2014年8月25日(月)配信

ブリストルの3カテゴリー全てでトップ3フィニッシュ

「世界最速のハーフマイル」ブリストルで3カテゴリーが開催。スプリント・カップ・シリーズでは首位を争っていたカイル・ブッシュ、デニー・ハムリンが次々にクラッシュで脱落する中、マット・ケンゼスが3位でフィニッシュした。ネイションワイド・シリーズではKy.ブッシュ、キャンピング・ワールド・トラック・シリーズではダレル・ウォレス・Jr.が共に首位を追ったがわずかに届かず2位フィニッシュとなった。

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第24戦 IRWIN Tools Night Race

開催日:8月23日

"トヨタ カムリ"得意のコースでクラッシュの洗礼。
マット・ケンゼスが首位を争うも3位フィニッシュ

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3位フィニッシュを果たしたマット・ケンゼス(#20)

 8月23日(土)、米国南部テネシー州ブリストルのブリストル・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第24戦「IRWIN Tools Night Race」が開催された。
 このコースはトヨタ勢は比較的得意としており、過去6勝を挙げている。中でも、カイル・ブッシュは通算5勝(うちトヨタで4勝)、加えて、2010年には同一週末に行われた3カテゴリー全てを制する前人未踏の「スウィープ」を達成している。また、デニー・ハムリンも1勝、今季未勝利のマット・ケンゼスも昨年夏の大会で勝利を挙げており、今大会での活躍に期待がかかった。

 22日(金)2度の練習走行を経て、午後5時40分より予選が行われ、唯一最終セグメントまで残ったKy.ブッシュが2列目4番手。ハムリンは13番手、クリント・ボウヤーが14番手、ブライアン・ヴィッカーズが15番手、ケンゼスが16番手で続き、9台の"トヨタ カムリ"が決勝へと進んだ。

 23日(土)午後7時48分、0.533マイルショートオーバルを500周(266.5マイル:約430km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
 2列目4番手スタートのKy.ブッシュはダッシュを決め3位に浮上。一時は前の2台との差が広がったものの、40周目過ぎにはその差を詰めていき、53周目に2位、55周目には首位に立った。
 60周目にコンペティション・コーションが出され、全車ピットへ。両側のストレートに振り分けられた短いピットレーンに一斉に車両が殺到した。ここで、首位につけていたKy.ブッシュは痛恨のピットロードスピード違反。首位と同一周回最後尾の28位まで後退。
 一方、ピットイン前にトップ10まで浮上していたケンゼスが2本タイヤ交換作戦を採り、首位に立った。
 ケンゼスは再スタート後、40周にわたって首位をキープ。ハムリンもトップ5圏内まで浮上した。
 125周目、20位を争っていたヴィッカーズと他車が接触し、スピン。そのすぐ後ろにいたKy.ブッシュとボウヤーも避けようとして接触。"トヨタ カムリ"3台が巻き込まれる多重クラッシュとなってしまった。3台はピットでの修復を余儀なくされ、ヴィッカーズとボウヤーは周回遅れにならずに25位、26位でコースに復帰したが、Ky.ブッシュの車両はダメージが大きく、3周遅れとなってしまった。
 このイエローコーション時にほとんどの車両がピットインする中、コース上に残ったハムリンが首位に浮上。ピットに入ったケンゼスは7位。
 再スタート後、首位をキープしたハムリンだったが、160周目、首位を争っていた車両に後方から接触されスピン。イン側の壁にヒットし、車両前部が大破。痛恨のリタイアとなってしまった。
 次々に"トヨタ カムリ"勢がクラッシュの洗礼を受け上位争いから脱落していく中、ケンゼスはトップ10をキープし孤軍奮闘。レースが残り150周を切るとトップ5入り。359周目のイエローコーションでは、ピットクルーの好作業でひとつポジションを上げ、4位での再スタートから、見事なダッシュを決めて2位へ。
 一方、クラッシュに巻き込まれ周回遅れ直前まで後退したヴィッカーズだったが、ピットインのたびに車両を修復し、ハンドリングも向上させながら、他車とは異なるピット戦略でポジションアップ。225周目には5位までポジションを上げたが、393周目にタイヤの異常振動に見舞われ、グリーン下でのピットインを強いられて周回遅れとなってしまった。
 首位を争っていたケンゼスは、431周目のイエローコーションで多くの車両がピットへ向かう中、コース上に残る選択をし、首位に浮上。455周目に先行を許したが、その後も2台のフォードと激しい首位争いを繰り広げた。
 周回遅れをかいくぐりながら、前を行く2台を追い続けたケンゼスだったが、惜しくも及ばず3位でチェッカーを受けた。

 次戦第25戦は8月31日(日)、米国南東部ジョージア州ハンプトンのアトランタ・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー マット・ケンゼス:
「最後のコーションでは、コースに残ることを選んだ。新しいタイヤの方が良いセットアップであることは分かっていたが、新しいタイヤよりも、コース上で他車による乱気流に影響されない、クリーンな状況で走ることを選んだ。新しいタイヤを着けていたら逆転出来ていたかどうかは分からない。若干のミスはあったが、悪い夜ではなかった」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 5 22 ジョーイ・ロガーノ フォード 500
2 9 2 ブラッド・ケゼロウスキー フォード 500
3 16 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 500
17 14 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 498
21 15 55 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 497
30 34 26 コール・ウィット トヨタ カムリ 492
32 27 23 アレックス・ボウマン トヨタ カムリ 489
36 4 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 442
37 33 83 ライアン・トゥルークス トヨタ カムリ 338
40 13 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 160
42 31 66 ブレット・モフィット トヨタ カムリ 78
"チェイス"争い順位(上位16台が"チェイス"入り)
順位ドライバー名メーカー勝利数ポイント
1 ジェフ・ゴードン シボレー 3 845
2 デイル・アーンハート・Jr. シボレー 3 818
3 ブラッド・ケゼロウスキー フォード 3 776
8 カイル・ブッシュ トヨタ 1 629
9 デニー・ハムリン トヨタ 1 594
13 マット・ケンゼス トヨタ 0 751
15 クリント・ボウヤー トヨタ 0 699
23 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 0 621
ドライバーズポイント
順位ドライバー名メーカーポイント
1 ジェフ・ゴードン シボレー 845
2 デイル・アーンハート・Jr. シボレー 818
3 ブラッド・ケゼロウスキー フォード 776
5 マット・ケンゼス トヨタ 751
10 クリント・ボウヤー トヨタ 699
17 カイル・ブッシュ トヨタ 629
19 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 621
20 デニー・ハムリン トヨタ 594
33 コール・ウィット トヨタ 339
36 アレックス・ボウマン トヨタ 295
37 ライアン・トゥルークス トヨタ 181
44 パーカー・クリガーマン トヨタ 54
45 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 48
50 ブレット・モフィット トヨタ 34
54 トミー・ドリッシ トヨタ 6
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 シボレー 1077
2 フォード 1049
3 トヨタ 963

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第23戦 Food City 300

開催日:8月22日

カイル・ブッシュが4戦連続の2位
シリーズ2戦目の18歳エリック・ジョーンズが8位

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4戦連続の2位フィニッシュとなったカイル・ブッシュ(#54)

 8月22日(金)にNASCARネイションワイド・シリーズの第23戦「Food City 300」がブリストル・モーター・スピードウェイで開催された。
 ネイションワイド・シリーズでは年に2回ブリストル戦が開催され、トヨタはこれまでに7勝。そのうち6勝がカイル・ブッシュによるもので、目下3連勝中。4連勝なるかに注目が集まった。

 21日(木)に2度の練習走行が行われ、22日(金)決勝を前に午後3時40分より予選開始。ディフェンディングウィナーのKy.ブッシュが今季5度目となるポールポジションを獲得。シリーズレギュラーのエリオット・サドラーが5番手、シリーズ2戦目の出場となる18歳のルーキー、エリック・ジョーンズが6番手で続き、10台の"トヨタ カムリ"が決勝へと進んだ。

 予選の後、コース上は雨に見舞われ、スタートは順延。"トヨタ タンドラ"に搭載された"エア・タイタン"でコース乾燥が行われ、予定よりも1時間ほど遅れた午後8時51分に0.533マイルショートオーバルを300周(159.9マイル:約260km)して競われる決勝レースがスタートした。
 ポールポジションのカイル・ブッシュは首位を守り、序盤戦を支配。E.サドラーは4位、ジョーンズも初のショートオーバル戦ながら7位と好走を見せた。
 43周目にジョン・ウェス・タウンリーがスピンしイエローコーション。60周目にコンペティション・コーションが予定されており、給油はそれまで禁止のため、ほとんどの車両はピットインせず。ジョーンズはピットインしタイヤを交換。13位に後退。
 60周目にコンペティション・コーションが出されると全車ピットへ。ここでタイヤ2本交換としたE.サドラーが首位浮上。4本交換したKy.ブッシュは7位で再スタート。
 85周目、久しぶりのレース出場となった、E.サドラーの実兄、ハーミー・サドラーが壁にヒット。そのコーションの再スタートから3周後にもクラッシュが発生。この再スタートで首位を奪われたE.サドラーは、Ky.ブッシュにもかわされ4位に後退。Ky.ブッシュが激しい2位争いを展開した。
 111周目、デイビッド・スターが他車と接触し、そこに後続が突っ込んで多重クラッシュ。ドライバーは無事だったが、数分間の赤旗中断となった。
 118周目に再スタート。3位、4位につけたKy.ブッシュとE.サドラーは、レースが折り返しとなる150周目過ぎに2位、3位へと浮上。しかし、184周目、周回遅れの車両が壁にヒットし、跳ね返ってきたのを避けきれずE.サドラーが接触。E.サドラーは車両右前部にダメージを負い、修復のため、首位と同一周回最後尾の19位まで順位を落としてしまった。
 このコーションで全車ピットへ向かい、Ky.ブッシュは再スタートで首位を奪還。一方、先の接触によりハンドリングにも不調を来たし、周回遅れになりながらも、ポイント獲得のために走行を続けていたE.サドラーだったが、223周目に壁にヒット。修復してレースに復帰した262周目にも壁にクラッシュし、レースを終えることとなってしまった。
 後半100周を切ってから、多発するコーションの中でも首位を走り続けたKy.ブッシュだったが、レースが残り10周を切った291周目、首位と同一周回の16位を走行していたマイク・ブリスが接触からスピンを喫しイエローコーション。レースは最後の6周で決されることとなった。
 最前列アウト側を選択したKy.ブッシュは、再スタートでホイールスピンさせ、まさかのスタートダッシュミス。ライバルの先行を許したKy.ブッシュは、最後までテール・トゥ・ノーズ状態での追撃を続けたが、0.132秒及ばず2位でチェッカー。出場したシリーズ戦4戦連続の2位となった。
 シリーズ2戦目のジョーンズは8位で連続トップ10フィニッシュ。ジェイムズ・ブッシャーが9位で続き、今季最高位フィニッシュを果たした。

 次戦第24戦は8月30日(土)、アトランタ・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「我々の"トヨタ カムリ"は本当に好調で、特に走り初めの頃は後続との差を広げることが出来た。クルーチーフやスタッフが本当に良い仕事をしてくれた。コンペティション・コーションでピット戦略の違いによりポジションを落としてからは、すぐにいくつか取り戻したものの、ラインが限られたためなかなか(カイル)ラーソンを捕らえることが出来なかった。しかし、一度順位を上げてからはポジションを守ることが出来た。最後の再スタートでは、タイミングは良かったのだが、リアホイールをスピンさせてしまい、加速が鈍ってしまった」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 2 22 ライアン・ブレイニー フォード 300
2 1 54 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 300
3 4 9 チェイス・エリオット シボレー 300
8 6 20 エリック・ジョーンズ トヨタ カムリ 300
9 16 99 ジェイムズ・ブッシャー トヨタ カムリ 300
17 22 10 マイク・ブリス トヨタ カムリ 300
18 28 25 ジョン・ウェス・タウンリー トヨタ カムリ 298
20 31 14 エリック・マクルーア トヨタ カムリ 295
24 39 19 ハーミー・サドラー トヨタ カムリ 290
29 5 11 エリオット・サドラー トヨタ カムリ 261
31 30 44 デイビッド・スター トヨタ カムリ 220
40 29 91 ジェフ・グリーン トヨタ カムリ 3
ドライバーズポイント
順位ドライバー名メーカーポイント
1 チェイス・エリオット シボレー 834
2 リーガン・スミス シボレー 821
3 タイ・ディロン シボレー 804
4 エリオット・サドラー トヨタ 792
10 ジェイムズ・ブッシャー トヨタ 621
14 マイク・ブリス トヨタ 538
19 エリック・マクルーア トヨタ 379
23 サム・ホーニッシュ・Jr. トヨタ 228
26 デイビッド・スター トヨタ 207
28 ブレイク・コッホ トヨタ 188
34 ジェフ・グリーン トヨタ 109
39 ケニー・ハブル トヨタ 61
50 ハル・マーティン トヨタ 34
51 ウィル・キンメル3世 トヨタ 33
53 スコット・レガセイ・Jr. トヨタ 31
58 ダニエル・サレス トヨタ 25
59 パウリー・ハラッカ トヨタ 25
60 ケニー・ウォレス トヨタ 25
61 ジェイソン・ホワイト トヨタ 25
63 マット・フラーム トヨタ 23
65 ハーミー・サドラー トヨタ 20
69 マット・カーター トヨタ 15
74 ケリー・アドミラール トヨタ 9
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 シボレー 1020
2 トヨタ 983
3 フォード 980
4 ダッジ 604

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第13戦 UNOH 200

開催日:8月21日

ダレル・ウォレス・Jr.が最後まで首位を追うも届かず2位

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2位フィニッシュを果たしたダレル・ウォレス・Jr.

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第13戦「UNOH 200」が8月21日(金)にブリストル・モーター・スピードウェイで開催された。
 ブリストルでのトヨタは、シリーズに参戦を開始した2004以来、昨年までの10戦で7勝、そのうちの4勝をカイル・ブッシュが挙げている。

 20日(水)朝方の降雨のためにスケジュールが遅れ、当初2回予定されていた練習走行は1回に。しかし、午後4時40分からの予選は予定通り実施され、ディフェンディングウィナーのKy.ブッシュが今季4度目となるポールポジションを獲得。この週末、3カテゴリー全てに出場し、2010年に自身が成し遂げた前人未踏の同一週末3カテゴリー完全制覇「スウィープ」の再現へ向け、さい先の良いスタートを切った。
 ジャーマン・キロガ・Jr.が6番手、前戦今季初勝利を挙げたジョニー・ソーターが7番手、ダレル・ウォレス・Jr.が8番手で続き、11台の"トヨタ タンドラ"が決勝へと進んだ。

 予選に続き、午後8時半過ぎに決勝レースのスタートが予定されていたものの、再び降り出した雨によりディレイ。午後10時近くまで天候の回復を待ったが雨は止まず、翌21日(木)午前10時へとレースは順延されることとなった。
 21日(木)は好天に恵まれ、午後10時15分に0.533マイルショートオーバルを200周(106.6マイル:約170km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
 ポールポジションのKy.ブッシュは首位をキープ。まもなく、同じカップ・シリーズのトップドライバーである、ブラッド・ケゼロウスキー(フォード)がKy.ブッシュに追いつくと、2台による激しい首位争いとなった。
 サイド・バイ・サイドのバトルは、3ワイド状態で周回遅れをかわしながらも続けられたが、12周目、周回遅れに引っかかったKy.ブッシュがケゼロウスキーにかわされ、2位に後退。
 13周目、中団グループで2台が接触からスピン。その直後にいたティモシー・ペターズは避けきれず、クラッシュ。イエローコーションが出されたが上位勢はピットに向かわず。再び、ケゼロウスキーとKy.ブッシュのマッチレースが続いた。
 50周目、雨で洗い流された路面でのタイヤ摩耗状況等をチェックするべく、コンペティション・コーションが出され、全車ピットへ。好ピットを見せたKy.ブッシュは首位で再スタート。
 再スタート直後にケゼロウスキーが首位に立ったものの、今度はすぐにKy.ブッシュが奪還。多くの周回遅れをかわしながらの首位争いは続いたが、90周目を過ぎたあたりから、Ky.ブッシュがややケゼロウスキーを引き離し、独走状態に。
 111周目にこの日3度目のイエローコーションが出され、全車ピットへ。再スタート後もKy.ブッシュは首位を守ったが、125周目、ややアウトにはらんだ隙を突かれ、2位に後退。それでもKy。ブッシュは引き離されることなく、2台が後続を大きく引き離した首位争いが続いた。
 146周目、ジョン・ウェス・タウンリー、ジャスティン・ボストンらを含む多重クラッシュが発生。再スタートが切られると、Ky.ブッシュはチームメイトのウォレス・Jr.の先行も許し、3位に後退。
 ハンドリング不調に見舞われペースの上がらないKy.ブッシュに代わり、2位に浮上したウォレス・Jr.がケゼロウスキーを追撃。2台の僅差のバトルとなった。
 首位を争う2台に追いつこうとしていたKy.ブッシュだったが、177周目に右リアタイヤのパンクに見舞われ、リアから壁にヒット。ピットへと戻り、修復作業に入ったが、イエローコーションは出ず、Ky.ブッシュは上位争いから脱落してしまった。
 ウォレス・Jr.は首位争いを最後まで続け、残り2周の時点でサイド・バイ・サイド状態まで追い上げたが、惜しくも逆転には至らず、2位でフィニッシュ。クラフトンが4位、ソーターが5位に入り、共にランキング2位、1位の座を守った。17歳のジョン・ハンター・ネメチェクが6位で続き、今季6戦目で4度目のトップ10フィニッシュを果たした。

 次戦第14戦は8月31日(日)にカナダ・オンタリオ州ボウマンヴィルのカナディアン・タイヤ・モスポート・パークでシリーズ唯一のロードコース戦として開催される。

ドライバー ダレル・ウォレス・Jr.:
「届かなかった。ラジオで2位だということを伝えられて結果を知った。相手がブラッド(ケゼロウスキー:フォード)だろうと、カイル(ブッシュ)や(マット)クラフトンだろうと、彼らを破って勝ちたいと思っており、今回の結果は悔しい。ブラッドにはおめでとうと言いたい。レース後、"トヨタ タンドラ"の中で座ったまま、他に何が出来たか思い返していた。彼をパスしようとすれば、クラッシュしかなかっただろう。我々の"トヨタ タンドラ"はスタートから速かったが、タイヤをセーブし、最後のリスタートではカイルをパス出来た。あれが今日のハイライトだった。クルーを誇りに思う。ミシガンでの1-2フィニッシュに続き、良い結果だ。もちろん、ここから更に上を目指していかなくてはならないし、来週はカナダだ。そう、ロードコース戦なので右への曲がり方を思い出さなくてはならない。きっと楽しいレースになるだろう」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 4 19 ブラッド・ケゼロウスキー フォード 200
2 8 54 ダレル・ウォレス・Jr. トヨタ タンドラ 200
3 3 30 ロン・ホーナディ・Jr. シボレー 200
4 11 88 マット・クラフトン トヨタ タンドラ 200
5 7 98 ジョニー・ソーター トヨタ タンドラ 200
6 13 8 ジョン・ハンター・ネメチェク トヨタ タンドラ 200
11 15 13 ジェブ・バートン トヨタ タンドラ 200
14 6 77 ジャーマン・キロガ・Jr. トヨタ タンドラ 200
22 29 35 マンソン・ミングス トヨタ タンドラ 194
24 1 51 カイル・ブッシュ トヨタ タンドラ 194
26 20 17 ティモシー・ペターズ トヨタ タンドラ 190
29 23 5 ジョン・ウェス・タウンリー トヨタ タンドラ 144
30 27 25 ジャスティン・ボストン トヨタ タンドラ 144
ドライバーズポイント
順位ドライバー名メーカーポイント
1 ジョニー・ソーター トヨタ 487
2 マット・クラフトン トヨタ 479
3 ロン・ホーナディ・Jr. シボレー 470
5 ダレル・ウォレス・Jr. トヨタ 454
6 ジャーマン・キロガ・Jr. トヨタ 433
8 ティモシー・ペターズ トヨタ 414
10 ジェブ・バートン トヨタ 393
11 ジョン・ウェス・タウンリー トヨタ 319
12 マンソン・ミングス トヨタ 316
19 ジョー・ネメチェク トヨタ 244
22 ジョン・ハンター・ネメチェク トヨタ 211
24 エリック・ジョーンズ トヨタ 173
34 ブライアン・イックラー トヨタ 83
52 クリス・フォンテイン トヨタ 25
63 ジャスティン・ボストン トヨタ 14
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 トヨタ 609
2 シボレー 531
3 フォード 520
4 RAM 96