2010年10月25日(月)配信

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第32戦 Tums Fast Relief 500

開催日:10月24日

地元デニー・ハムリンが今季7勝目!
ランキングで首位に6ポイント差まで詰める

写真
地元で今季7勝目を挙げたデニー・ハムリン

 10月24日(日)、米国東部バージニア州マーティンスビルのマーティンスビル・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第32戦「Tums Fast Relief 500」が開催された。
 全10戦で争われるプレーオフ"チェイス"も6戦目に入り、折り返しを越えて迎えるのは、NASCARスプリント・カップ・シリーズが開催されるコースでは最も1周の長さが短いマーティンスビル。1周僅か0.526マイル(約850m)しかなく、その形状から「ペーパークリップ」とも称されるコースは、バンク角も小さめの難コース。
 60年以上の長い歴史を持つ同コースでは、3月と10月の年2回レースが開催されるが、ここは地元バージニア州出身のデニー・ハムリンが得意としており、2008年春のレースで地元初勝利を挙げた後、2009年秋のレースと、2010年春のレースで連勝。現在"チェイス"でランキング2位につけ、悲願のタイトル獲得を狙うハムリンにとって、得意のコースでの活躍に期待がかかった。

 22日(金)午後3時10分より予選が行われ、ハムリンが今季2度目のポールポジションを獲得。マーコス・アンブローズが2番手につけ、"トヨタ カムリ"が最前列グリッドを独占。デイビッド・ロイティマンが8番手、"チェイス"を戦う
カイル・ブッシュは26番手からのスタートとなり、"トヨタ カムリ"は12台が決勝へと進んだ。

 24日(日)午後1時17分、好天の下で0.526マイルオーバルを500周(263マイル:約420km)して競われる決勝レースがスタート。
 ポールポジションのハムリンはポジションを守ったが、10周目に2番手スタートから後方につけていたアンブローズが
ハムリンをパスし、首位奪取。アンブローズにとっては、初めてのショートオーバルでの首位走行となった。
 アンブローズが後方との差を広げる一方で、ハムリンは、セッティングが合わず徐々にポジションダウン。ロイティマンがトップ5圏へと浮上した。
 49周目に他車のクラッシュによりこの日初めてのイエローコーションが出され、全車ピットイン。53周目にアンブローズが2番手、ロイティマンが3番手、ハムリン17番手で再スタート。
 このピットイン時に行った調整が効を奏したハムリンはポジションを挽回。ランキングを争うケヴィン・ハーヴィック(シボレー)、ジミー・ジョンソン(シボレー)らと5位争いを展開。104周目にはついに彼らをパスし、110周目には アンブローズもパス。4位に浮上した。
 その後、イエローコーションが多発する中で、ハムリンはトップ3圏で"チェイス"ドライバーらとの上位争いを繰り広げた。一方、トップ10圏内につけていたロイティマンは、232周目、9度目のイエローコーションからの再スタート直後、後方
から接触されてスピンし壁にクラッシュ。ダメージを負い修復を余儀なくされてしまった。
 この9度目のイエローコーション時、ハムリンら上位を争っていたドライバーがピットへ向かったのに対し、その後方の13台がコース上に残るという戦略を採り、大きく順位が入れ替わった。ここでコースに残ったKy.ブッシュが2位に浮上。ハムリンは18位まで後退。
 ハンドリングに苦しみながらも粘り強い走りを続けたハムリンは、300周目にはトップ10まで復帰。尚もポジションを上げ、350周目にこの日12度目のイエローコーションで、上位全車がピットへ向かうと、Ky.ブッシュの前、4位で残り150周の再スタートとなった。
 その後、若干ポジションを落としたハムリンだったが、384周目にこの日14度目のイエローコーションが出されると、
各車最後のピットイン。ここで素晴らしいピットクルーの作業により、ハムリンは3番手でピットアウト。
 コース上に残った車両がいたため、ハムリンが4番手、Ky.ブッシュが6番手で再スタートを切ると、2台共に猛プッシュを見せ、首位争いを展開。最後の100周は、この2台を含む、"チェイス"を戦う5台のドライバーによるバトルとなった。
 ハーヴィック、ジェフ・バートン(シボレー)とハムリンの3台が抜け出し、激しい首位争いが展開されたが、ハムリンは456周目にバートンをパスし2位。尚もハーヴィックとサイド・バイ・サイドでのバトルを続け、471周目に、ついに首位を
奪還。
 その後は後続との差を広げていき、最後は2秒以上の差をつけてトップチェッカー。今季7勝目を挙げると共に、地元
マーティンスビルでの3連勝を飾った。Ky.ブッシュは4位。ジョーイ・ロガーノが6位に入った。
 今大会の結果、ハムリンはランキング2位こそ変わらないものの、首位のジョンソンが5位となったため、その差は僅か6ポイント差まで詰まった。Ky.ブッシュもひとつポジションを上げ、首位と172ポイント差の4位につけている。

 次戦第33戦は10月31日(日)、"チェイス"唯一の超高速オーバルである、米国南部アラバマ州タラデガの
タラデガ・スーパースピードウェイで行われる。

ドライバー デニー・ハムリン:
「今日は最後の最後まで、なかなか最高の状態にはならず、クルーチーフとクルーは、調整に次ぐ調整を続けた。
そして、ピットクルーは最後の再スタート時に6位から3位へとポジションアップを果たしてくれ、それでイン側ラインを
取れたというのが今日のレースの鍵になった。左リアタイヤの状況が心配だった。皆が見ていたように私は後退を
余儀なくされ、私のレースは終わったかと思った。しかし、その後も諦めずに戦い、順位を上げるべく努力を続け、
最後は最高の状態に仕上げることができた。これこそが逆転勝利だ」

リザルト

第32戦 Tums Fast Relief 500 決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 1 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 500
2 21 5 マーク・マーティン シボレー 500
3 36 29 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 500
4 26 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 500
6 22 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 500
14 33 83 ケーシー・カーン トヨタ カムリ 500
22 41 7 ロビー・ゴードン トヨタ カムリ 498
23 14 82 スコット・スピード トヨタ カムリ 498
27 8 0 デイビッド・ロイティマン トヨタ カムリ 494
29 16 56 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ カムリ 473
34 2 47 マーコス・アンブローズ トヨタ カムリ 428
40 20 13 ケイシー・メアーズ トヨタ カムリ 271
41 37 87 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 264
42 30 64 ランドン・カシル トヨタ カムリ 200
観客数(主催者発表):56,000人
ドライバーズポイント
順位ドライバー名メーカーポイント
1 ジミー・ジョンソン シボレー 5998
2 デニー・ハムリン トヨタ 5992
3 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 5936
4 カイル・ブッシュ トヨタ 5826
17 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 3649
18 デイビッド・ロイティマン トヨタ 3607
22 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ 3459
26 マーコス・アンブローズ トヨタ 3047
27 スコット・スピード トヨタ 2868
34 ロビー・ゴードン トヨタ 1792
36 リード・ソーレンソン トヨタ 1355
37 ケイシー・メアーズ トヨタ 1237
39 ジョー・ネメチェク トヨタ 1200
40 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 1158
42 マイク・ブリス トヨタ 919
43 マックス・パピス トヨタ 907
52 トッド・ボダイン トヨタ 313
55 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 200
56 P.J.ジョーンズ トヨタ 190
58 マティアス・エクストローム トヨタ 175
66 ジャック・ヴィルヌーヴ トヨタ 76
67 ジェイソン・リフラー トヨタ 68
69 テリー・ラボンテ トヨタ 43
72 チャド・マカンビー トヨタ 37
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 シボレー 236
2 トヨタ 194
3 フォード 149
4 ダッジ 125

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第32戦 5-Hour Energy 250

開催日:10月23日

ジェイソン・リフラーが4位フィニッシュ

写真
"トヨタ カムリ"勢最上位の4位でフィニッシュしたジェイソン・リフラー(#38)

 10月23日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第32戦「5-Hour Energy 250」が米国中部イリノイ州マディソンのゲートウェイ・インターナショナル・レースウェイで開催された。
 この週末は、ネイションワイド・シリーズのみ他のシリーズとは離れたゲートウェイでの開催となったため、トヨタ勢ではスプリント・カップ・シリーズのレギュラードライバーは不参加。ネイションワイド・シリーズのレギュラードライバーと、
スポット参戦ドライバーによって戦われた。

 23日(土)決勝を前に、午前9時35分から予選が行われ、マット・ディベネデットが3番手グリッドを確保。
マーティンスビルから近いノースカロライナ州グリーンズボロ出身のスティーブ・ウォレスが7番手。これまで キャンピング・ワールド・トラック・シリーズに"トヨタタンドラ"で参戦し、今大会ネイションワイド・シリーズデビューとなったブラッド・スイートが9番手。リード・ソーレンソンが10番手につけ、12台の"トヨタ カムリ"が決勝へと進んだ。

 午後2時49分、1.25マイルオーバルを200周(250マイル:約400km)して競われる決勝レースがスタート。
 序盤は7番手スタートのS.ウォレスがトップ3までポジションを上げる一方で、26番手スタートのジェイソン・リフラーと16番手スタートのブレンダン・ゴーアンが見事な追い上げでトップ10圏内に浮上。
 76周目に他車のクラッシュでこの日2度目のイエローコーションが出されると、上位勢はピットに向かい、ここで好ピット作業を見せたリフラーが6位に浮上。リフラーに続く7位につけていたゴーアンだったが、再スタート直後の83周目に
スピンを喫し、壁にヒット。ポジションを落としてしまった。
 レースが折り返しを過ぎた103周目、10台が絡む大きな多重クラッシュがバックストレート上で発生。これにゴーアン、スイート、スコット・ウィマーらが巻き込まれ、レースは20分に渡って赤旗中断となった。
 108周目、S.ウォレスが5番手、リフラーが7番手で再スタートが切られると、トップ10圏外にいたソーレンソンが見事な追い上げを見せ、134周目には6位までポジションアップ。140周を過ぎたあたりから、各車最後の給油のために、
グリーン下でのピットインを開始。最後までピットインを遅らせたソーレンソンは、157周目には一旦首位に立った。
 その後ソーレンソンもピットへ向かい、全車がピットを終えた170周目の時点で、S.ウォレスが4位、ブラッド・コールマンが6位、ソーレンソンが7位、リフラーが8位という順位で走行。
 しかし、この日常に好走を見せていたS.ウォレスは、185周目、突然のタイヤバーストに見舞われピットイン。痛恨の
ポジションダウンを余儀なくされてしまった。
 残り10周となった190周目、インディカーで活躍している人気女性ドライバー、ダニカ・パトリック(シボレー)がスピンし
クラッシュ。これでイエローコーションとなり、上位勢は最後のスプリントレースのために、タイヤを交換すべくピットイン。
ここでタイヤ2本交換としたリフラーが3つポジションをアップ。ソーレンソンともう一台がピットに入らずコース上に残った
ため、ソーレンソンがトップ、リフラーが4位で、残り4周での再スタートとなった。
 首位を逃げるソーレンソンだったが、タイヤを交換した後続の猛追は激しく、残り2周で無念の首位陥落。リフラーも
最後まで、スリーワイド(3台横に並んでのサイド・バイ・サイド)での順位争いを展開したが、惜しくも4位でフィニッシュ。ソーレンソンが6位。コールマンが8位に入った。

 次戦第33戦は11月6日(土)、米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー ジェイソン・リフラー:
「我々はブレーキに問題を抱えていた。我々の"トヨタ カムリ"は非常に好調だったので、その問題さえなければ勝利も狙えたはずだ。リアブレーキがロックしてしまうというトラブルのために、ペースを抑えざるを得なかった。ピットクルーは素晴らしい仕事をしてくれた。最後はややワイルドなフィニッシュだった。我々は2本タイヤを交換しており、後続勢は4本交換、前の32号車(リード・ソーレンソン)はタイヤ無交換という状況だった。これらの車両がファイナルラップまで接近戦を繰り広げることとなったが、最後までクリーンなレースを戦うことができた」

リザルト

第33戦 5-Hour Energy 250 決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 20 22 ブラッド・ケセロウスキー ダッジ 200
2 4 33 マイク・ブリス シボレー 200
3 1 12 ジャスティン・アルゲイヤー ダッジ 200
4 26 38 ジェイソン・リフラー トヨタ カムリ 200
6 10 32 リード・ソーレンソン トヨタ カムリ 200
8 12 18 ブラッド・コールマン トヨタ カムリ 200
12 7 66 スティーブ・ウォレス トヨタ カムリ 199
13 19 28 ケニー・ウォレス トヨタ カムリ 199
15 18 99 ライアン・トゥルークス トヨタ カムリ 199
21 27 15 マイケル・アネット トヨタ カムリ 195
24 3 20 マット・ディベネデット トヨタ カムリ 161
26 16 62 ブレンダン・ゴーアン トヨタ カムリ 150
31 9 11 ブラッド・スイート トヨタ カムリ 103
32 32 10 スコット・ウィマー トヨタ カムリ 102
39 22 56 ケヴィン・リペイジ トヨタ カムリ 2
観客数(主催者発表):19,000人
ドライバーズポイント
順位ドライバー名メーカーポイント
1 ブラッド・ケセロウスキー ダッジ 5144
2 カール・エドワーズ フォード 4659
3 カイル・ブッシュ トヨタ 4439
8 ジェイソン・リフラー トヨタ 3593
9 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 3557
10 スティーブ・ウォレス トヨタ 3554
11 ブレンダン・ゴーアン トヨタ 3431
12 マイケル・アネット トヨタ 3342
13 リード・ソーレンソン トヨタ 3317
38 ジェイムズ・ビュッシャー トヨタ 1193
39 テイラー・マルサム トヨタ 1045
42 ケヴィン・リペイジ トヨタ 971
46 ブラッド・コールマン トヨタ 776
50 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 733
53 ケーシー・カーン トヨタ 685
57 デニー・ハムリン トヨタ 652
61 マット・ディベネデット トヨタ 585
62 ライアン・トゥルークス トヨタ 579
64 デイビッド・ロイティマン トヨタ 514
69 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ 428
74 ジャック・ヴィルヌーヴ トヨタ 405
86 マーコス・アンブローズ トヨタ 264
96 リッキー・カーマイケル トヨタ 179
104 ロビー・ゴードン トヨタ 126
105 パトリック・ロング トヨタ 126
125 ブラッド・スイート トヨタ 70
127 ケイシー・メアーズ トヨタ 70
130 パトリック・カーペンティア トヨタ 67
131 マイキー・カイル トヨタ 64
134 デリック・グリフィン トヨタ 55
140 チャド・ブラウント トヨタ 43
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 トヨタ 221
2 シボレー 171
3 ダッジ 164
4 フォード 148

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第21戦 Kroger 200

開催日:10月23日

カイル・ブッシュが惜しくも2位
"トヨタ タンドラ"が2位から7位を独占

写真
2位フィニッシュとなったカイル・ブッシュ(#18)と
3位に入ったトッド・ボダイン(#30)

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第21戦「Kroger 200」が10月23日 (土)にマーティンスビル・スピードウェイで開催された。

 22日(金)2回の練習走行に続き、午後4時40分から予選開始。カイル・ブッシュが今季6度目のポールポジションを
獲得。ジェイソン・ホワイトが7番手、マイク・スキナーが10番手、ランキング首位を争うアリック・アルミローラが15番手、
トッド・ボダインは24番手につけ、 11台の"トヨタ タンドラ"が決勝へと進んだ。
 今大会には、NASCARで過去最多となる、4名の女性ドライバーが参戦することでも注目を集めた。"トヨタ タンドラ"で出場する18歳の女性ドライバー、ジョハンナ・ロングは今季5度目の同シリーズ参戦で、17番手グリッドを確保した。

 23日(土)午後1時18分、0.526マイルショートオーバルを200周(105.2マイル:約170km)して競われる決勝レースが
スタート。
 ポールポジションのKy.ブッシュはスタート直後は首位の座を守ったが、7周目にケヴィン・ハーヴィック(シボレー)の
先行を許し、その後はハーヴィックのチームメイトであるロン・ホーナディ(シボレー)らシボレー勢との激しい首位争いと
なった。
 一方、ランキング首位につけるボダインは、今大会アメリカの乳がん意識向上月間にあわせ、ピンク色をあしらった
スペシャルカラーで出場。24番手から徐々に追い上げ、 41周目、この日3度目のイエローコーションで上位勢が一斉にピットインすると、序盤一度ピットインしていたボダインはタイヤを交換せず、最後まで走りきれるだけの燃料を給油し、
一気に10位までポジションを上げた。
 その後、59周目と92周目にもイエローコーションが出され、各車戦略にあわせてピットへ向かったが、ボダインは
ピットインせず。92周目、ついに首位に躍り出た。
 92周目のイエローコーションでピットに入ったKy.ブッシュは、タイヤ交換と調整を行い、 13位まで後退。しかし、
再スタート後素晴らしい追い上げを見せ、143周目には3位までポジションアップ。
 165周目、昨年の同大会で初優勝を果たし、このレースでも4位を走行していたティモシー・ペターズが狭いコース内での接触から、壁にクラッシュ。この車両排除のために、8分余りに渡ってレースは赤旗中断となった。
 174周目に再スタートが切られると、首位のボダインを2番手から好スタートを切ったKy.ブッシュがパス。そのまま
Ky.ブッシュが逃げ切るかと思われた。
 しかし、レースは終了直前にクラッシュによるイエローコーションが連続して発生。レースは予定よりも6周延長され、"グリーン・ホワイト・チェッカー"で決されることとなった。
 首位で再スタートを切ったホーナディに、2番手のKy.ブッシュ、3番手のボダインが襲いかかったが、狭いコースでの
パッシングは叶わず、そのままの順位でチェッカー。
 Ky.ブッシュが2位、ボダインが3位、以下ジェイソン・ホワイト、アルミローラ、スキナー、デイビッド・スターと続き、
"トヨタ タンドラ"は勝利こそのがしたものの、2位から7位までを占める結果となった。
 Ky.ブッシュは今季同シリーズにスポット参戦で、これまで12戦に出場し、うち8戦でトップ2フィニッシュという好結果。フル参戦のボダインも21戦中15戦目のトップ5フィニッシュを果たし、ランキング2位のアルミローラとの差を20ポイント
広げた。

 次戦第22戦は10月30日(土)にタラデガ・スーパースピードウェイで開催される。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「全体的には良い一日で、レースらしいレースを戦うことができた。今日はレースの大半を、2号車(ケヴィン・ハーヴィック)と33号車(ロン・ホーナディ)の攻略に費やした。アンダーステア症状が強く、望み通りの車両に仕上げることが
できず、彼らにやられてしまった。来週こそは勝ちに行く」

リザルト

第21戦 Kroger 200 決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 3 33 ロン・ホーナディ シボレー 206
2 1 18 カイル・ブッシュ トヨタ タンドラ 206
3 24 30 トッド・ボダイン トヨタ タンドラ 206
4 7 23 ジェイソン・ホワイト トヨタ タンドラ 206
5 15 51 アリック・アルミローラ トヨタ タンドラ 206
6 10 5 マイク・スキナー トヨタ タンドラ 206
7 13 81 デイビッド・スター トヨタ タンドラ 206
13 11 7 ジャスティン・ロフトン トヨタ タンドラ 206
18 16 15 ジェイソン・ボウルズ トヨタ タンドラ 206
22 17 20 ジョハンナ・ロング トヨタ タンドラ 206
31 21 97 マット・ロフトン トヨタ タンドラ 198
34 12 17 ティモシー・ペターズ トヨタ タンドラ 163
観客数(主催者発表):20,000人
ドライバーズポイント
順位ドライバー名メーカーポイント
1 トッド・ボダイン トヨタ 3371
2 アリック・アルミローラ トヨタ 3089
3 ジョニー・ソーター シボレー 3001
7 ティモシー・ペターズ トヨタ 2834
8 マイク・スキナー トヨタ 2699
9 デイビッド・スター トヨタ 2650
11 ジャスティン・ロフトン トヨタ 2503
16 カイル・ブッシュ トヨタ 2043
25 ブライアン・イックラー トヨタ 980
27 テイラー・マルサム トヨタ 922
35 ジョニー・ベンソン トヨタ 735
37 ブラッド・スイート トヨタ 705
40 ネルソン・ピケ・Jr. トヨタ 644
42 マックス・パピス トヨタ 562
48 スティーブ・ウォレス トヨタ 477
49 ジョハンナ・ロング トヨタ 428
66 ミゲル・パルド トヨタ 241
67 ジェイソン・ボウルズ トヨタ 224
69 スティーヴ・パーク トヨタ 197
71 ケーシー・カーン トヨタ 175
77 デニー・ハムリン トヨタ 143
98 ジェシー・スミス トヨタ 76
101 テッド・マスグレイヴ トヨタ 70
106 ジャスティン・ホブグッド トヨタ 58
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 トヨタ 160
2 シボレー 150
3 ダッジ 80
4 フォード 72