれてしまった。
339周目に2度目の"グリーン・ホワイト・チェッカー"となり再スタート。ヴィッカーズが7位、最後の再スタートでジャンプアップを見せたスコット・スピードが10位でチェッカーを受けた。
次戦第5戦は3月21日(日)、米国南部テネシー州ブリストルのブリストル・モーター・スピードウェイで行われる。
ドライバー ブライアン・ヴィッカーズ:
「かなりワイルドなレースだったが、我々は巻き込まれずに済んだ。しかし、絶好調だったわけではなかった。スタートは良かったが、ライバルがどんどん調子を上げて行くに連れてポジションを上げるのは難しくなっていった。現時点ではライバルと対等に戦うにはグリップとスピードが足りないが、徐々に良くなっている。この週末も、先週末よりずっと多くの改善が出来た。しかし、まだもう少しの努力が必要だ」
リザルト
第4戦 Kobalt Tools 500 決勝結果 | |||||
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順位 | 予選 | No. | ドライバー名 | 車種 | 周回 |
1 | 11 | 2 | カート・ブッシュ | ダッジ | 341 |
2 | 14 | 17 | マット・ケンゼス | フォード | 341 |
3 | 3 | 42 | ファン・モントーヤ | シボレー | 341 |
7 | 26 | 83 | ブライアン・ヴィッカーズ | トヨタ カムリ | 341 |
10 | 32 | 82 | スコット・スピード | トヨタ カムリ | 341 |
11 | 12 | 47 | マーコス・アンブローズ | トヨタ カムリ | 341 |
21 | 20 | 11 | デニー・ハムリン | トヨタ カムリ | 341 |
25 | 2 | 18 | カイル・ブッシュ | トヨタ カムリ | 341 |
27 | 19 | 56 | マーティン・トゥルークス・Jr. | トヨタ カムリ | 341 |
34 | 31 | 13 | マックス・パピス | トヨタ カムリ | 329 |
35 | 29 | 20 | ジョーイ・ロガーノ | トヨタ カムリ | 323 |
38 | 33 | 87 | ジョー・ネメチェク | トヨタ カムリ | 175 |
40 | 9 | 0 | デイビッド・ロイティマン | トヨタ カムリ | 167 |
41 | 27 | 66 | デイヴ・ブレイニー | トヨタ カムリ | 48 |
42 | 43 | 55 | マイケル・マクドウェル | トヨタ カムリ | 37 |
43 | 39 | 7 | ロビー・ゴードン | トヨタ カムリ | 3 |
観客数(主催者発表):85,000人 |
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NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第2戦 E-Z-GO 200
開催日:3月6日
"トヨタ タンドラ"が2-3-4-5位フィニッシュ
自身のチームで最高位となる2位フィニッシュを果たしたカイル・ブッシュ(#18)
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第2戦「E-Z-GO 200」が3月6日 (土)にアトランタ・モーター・スピードウェイで開催された。
開幕戦デイトナから3週間ぶりに開催される、第2戦の舞台アトランタはカイル・ブッシュが得意としており、2008年、2009年と2年連続して春のアトランタ戦で勝利を飾っている。
6日(土)午前9時35分から予選が行われ、Ky.ブッシュが最前列2番手を確保。今大会キャンピングワールド・トラック・シリーズに初出場となるスティーブ・ウォレスが6番手、アリック・アルミローラが7番手、開幕戦で2位に入ったトッド・ボダインが10番手につけ、 11台の"トヨタ タンドラ"が決勝へと進んだ。
午後2時19分、1.54マイルオーバルを130周(200マイル:約320km)で行われる決勝レースがスタート。最前列2番手からスタートを切ったKy.ブッシュは、ポールポジションのロン・ホーナディ・Jr.(シボレー)と激しく首位を争い、軽く接触。大きなダメージには至らなかったものの、車体右前を若干破損。また、このバトルの間に、3番手スタートのマット・クラフトン(シボレー)の先行を許してしまった。
4番手スタートのケヴィン・ハーヴィック(シボレー)を含めた3台のシボレー勢と、激しく首位を争ったKy.ブッシュは、12周目に首位を奪うが、この日圧倒的な速さを見せたハーヴィックが首位に立つと、Ky.ブッシュはこれを追う展開となった。
その後2度に渡って首位を奪ったKy.ブッシュであったが、終盤はハーヴィックを追いつめることができず、2位でチェッカー。3位、4位には常にトップ10圏内でのバトルを繰り広げたアルミローラとウォレスが続き、ボダインが5位。惜しくも優勝は果たせなかったが、"トヨタ タンドラ"は2-3-4-5位を占める活躍を見せた。
今季から自身のチームを率いて参戦しているKy.ブッシュにとっては、2位という結果はチーム最高位フィニッシュとなる。
今大会の結果、ボダインがドライバーズランキングの首位に浮上。開幕戦勝利を挙げたティモシー・ペターズは今大会6位でフィニッシュし、ランキング2位につけている。
次戦第3戦は3月27日(土)に米国東部ヴァージニア州マーティンスビルのマーティンスビル・スピードウェイで開催される。
ドライバー カイル・ブッシュ:
「出来る限りの全てを尽くし、良い走りが出来た。カイル・ブッシュ・モータースポーツとスタッフのために着実に走った。彼らの働きに値する成績だと思う。彼らは冬季オフシーズンの間、非常にハードな作業で素晴らしい仕事を成し遂げてくれた」
リザルト
第2戦 E-Z-GO 200 決勝結果 | |||||
---|---|---|---|---|---|
順位 | 予選 | No. | ドライバー名 | 車種 | 周回 |
1 | 4 | 2 | ケヴィン・ハーヴィック | シボレー | 130 |
2 | 2 | 18 | カイル・ブッシュ | トヨタ タンドラ | 130 |
3 | 7 | 51 | アリック・アルミローラ | トヨタ タンドラ | 130 |
4 | 6 | 15 | スティーブ・ウォレス | トヨタ タンドラ | 130 |
5 | 10 | 30 | トッド・ボダイン | トヨタ タンドラ | 130 |
7 | 30 | 17 | ティモシー・ペターズ | トヨタ タンドラ | 130 |
12 | 21 | 90 | ブラッド・スイート | トヨタ タンドラ | 130 |
13 | 11 | 56 | テイラー・マルサム | トヨタ タンドラ | 130 |
14 | 17 | 5 | マイク・スキナー | トヨタ タンドラ | 130 |
15 | 15 | 81 | デイビッド・スター | トヨタ タンドラ | 130 |
19 | 18 | 60 | ステイシー・コンプトン | トヨタ タンドラ | 129 |
20 | 22 | 7 | ジャスティン・ロフトン | トヨタ タンドラ | 128 |
観客数(主催者発表):25,000人 |
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