2010年11月15日(月)配信

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第35戦 Kobalt Tools 500

開催日:11月14日

デニー・ハムリン、12位に終わるもランキング首位は維持
僅差のタイトル争いは最終戦で決定へ

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最多の190周に渡り首位を走行。終盤の給油で後退し、12位でフィニッシュも
ランキング首位の座は守ったデニー・ハムリン(#11:先頭)

 11月14日(日)、米国南西部アリゾナ州エイボンデールのフェニックス・インターナショナル・レースウェイでNASCAR
スプリント・カップ・シリーズ第35戦「Kobalt Tools 500」が開催された。
 残り2戦となったタイトル争いは、僅差のまま続いており、まだまだ予断を許さない。デニー・ハムリンは前戦テキサスで見事今季8勝目を挙げ、ランキング首位に浮上したが、2位のジミー・ジョンソン(シボレー)、3位のケヴィン・ハーヴィック(シボレー)との差はわずかであり、1レースで最大195ポイント(決勝に出場すれば最後尾43位でも34ポイント)獲得できるNASCARでは、最後まで取りこぼすことなく上位入賞を続けることが必要となる。

 12日(金)午後3時45分より予選が行われ、デイビッド・ロイティマンが6番手、カイル・ブッシュが7番手、
ジョーイ・ロガーノが10番手グリッドを確保。ハムリンは17番手につけ、 12台の"トヨタ カムリ"が決勝へと進んだ。

 14日(日)午後1時17分、1マイルオーバルを312周(312マイル:約500km)して競われる決勝レースがスタート。
 6番手スタートのロイティマンがトップ5での上位争いを展開する一方で、17番手スタートのハムリンも素早く順位を
上げ、10周目にはトップ10入り。更にKy.ブッシュやロイティマンもかわし、52周目には2位浮上。そしてこの日2度目のイエローコーションからの、65周目の再スタートを2位で切ったハムリンは、すぐに首位のカール・エドワーズ(フォード)をパスし、この日初めて首位に立った。
 ハムリンはその後素晴らしいペースで後続との差を広げ、その差は一時2秒以上に広がったが、101周目にこの日
3度目のイエローコーション。ここでピットインしたことで一旦首位の座は譲るが、106周目の再スタートが切られるとまたすぐにハムリンが首位を奪回。追いすがるエドワーズとのマッチレースを展開したが、徐々にその差を広げていった。
その後方では、Ky.ブッシュが、ハムリンとタイトルを争うジョンソンらを抑え3位を走行。
 その後はイエローコーションが出ないまま、171周目に首位のハムリンがグリーン下でピットイン。全車がピットを
終えた時点で、再びハムリンが首位に立ち、エドワーズ、Ky.ブッシュ、ジョンソン、ハーヴィックという"チェイス"ドライバーによるトップ5バトルとなった。
 Ky.ブッシュは180周目に前を行くエドワーズをかわし、ハムリンに続き"トヨタ カムリ"の1-2体制に。そのまま首位
走行を続けたハムリンは、217周目にこの日最多のリードラップ(首位走行周回数)を確定し、貴重な5ポイントボーナスを得ることとなった。
 222周目、ロビー・ゴードンがスピンを喫しこの日4度目のイエローコーション。全車ピットへ向かい給油とタイヤ交換を
行ったが、フルタンクで80周強の周回が目安となるここフェニックスでは、最後まで走りきるには厳しいタイミングでの
ピットとなった。
 このピット作業ではKy.ブッシュがトップ、ハムリンが2位で再スタートとなったが、すぐにハムリンが首位へと復帰。
 再スタート後僅か5周後の233周目に再び他車のスピンでイエローコーションとなったが、上位勢はピットに入らず。
再スタート後はハムリンとエドワーズが燃費を考慮しながらも首位争いを展開。
 しかし、その後イエローコーションは出ず、ハムリンは298周目にグリーン下でのピットインを余儀なくされ、19位に後退。
 その後、他の上位勢はピットに入らず、ペースダウンして燃料消費を抑える作戦に。ハムリンはハイペースで追い上げたが、上位勢は最後まで走りきったため、それ以上のポジションアップは叶わず、12位でフィニッシュ。"トヨタ カムリ"勢では、最後のイエローコーションでピットに入ったロガーノが、最後にジョンソンらをかわし3位まで順位を上げてチェッカーを受けた。
 ジョンソンは5位、ハーヴィックが6位で、ハムリンとの差は縮まったものの、15点差でハムリンはランキング首位の座を守り、タイトル争いはホームステッドでの最終決戦を更なる僅差で迎えることとなった。

 今シーズンの最終戦となる次戦第36戦は11月21日(日)、米国南東部フロリダ州ホームステッドのホームステッド・
マイアミ・スピードウェイで行われる。

ドライバー ジョーイ・ロガーノ:
「ここ数週間の我々の結果は信じられないものだ。5戦前から連続で7位、6位、5位、4位、そして今日3位フィニッシュを果たせた。チームは今日も最高の仕事をしてくれた。決勝レース前には多くの問題があったため、スタート直後は20位あたりまで落ちてしまった。しかし、全員が冷静を保ってレースを戦い続け、最後には上位争いに加わることが
できた」

ドライバー デニー・ハムリン:
「我々の"トヨタ カムリ"は素晴らしい仕上がりだった。それが重要だ。我々はやるべきことをやった。レースは最後、
戦略が我々の望み通りには進まなかったが、2人(ジミー・ジョンソンとケヴィン・ハーヴィック)よりもレースカーは
速かった。今日の結果は残念だが、これをバネに来週は勝ちに行く。重要なのは、来週へ向け、我々には好調な
"トヨタ カムリ"があるということだ。来週のホームステッドには、テキサスで勝利を挙げた車両を持ち込み、タイトル
獲得へ向けベストを尽くす」

リザルト

第35戦 Kobalt Tools 500 決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 1 99 カール・エドワーズ フォード 312
2 18 39 ライアン・ニューマン シボレー 312
3 10 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 312
12 17 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 312
13 7 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 312
15 11 56 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ カムリ 312
22 13 47 マーコス・アンブローズ トヨタ カムリ 311
24 24 13 ケイシー・メアーズ トヨタ カムリ 311
26 6 0 デイビッド・ロイティマン トヨタ カムリ 310
30 25 83 ケーシー・カーン トヨタ カムリ 310
33 34 7 ロビー・ゴードン トヨタ カムリ 308
35 27 82 スコット・スピード トヨタ カムリ 307
39 36 55 マイク・ブリス トヨタ カムリ 193
40 39 64 ランドン・カシル トヨタ カムリ 191
観客数(主催者発表):75,000人
ドライバーズポイント
順位ドライバー名メーカーポイント
1 デニー・ハムリン トヨタ 6462
2 ジミー・ジョンソン シボレー 6447
3 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 6416
7 カイル・ブッシュ トヨタ 6115
16 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 4139
18 デイビッド・ロイティマン トヨタ 3975
22 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ 3781
26 マーコス・アンブローズ トヨタ 3337
30 スコット・スピード トヨタ 3084
34 ロビー・ゴードン トヨタ 2028
36 ケイシー・メアーズ トヨタ 1509
38 リード・ソーレンソン トヨタ 1355
39 ジョー・ネメチェク トヨタ 1321
40 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 1158
41 マイク・ブリス トヨタ 1016
43 マックス・パピス トヨタ 907
53 トッド・ボダイン トヨタ 313
55 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 284
56 P.J.ジョーンズ トヨタ 190
58 マティアス・エクストローム トヨタ 175
69 ジャック・ヴィルヌーヴ トヨタ 76
70 ジェイソン・リフラー トヨタ 68
75 ジェフ・フューラー トヨタ 34
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 シボレー 255
2 トヨタ 213
3 フォード 167
4 ダッジ 135

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第34戦 WYPALL 200

開催日:11月13日

ジョーイ・ロガーノが3位フィニッシュ

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ポールポジションからスタートを切り、
3位フィニッシュを果たしたジョーイ・ロガーノ(#20)

 11月13日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第34戦「WYPALL 200」がフェニックス・インターナショナル・レースウェイで開催された。

 13日(土)決勝を前に午前10時5分より予選が行われ、ジョーイ・ロガーノが今季7度目のポールポジションを獲得。
"トヨタ カムリ"のポールポジション獲得は今季17度目。カイル・ブッシュが5番手、マーティン・トゥルークス・Jr.が6番手。スティーブ・ウォレスが9番手につけ、13台の"トヨタ カムリ"が決勝に進んだ。

 午後2時45分、1マイルオーバルを200周(200マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。
ポールポジションのロガーノは順当なスタートで首位を維持。
 22周目にこの日初めてのイエローコーションが出されると上位勢はピットイン。30周目、コース上に残った1台と、2本
タイヤ交換を行った1台に続く、3位でロガーノは再スタート。このピットで順位を上げたKy.ブッシュが6位から再スタート後一気にポジションを上げ、ロガーノもかわして42周目に2位浮上。首位のカール・エドワーズ(フォード)を追った。
 62周目、ブレンダン・ゴーアンがタイヤのパンクでスローダウン。破片がコース上に出たためイエローコーション。各車2度目のピットへと向かった。ここで素早いピット作業に助けられKy.ブッシュが首位に浮上。
 69周目に再スタートが切られたが、この日圧倒的な速さを見せたエドワーズがまもなくKy.ブッシュをかわし、Ky.ブッシュは2位争いを展開することとなった。
 117周目、16位前後を走行していたM.トゥルークス・Jr.が激しくウォールにクラッシュ。この日3度目のイエローコーションとなり、各車ピットイン。138周目にもコース上の異物によりイエローコーションが出されたが、ここでは上位勢はコース上に残り、144周目に再スタート。
 この再スタートでは首位のエドワーズと2位のKy.ブッシュが接触しあうほどのバトルとなり、抜きつ抜かれつの首位
争いを展開。しかし、この時の接触でダメージを負ったのか、160周あたりからKy.ブッシュのペースが落ち、右前タイヤのスローパンクチャーに見舞われたKy.ブッシュはグリーン下で痛恨のピットイン。周回遅れの21位へとと後退を余儀なくされてしまった。
 しかし、コースへと復帰したKy.ブッシュは、トップグループをも上回るペースで追い上げを開始。2位のケヴィン・ハーヴィック(シボレー)、トップのエドワーズも残り10周でコース上でかわし、自力で首位と同一ラップへと復帰した。
 一方でロガーノは、上位2台には離されたものの3位を着実に走行。そのポジションを守って3位でチェッカーを受けた。5位にリード・ソーレンソン、10位にスティーブ・ウォレスが入り、Ky.ブッシュは最終的に16位フィニッシュとなった。
 ネイションワイド・シリーズでは、トヨタがマニュファクチャラーズタイトルを決め、ドライバーズタイトルもブラッド・ケセロウスキー(ダッジ)に確定しているが、オーナーズタイトル(車両ゼッケン番号にかけられるタイトル)では、Ky.ブッシュらがドライブしている18号車が、ケセロウスキーがドライブする22号車に41ポイントの差で首位につけており、タイトルの行方は最終戦で決定されることとなる。

 最終戦となる第35戦は11月20日(土)、ホームステッド・マイアミ・スピードウェイで行われる。

ドライバー ジョーイ・ロガーノ:
「レース序盤は問題なく、我々は快調に首位を走行していたが、カール(・エドワーズ)は更に速かった。我々は若干の調整を行い、バランスは向上したが、それ以上速くはならなかった。練習走行の時よりも良くなっていたし、着実な
レースを戦うことはできたが、今日のカールには為す術がなかった。ここはお気に入りのコースのひとつで、勝てると思っていた。最後の15周で彼に近づくことはできたが、ほんの少し足りなかった。来週のホームステッド・マイアミでは勝利を狙う」

リザルト

第34戦 WYPALL 200 決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 2 60 カール・エドワーズ フォード 200
2 4 33 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 200
3 1 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 200
5 14 32 リード・ソーレンソン トヨタ カムリ 200
10 8 66 スティーブ・ウォレス トヨタ カムリ 200
11 16 9 ブライアン・スコット トヨタ カムリ 200
15 23 84 コール・ウィット トヨタ カムリ 200
16 5 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 200
18 18 15 マイケル・アネット トヨタ カムリ 199
21 41 10 リッキー・カーマイケル トヨタ カムリ 199
22 24 11 ジェームズ・ビュッシャー トヨタ カムリ 199
23 13 99 ライアン・トゥルークス トヨタ カムリ 198
27 36 62 ブレンダン・ゴーアン トヨタ カムリ 197
33 11 38 ジェイソン・リフラー トヨタ カムリ 119
34 6 0 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ カムリ 115
観客数(主催者発表):35,000人
ドライバーズポイント
順位ドライバー名メーカーポイント
1 ブラッド・ケセロウスキー ダッジ 5474
2 カール・エドワーズ フォード 5044
3 カイル・ブッシュ トヨタ 4739
7 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 3887
9 スティーブ・ウォレス トヨタ 3822
10 ジェイソン・リフラー トヨタ 3807
11 ブレンダン・ゴーアン トヨタ 3625
12 リード・ソーレンソン トヨタ 3618
13 マイケル・アネット トヨタ 3560
14 ブライアン・スコット トヨタ 3416
39 テイラー・マルサム トヨタ 1045
49 ブラッド・コールマン トヨタ 776
53 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 733
56 ケーシー・カーン トヨタ 685
58 ライアン・トゥルークス トヨタ 673
59 デニー・ハムリン トヨタ 652
61 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ 644
62 デイビッド・ロイティマン トヨタ 632
64 マット・ディベネデット トヨタ 585
77 ジャック・ヴィルヌーヴ トヨタ 405
84 リッキー・カーマイケル トヨタ 337
89 マーコス・アンブローズ トヨタ 264
104 パトリック・ロング トヨタ 126
105 ロビー・ゴードン トヨタ 126
126 ケイシー・メアーズ トヨタ 70
128 ブラッド・スィート トヨタ 70
130 パトリック・カーペンティア トヨタ 67
131 マイキー・カイル トヨタ 64
134 デリック・グリフィン トヨタ 55
141 チャド・ブラウント トヨタ 43
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 トヨタ 231
2 シボレー 180
3 ダッジ 171
4 フォード 166

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第24戦 Lucas Oil 150

開催日:11月12日

トッド・ボダインが2度目のドライバーズタイトルを確定!
カイル・ブッシュが2位フィニッシュ

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2006年以来となる2度目のドライバーズタイトルを獲得したトッド・ボダイン

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第24戦「Lucas Oil 150」が11月12日 (金)にフェニックス・インターナショナル・レースウェイで開催された。

 12日(金)決勝に先立ち、午後2時30分より予選が行われ、カイル・ブッシュが4番手、ティモシー・ペターズが6番手、マイク・スキナーが8番手。ランキング2位につけるアリック・アルミローラは9番手。今大会タイトル決定の可能性を持つ
トッド・ボダインは15番手からのスタートとなり、12台の"トヨタ タンドラ"が決勝へと進んだ。

 午後6時18分、1マイルオーバルを150周(150マイル:約240km)して競われる決勝レースがスタート。序盤はトップ3についていくKy.ブッシュと、9番手からポジションを上げたアルミローラが上位争いを展開。
 54周目にこの日2度目のイエローコーションが出されると全車最初のピットインを行い、ピット作業で前に出たアルミローラが3番手、Ky.ブッシュ4番手で60周目に再スタート。
 再スタートが切られて間もない62周目、接触によりスピンした車両の直後にいたトム・ヘサート・Jr.とテイラー・マルサムが、これを避けきれず玉突き状態でクラッシュ。3度目のイエローコーションが出された。
 このイエローコーションからの再スタートが切られると、3番手スタートのKy.ブッシュが猛プッシュを見せ、この日初めての首位を奪取。同じくスプリント・カップ・シリーズで"チェイス"を戦うクリント・ボウヤー(シボレー)との一騎打ちでの
首位争いとなった。
 90周目に他車のクラッシュでこの日4度目のイエローコーションが出されると、各車最後となるであろう給油とタイヤ
交換のためにピットイン。ピット出口のラインを越えた順で再スタートの順位が決まるが、Ky.ブッシュとボウヤーは鼻先、僅か数インチ差での勝負となり、ボウヤーが前。コース上に残った1台とボウヤーに続き、Ky.ブッシュは3番手での再スタートとなった。
 すぐにボウヤーとKy.ブッシュは前走車をかわし、再び2台でのドッグファイト。しかし、この日速さで勝ったボウヤーが徐々に差を広げ、Ky.ブッシュは2位でフィニッシュ。
 アルミローラが5位、スキナーが6位。デイビッド・スターが8位でトップ10フィニッシュを果たした。
 ボダインは我慢のレースを強いられながらも12位でフィニッシュ。5位でフィニッシュしたアルミローラとの差は202ポイントとなり、NASCARでは1戦で最多195ポイントしか獲得できないため、最終戦を待たずしてボダインが2006年以来2度目のドライバーズタイトルを確定した。
 トヨタは同シリーズ、マニュファクチャラーズタイトルは5年連続での獲得が確定しているが、ドライバーズタイトルは2008年のジョニー・ベンソン以来2年ぶり3度目となる。
 これでキャンピング・ワールド・トラック・シリーズのマニュファクチャラーズタイトルとドライバーズタイトルを制することと
なったトヨタだが、オーナーズタイトルも、Ky.ブッシュらがドライブする18号車と、ボダインの30号車が1位、2位で争っている。今大会の結果、首位の18号車が30号車に120点差をつけており、最終戦でタイトルが決定する。

 最終戦第25戦は11月19日(金)にホームステッド・マイアミ・スピードウェイで開催される。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「我々は勝つためにレースを戦っている。レース序盤は望み通りの仕上がりとは言えなかったが、中盤ではクルーが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで調子を上げ、首位に立てたことで勝てると思った。最後のピットストップで更なる調整を行ったのだが、それがあまり上手く行かなかった。2位という結果は少し残念だが、ポイントの面では良い夜
だった。今日は(トッド・)ボダインとクリント(・ボウヤー)の2名のウィナーが誕生した。でも来週は我々がそうなる
(オーナーズタイトルを獲得する)はずだし、それを望んでいる」

ドライバー トッド・ボダイン:
「チームは素晴らしい仕事をしてくれた。工場でも、コースでも、全てのスタッフが見事な仕事をこなし、クルーチーフがそれを率いてくれたおかげで、2度目のチャンピオンを獲得できた。2006年にタイトルを獲得した後、良い時も、悪い時もあった。しかし、我々は決して諦めなかった。今夜は決して誉められた戦いぶりではなかったが、チームは一晩だけでできあがるものではない。我がチームは懸命な努力で、シーズンを通して安定したパフォーマンスを続けて
きた。この素晴らしいチームと"トヨタ タンドラ"で2度目のタイトルを勝ち取れたことを誇りに思う」

リザルト

第24戦 Lucas Oil 150 決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 3 2 クリント・ボウヤー シボレー 150
2 4 18 カイル・ブッシュ トヨタ タンドラ 150
3 5 13 ジョニー・ソーター シボレー 150
5 9 51 アリック・アルミローラ トヨタ タンドラ 150
6 8 5 マイク・スキナー トヨタ タンドラ 150
8 12 81 デイビッド・スター トヨタ タンドラ 150
9 7 7 ジャスティン・ロフトン トヨタ タンドラ 150
12 15 30 トッド・ボダイン トヨタ タンドラ 150
13 6 17 ティモシー・ペターズ トヨタ タンドラ 150
18 23 25 テイラー・マルサム トヨタ タンドラ 150
19 20 46 スティーブ・パーク トヨタ タンドラ 150
31 21 9 トム・ヘサート・Jr. トヨタ タンドラ 84
32 19 23 ジェイソン・ホワイト トヨタ タンドラ 53
36 30 7 ブッチ・ミラー トヨタ タンドラ 8
観客数(主催者発表):28,500人
ドライバーズポイント
順位ドライバー名メーカーポイント
1 トッド・ボダイン トヨタ 3772
2 アリック・アルミローラ トヨタ 3570
3 ジョニー・ソーター シボレー 3506
6 ティモシー・ペターズ トヨタ 3231
8 マイク・スキナー トヨタ 3114
9 デイビッド・スター トヨタ 3040
13 ジャスティン・ロフトン トヨタ 2802
14 カイル・ブッシュ トヨタ 2603
23 テイラー・マルサム トヨタ 1131
28 ブライアン・イックラー トヨタ 980
37 マックス・パピス トヨタ 738
38 ジョニー・ベンソン トヨタ 735
44 ネルソン・ピケ・Jr. トヨタ 644
50 ジョハンナ・ロング トヨタ 483
51 スティーブ・ウォレス トヨタ 477
62 ミゲル・パルド トヨタ 305
65 ジェイソン・ボウルズ トヨタ 303
66 スティーヴ・パーク トヨタ 303
75 ケーシー・カーン トヨタ 175
82 デニー・ハムリン トヨタ 143
87 クレイグ・ゴース トヨタ 134
106 ジェシー・スミス トヨタ 76
110 テッド・マスグレイヴ トヨタ 70
112 トム・ヘサート・Jr. トヨタ 70
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 トヨタ 184
2 シボレー 171
3 ダッジ 84
4 フォード 83