NASCAR NATIONWIDE SERIES
第19戦 Missouri-Illinois Dodge Dealers 250
開催日:7月17日
"トヨタ カムリ"2-3位フィニッシュ
2位フィニッシュを果たしたリード・ソーレンソン(#32)
7月17日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第19戦「Missouri-Illinois Dodge Dealers 250」が米国中部
イリノイ州マディソンのゲートウェイ・インターナショナル・レースウェイで開催された。
この週末はスプリント・カップ・シリーズのレースはなく、ネイションワイド・シリーズとキャンピング・ワールド・トラック・
シリーズがゲートウェイで開催された。キャンピング・ワールド・トラック・シリーズは前日夜行われる予定であったが、近隣地域の電力供給障害により順延となり、17日(土)、練習走行から予選、決勝までを一日で行うネイションワイド・シリーズの間を縫ってのダブルヘッダー開催となった。
17日(土)午前中の練習走行に続き、キャンピング・ワールド・トラック・シリーズの決勝が終わってすぐの午後3時35分より予選が行われ、トレヴァー・バインが今季初、自身キャリア2度目となるポールポジションを獲得。ブレンダン・
ゴーアンが4番手、ブラッド・コールマンが7番手につけ、11台の"トヨタ カムリ"が決勝へと進んだ。
まだ日の残る午後7時17分、まだ気温は30度をはるかに上回るコンディションで 1.25マイルオーバルを200周
(250マイル:約400km)して競われる決勝レースがスタート。
ポールポジションからスタートを切ったバインは、1周目は首位を守ったが、2周目にブラッド・ケセロウスキー(ダッジ)にかわされ、2位に後退。そのまま2位のポジションで逆転のチャンスを伺った。
45周目にこの日最初のイエローコーションが出されると全車ピットイン。このピットでバインは首位の座を奪い返したが、速さで勝るケセロウスキーに再びかわされてしまった。
一方、13番手からスタートし、このイエローコーションからの再スタート時には6位まで順位を上げていたリード・
ソーレンソンは、ホイールが緩むアクシデントに見舞われ、痛恨のグリーン下でのピットイン。周回遅れとなってしまった。
その後はイエローコーションが出ず、110周前後から各車グリーン下でピットイン。全車がピットを終えた時点で、バインが5位、スティーブ・ウォレスが6位、ブライアン・スコットが7位、マット・ディベネデットが9位、スプリント・カップ・シリーズで"トヨタ カムリ"をドライブしているマーティン・トゥルークス・Jr.の実弟で、今大会がネイションワイド・シリーズデビュー戦となるライアン・トゥルークスが10位までポジションを上げてきた。
143周目にこの日2度目のイエローコーションとなり、上位勢はピットイン。ここでソーレンソンらはピットに入らず、トップと同一周回に復帰。
再スタートが切られてまもなくの151周目、ブラッド・コールマンとディベネデットが接触し、クラッシュ。178周目には10位を走行していたトゥルークスがスピンを喫し、後部から壁にクラッシュ。無念のリタイアとなってしまった。
このクラッシュで出されたイエローコーションで、上位勢はピットに向かったが、バイン、ソーレンソン、スコット、ゴーアンらがコース上に残り、ポジションをアップ。バインはこの再スタートではトップを守ったが、直後に再び出されたイエローコーションからの再スタートでベテラン勢の追撃を防ぎきれず、5位に後退。
レースは194周目にテイラー・マルサムらが巻き込まれた多重クラッシュが発生し、4分間に渡って赤旗中断。199周目、最後の2周での再スタートとなった。
ソーレンソンが3番手、バイン4番手、S.ウォレス5番手で再スタートが切られたが、最前列で首位を争うカール・
エドワーズ(フォード)とケセロウスキーが接触しあう激しいバトルの末、チェッカーフラッグ直前でケセロウスキーがスピン。後続が次々と突っ込む多重クラッシュでレースの幕が下ろされることとなった。
"トヨタ カムリ"の上位勢はこのクラッシュを上手く避け、ソーレンソンが2位、バインが3位、ウォレスが5位、スコットが6位でフィニッシュ。4台がトップ10フィニッシュを果たした。
次戦第20戦は7月24日(土)、米国中部インディアナ州インディアナポリスのオライリー・レースウェイ・パークで行われる。
ドライバー リード・ソーレンソン:
「長い夜だった。周回遅れになり、後方での戦いを強いられたが、ピット戦略が上手く行った。178周目のイエローコーション時は、タイヤが摩耗していたが、コース上に残る以外の選択肢はなかった。ファイナルラップでは何が起こるか全くわからなかった。60号車(カール・エドワーズ)が22号車(ブラッド・ケセロウスキー)の右リアに接触した。私はイン側に向かい、60号車に当たらないことを願っていた」
リザルト
第19戦 Missouri-Illinois Dodge Dealers 250 決勝結果 | |||||
---|---|---|---|---|---|
順位 | 予選 | No. | ドライバー名 | 車種 | 周回 |
1 | 8 | 60 | カール・エドワーズ | フォード | 200 |
2 | 13 | 32 | リード・ソーレンソン | トヨタ カムリ | 200 |
3 | 1 | 99 | トレヴァー・バイン | トヨタ カムリ | 200 |
5 | 9 | 66 | スティーブ・ウォレス | トヨタ カムリ | 200 |
6 | 6 | 11 | ブライアン・スコット | トヨタ カムリ | 200 |
11 | 33 | 15 | マイケル・アネット | トヨタ カムリ | 200 |
17 | 4 | 62 | ブレンダン・ゴーアン | トヨタ カムリ | 198 |
18 | 20 | 10 | テイラー・マルサム | トヨタ カムリ | 198 |
23 | 24 | 38 | ジェイソン・リフラー | トヨタ カムリ | 196 |
28 | 19 | 0 | ライアン・トゥルークス | トヨタ カムリ | 178 |
29 | 18 | 20 | マット・ディベネデット | トヨタ カムリ | 163 |
30 | 7 | 18 | ブラッド・コールマン | トヨタ カムリ | 150 |
観客数(主催者発表):52,000人 |
|
|
NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第11戦 CampingWorld.com 200
開催日:7月17日
5台の"トヨタ タンドラ"がトップ10フィニッシュ
"トヨタ タンドラ"勢最上位の4位でフィニッシュ。
ランキングトップを守ったトッド・ボダイン(#30)
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第11戦「CampingWorld.com 200」が7月17日 (土)にゲートウェイ・インターナショナル・レースウェイで開催された。
16日(金)2度の練習走行の後、午後5時半から予選が行われ、ジャスティン・ロフトンが4番手、ティモシー・ペターズが7番手、ブライアン・イックラーが10番手グリッドを確保。ランキング首位を争うトッド・ボダインは14番手、アリック・ アルミローラは16番手につけ、10台の"トヨタ タンドラ"が決勝に進んだ。
予選後、午後8時から決勝レースが予定されていたが、周辺地域の電力供給トラブルにより、コースを照らすライトが十分に働かず、レースは翌日に順延となった。
17日(土)午後12時46分、30度台後半という猛暑の中で、1.25マイルオーバルを160周(200マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。
序盤は、4番手スタートのロフトンが若干ポジションを落としたものの、7番手スタートのペターズ、14番手からポジションを上げたボダインらと共に、トップ10圏内でのバトルを展開。序盤トップ10につけていたイックラーは、7位走行中の19周目に右リアタイヤのパンクに見舞われグリーン下でピットイン。ほぼ最後尾まで順位を落としてしまった。
一方、16番手スタートのアルミローラは、51周目、この日2度目のイエローコーション時のピットで12位までポジションを上げると、再スタート後も好走を見せ前走車をパス。74周目、この日3度目のイエローコーションで上位勢がピットインすると、アルミローラは給油のみでタイヤ交換を行わず、一気にトップに立った。
しかし、再スタートしてまもなく、ケヴィン・ハーヴィック(シボレー)、ケセロウスキーらの先行を許し、徐々に後退。代わってペターズとボダインが前を行く2台を追う展開となった。
124周目には、レースを通してトップ10圏内で走行を続けていたロフトンがメカニカルトラブルでスローダウン。無念の戦線離脱となった。
これによりイエローコーションが出され、各車この日最後となるピットイン。ボダインが4位、ペターズが5位、
アルミローラ8位で再スタート。
ボダインとペターズは激しく4位を争いながら、更に上位浮上のチャンスを伺ったが、届かず。ボダインが"トヨタ タンドラ"勢最上位となる4位でフィニッシュ。ペターズが6位、アルミローラは8位。ほぼ最後尾から着実に追い上げた
イックラーが9位。マイク・スキナーが10位でチェッカーを受け、"トヨタ タンドラ"は5台がトップ10フィニッシュを果たした。
今大会の結果、ボダインはランキングトップの座を守り、アルミローラも2位をキープしている。
次戦第11戦は7月23日(金)にオライリー・レースウェイ・パークで開催される。
ドライバー トッド・ボダイン:
「今日ドライブした"トヨタ タンドラ"はテキサスで勝ったときの車両だったが、あまりの暑さに背中にやけどを負った。本来ならナイトレースだったはずで、こんなに熱くはならなかっただろう。練習走行の後、シート等に必要だと思われる加工を行ったが、それでもやけどを負ってしまった。我々の"トヨタ タンドラ"は問題なかった。序盤は好調とは言えなかったが、クルーチーフがいつも通り素晴らしい判断で調整をしてくれたので、上位争いに加わることができた。ピットストップでも幾つか順位を挙げることが出来た。我々のクルーは間違いなくピットロードで最速のチームだ。我々はポイントリーダーであり、冷静にトップ5フィニッシュを果たせたことに満足している」
リザルト
第11戦 CampingWorld.com 200 決勝結果 | |||||
---|---|---|---|---|---|
順位 | 予選 | No. | ドライバー名 | 車種 | 周回 |
1 | 1 | 2 | ケヴィン・ハーヴィック | シボレー | 160 |
2 | 3 | 29 | ブラッド・ケセロウスキー | ダッジ | 160 |
3 | 5 | 13 | ジョニー・ソーター | シボレー | 160 |
4 | 14 | 30 | トッド・ボダイン | トヨタ タンドラ | 160 |
6 | 7 | 17 | ティモシー・ペターズ | トヨタ タンドラ | 160 |
8 | 16 | 51 | アリック・アルミローラ | トヨタ タンドラ | 160 |
9 | 10 | 18 | ブライアン・イックラー | トヨタ タンドラ | 160 |
10 | 13 | 5 | マイク・スキナー | トヨタ タンドラ | 160 |
13 | 25 | 81 | デイビッド・スター | トヨタ タンドラ | 160 |
15 | 21 | 9 | マックス・パピス | トヨタ タンドラ | 160 |
16 | 20 | 90 | ブラッド・スウィート | トヨタ タンドラ | 160 |
17 | 22 | 15 | スティーブ・ウォレス | トヨタ タンドラ | 160 |
27 | 4 | 7 | ジャスティン・ロフトン | トヨタ タンドラ | 127 |
観客数(主催者発表):18,000人 |
|
|