NASCAR NATIONWIDE SERIES
第5戦 Nashville 300
開催日:4月3日
終盤の追い上げも僅かに届かず。
"トヨタ カムリ"が2-3位フィニッシュ
"トヨタ カムリ"勢最上位の2位でフィニッシュしたリード・ソーレンソン(#32)と
3位に入ったカイル・ブッシュ(#18)
4月3日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第5戦「Nashville 300」が米国南部テネシー州レバノンのナッシュビル・スーパースピードウェイで開催された。
カントリー・ミュージックの中心地であり"ミュージック・シティ"とも呼ばれるナッシュビルの近郊に位置するこのコースは、路面がコンクリート舗装となっており、優勝者には"ギブソン・レスポール"ギターにスペシャルカラーリングを施したトロフィーが渡されることでも知られている。
このコースでは、ネイションワイド・シリーズ戦は年間2戦行われているが、昨年は4月の第6戦でジョーイ・ロガーノが勝利。カイル・ブッシュが2位で1-2フィニッシュ。6月の第13戦ではカイル・ブッシュが勝利を挙げている。
3日(土)午前11時5分から予選が行われ、ロガーノが、前戦ブリストルに続き2戦連続となるポールポジションを獲得。Ky.ブッシュが6番手、スティーブ・ウォレスが9番手、トレヴァー・バインが10番手につけ、10台の"トヨタ カムリ"が決勝へと駒を進めた。
午後3時19分、1.333マイルオーバルを225周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースのグリーンフラッグが振られた。
ポールポジションのロガーノは順調に首位を守ってのスタート。31周目にイエローコーションが出されると、ピット作業時間で3位へと後退したが、48周目に再び首位を奪還。後続との差を広げていった。
113周目には多重クラッシュが発生し、14分間に渡って赤旗中断。その直前、グリーン下でのピットとイエローコーションによって順位が大きく入れ替わっていたが、120周目に再スタートが切られると、ロガーノはまたしても首位を奪い返した。
残り周回が50周を切った181周目、ロガーノと首位を争っていたブラッド・ケセロウスキー(ダッジ)がグリーン下でピットイン。翌周にはロガーノが最後のピットストップへ。これで3位を走行していたKy.ブッシュが首位、15番手スタートから追い上げ、常にトップ10圏内での走行を続けてきたリード・ソーレンソンが3位となった。
その直後、191周目にこの日8度目のイエローコーション。上位勢が一斉にピットへ。グリーン下のピットで周回遅れとなっていたロガーノは首位と同一周回には復帰したが、 20位と大きく順位を落としてしまった。
196周目、Ky.ブッシュが2位、ソーレンソン3位、ブレンダン・ゴーアン4位、この日好調なマイケル・アネットが7位で再スタート。首位には、多くの車両が4本タイヤを交換する中で、2本のみの交換としピットタイムを抑えたケヴィン・ハーヴィック(シボレー)が浮上した。
まもなくソーレンソンがKy.ブッシュをかわし、首位のハーヴィックを猛追。背後まで迫ったが、僅か0.199秒及ばず、2位でチェッカー。Ky.ブッシュが3位。レースの半分を越える122周に渡って首位を走行し、レースを支配しながら、不運なコーションのタイミングでポジションを落としたロガーノは、最後に追い上げ8位。アネット9位、ゴーアンが10位に入り、"トヨタ カムリ"は5台がトップ10でフィニッシュした。
次戦第6戦は4月9日(金)、米国南西部アリゾナ州フェニックスのフェニックス・インターナショナル・レースウェイで行われる。
ドライバー リード・ソーレンソン:
「最後まで33号車(ケヴィン・ハーヴィック)を捕まえられると思っていた。我々は今日ずっとトップ3か4レベルの速さを持っていたが、ピットストップで順位を落としてしまった。しかし我々の"トヨタ カムリ"はそこから前走車をパスして行けるだけの十分な速さを持っていた。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。来週のレースが待ちきれない」
リザルト
第5戦 Nashville 300 決勝結果 | |||||
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順位 | 予選 | No. | ドライバー名 | 車種 | 周回 |
1 | 2 | 33 | ケヴィン・ハーヴィック | シボレー | 225 |
2 | 15 | 32 | リード・ソーレンソン | トヨタ カムリ | 225 |
3 | 6 | 18 | カイル・ブッシュ | トヨタ カムリ | 225 |
8 | 1 | 20 | ジョーイ・ロガーノ | トヨタ カムリ | 225 |
9 | 12 | 15 | マイケル・アネット | トヨタ カムリ | 225 |
10 | 21 | 62 | ブレンダン・ゴーアン | トヨタ カムリ | 225 |
12 | 10 | 99 | トレヴァー・バイン | トヨタ カムリ | 225 |
15 | 13 | 11 | ブライアン・スコット | トヨタ カムリ | 225 |
33 | 25 | 10 | マイキー・カイル | トヨタ カムリ | 148 |
36 | 9 | 66 | スティーブ・ウォレス | トヨタ カムリ | 112 |
39 | 32 | 38 | ジェイソン・リフラー | トヨタ カムリ | 86 |
観客数(主催者発表):17,000人 |
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NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第4戦 Nashville 200
開催日:4月2日
カイル・ブッシュが自らのチームで今季初勝利!
自身のチームでの初勝利をポール・トゥ・ウィンで飾り、
ギター・トロフィーを獲得したカイル・ブッシュ
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第4戦「Nashville 200」が4月2日(金)にナッシュビル・スーパースピードウェイで開催された。
2日(金)決勝を前に午後4時から予選が行われ、今季、自身のチームを立ち上げたカイル・ブッシュがポールポジションを獲得。チームに初のポールポジションをもたらした。今季開幕戦で勝利を挙げ、目下ランキング首位のティモシー・ペターズが2番手、マイク・スキナーが4番手、アリック・アルミローラが7番手、ジャスティン・ロフトンが10番手につけ、10台の"トヨタ タンドラ"が決勝へ進んだ。
午後7時20分、1.333マイルオーバルを150周(200マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのKy.ブッシュはスタートから快走を見せ、後続を引き離して行った。
イエローコーションがほとんど出ない展開で、中盤ペターズとトッド・ボダインに首位を譲る場面もあったが、101周目にこの日3度目の首位に立ったKy.ブッシュは独走状態。5連勝のかかっているケヴィン・ハーヴィック(シボレー)に一時接近されるも、再び引き離し、150周中131周に渡って首位を走る圧倒的な速さで今季初勝利。自身のチーム初勝利をポール・トゥ・ウィンで飾った。
4位はペターズ、5位にボダイン。Ky.ブッシュを含めたこの3台のみが今レースで首位を走行。"トヨタ タンドラ"は一度も首位を譲ることのない速さを見せた。7位にスキナー、8位アルミローラと続き"トヨタ タンドラ"は5台がトップ10フィニッシュ。
ペターズは開幕からの4戦全てでトップ10フィニッシュという安定した成績でランキング首位の座を守り、2位アルミローラ、3位ボダインも変わらず"トヨタ タンドラ"のドライバーによるランキングトップ3独占も堅守している。
次戦第5戦は5月2日(日)に米国中西部カンザス州カンザスシティのカンザス・スピードウェイで開催される。
ドライバー カイル・ブッシュ:
「とても素晴らしい気分だ。自分の所有するチームで、ハードに働いてくれたクルーと共に勝利を挙げられるというのは格別だ。この"トヨタ タンドラ"を準備するために、工場で長時間の作業を行ってきた。クルーチーフは驚くべき仕事を成し遂げ、私に素晴らしい"トヨタ タンドラ"を用意してくれた。自らのチームでここに来るという夢は叶った。しかし、そこで勝つというのはまた特別なことだ」
リザルト
第4戦 Nashville 200 決勝結果 | |||||
---|---|---|---|---|---|
順位 | 予選 | No. | ドライバー名 | 車種 | 周回 |
1 | 2 | 33 | ケヴィン・ハーヴィック | シボレー | 225 |
2 | 15 | 32 | リード・ソーレンソン | トヨタ カムリ | 225 |
3 | 6 | 18 | カイル・ブッシュ | トヨタ カムリ | 225 |
8 | 1 | 20 | ジョーイ・ロガーノ | トヨタ カムリ | 225 |
9 | 12 | 15 | マイケル・アネット | トヨタ カムリ | 225 |
10 | 21 | 62 | ブレンダン・ゴーアン | トヨタ カムリ | 225 |
12 | 10 | 99 | トレヴァー・バイン | トヨタ カムリ | 225 |
15 | 13 | 11 | ブライアン・スコット | トヨタ カムリ | 225 |
33 | 25 | 10 | マイキー・カイル | トヨタ カムリ | 148 |
36 | 9 | 66 | スティーブ・ウォレス | トヨタ カムリ | 112 |
39 | 32 | 38 | ジェイソン・リフラー | トヨタ カムリ | 86 |
観客数(主催者発表):12,000人 |
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