アトランタとカナダの週末でトヨタ勢は全カテゴリートップ4
マット・ケンゼスが2位フィニッシュで"チェイス"入り確定
アトランタで開催されたスプリント・カップ・シリーズ第25戦は、2度のグリーン・ホワイト・チェッカーでマット・ケンゼスとデニー・ハムリンが最後まで首位を争ったが惜しくも2位、3位。ケンゼスは"チェイス"入りを決めた。同じくアトランタで行われたネイションワイド・シリーズではカイル・ブッシュが4位。シリーズ唯一のロードコース戦としてカナダ・モスポート・パークで開催されたキャンピング・ワールド・トラック・シリーズでは、チェッカー目前まで首位を争ったジャーマン・キロガ・Jr.が0.049秒差で惜しくも2位。18歳のエリック・ジョーンズが3位に入った。
NASCAR SPRINT CUP SERIES
第25戦 Oral-B USA 500
開催日:8月31日
マット・ケンゼス2位、デニー・ハムリン3位フィニッシュ
ケンゼスが"チェイス"入り確定
2位フィニッシュを果たし、"チェイス"入りを決めたマット・ケンゼス(#20)と3位に入ったデニー・ハムリン(#11)
8月31日(日)、米国南東部ジョージア州ハンプトンのアトランタ・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第25戦「Oral-B USA 500」が開催された。
シーズン終盤の10戦で、上位ドライバーのみによるプレーオフでチャンピオンを決定する"チェイス・フォー・ザ・スプリント・カップ"まで今大会を含め残り2戦となった。トヨタ勢では今季勝利を挙げているカイル・ブッシュとデニー・ハムリンが"チェイス"進出を確定している。残りの椅子を賭け、激しいバトルが展開された。
50年以上の歴史を持つアトランタは、トヨタにとっては、2008年、最高峰のカップ・シリーズで初勝利(Ky.ブッシュ)を挙げた記念すべきコースであり、2012年と2013年はハムリンとKy.ブッシュによる2連勝中と験のいいコースとも言える。
29日(金)練習走行に続き午後7時10分より予選が行われ、未勝利ながら"チェイス"入りを狙うマット・ケンゼスが5番手。Ky.ブッシュが8番手、ハムリンが17番手、ブライアン・ヴィッカーズが19番手、クリント・ボウヤーが21番手につけ、9台の"トヨタ カムリ"が決勝へと進んだ。
30日(土)の2回の練習走行を挟み、31日(日)、翌日がレイバー・デイ(労働者の日で祝日)のために日曜日としては珍しくナイトレースとして、午後7時51分、1.54マイルオーバルを325周(500.5マイル:約800km)して競われる決勝レースがスタートした。
スタートでは5番手グリッドのケンゼスが3位へジャンプアップ。序盤から激しく順位が入れ替わるバトルが展開される中、17番手スタートのハムリンも順位を上げ、20周目過ぎにはトップ10圏内へ。一方で、ディフェンディングウィナーのKy.ブッシュはハンドリングに苦しみ、徐々にポジションダウン。
38周目にコース上の異物によりこの日最初のイエローコーションが出され、全車ピットへ。好ピット作業でケンゼスが3位、ハムリン4位、残り2戦で優勝を果たしての"チェイス"入りを狙うブライアン・ヴィッカーズもトップ10圏内へと浮上した。
78周目にこの日2度目のイエローコーションが出されると、トップ5圏内につけていたハムリンとケンゼスは、再び素晴らしいピット作業で、1位、3位へとポジションアップ。ヴィッカーズも7位へ。一方で、ヴィッカーズ同様に勝利を挙げての"チェイス"入りを狙うボウヤーは、シフトレバーの破損に見舞われガレージへ。長い修復を余儀なくされてしまった。
117周目、周回遅れとなっていたライアン・トゥルークスがスピンしイエローコーション。ハムリン2位、ケンゼス3位で再スタートを切ったが、ハムリンは出遅れ、ケンゼスが首位に立った。
その後、中盤から後半戦にかけては、ケンゼス、ハムリンがライバルと順位を入れ替えながらも首位争いを展開した。
264周目、この日7回目のイエローコーションから再スタートが切られた後、フィニッシュまでは60周以上残っており、最低もう一回の給油が必要となるため、290周目あたりからグリーン下でのピット作業が始まった。ここで、トップ10圏内につけていたヴィッカーズは、痛恨のピットロードスピード違反でドライブスルーペナルティ。2周遅れの20位まで後退してしまった。
その直後にイエローコーションが出され、まだピットに入っていなかったハムリン、ケンゼスら上位勢は一斉にピットへ。ここでも好ピットに助けられたハムリンが首位浮上。ケンゼスが5位で再スタート。
再スタート後4周で首位の座を奪われることとなってしまったが、ハムリンはあきらめず、ケンゼスと共に首位を追った。
ハムリン4位、ケンゼス6位で、トップグループが残り2周に入った瞬間、序盤の接触などもあり、一時は周回遅れになりながらも15位まで順位を戻していたKy.ブッシュが他車と接触。イエローコーションが出され、レースは延長、"グリーン・ホワイト・チェッカー"で決されることとなった。
前のコーションから20周以上走行していたこと、延長による燃料の不安もあり、最後の2周のスプリントへ向け、全車ピットへ。ケンゼスは2本タイヤ交換を選択し、首位浮上。4本交換のハムリンは4本勢ではトップの3位でピットアウト。
イン側にケンゼス、ハムリンが並び、329周目に再スタート。アウトサイドの2位の車両が大きく遅れ、これを避けようとした後続が次々に接触。中団グループが大混乱となり、イエローコーションが出され、2度目の"グリーン・ホワイト・チェッカー"となった。
今度は最前列にケンゼスとハムリンが並び、334周目に再スタート。しかし、ハムリンは若干出遅れ、ケンゼスと3位から追い上げてきた車両がサイド・バイ・サイドのバトルに。先のコーションで2本タイヤ交換だったケンゼスはライバルを抑えきることが出来ず、2位でフィニッシュ。ハムリンが3位で続いた。
335周中53周にわたって首位を走ったケンゼスは惜しくも勝利は叶わなかったものの、今大会の結果、ランキングは3位に浮上。残り1戦となった"チェイス"で、未勝利ドライバーが3名ということ、ポイント的に逆転の可能性が無くなったことから、ケンゼスのトヨタドライバー3人目の"チェイス"入りが確定した。
クラッシュで長い修復を余儀なくされたボウヤーは、修復後レースに復帰したものの、21周遅れの38位。"チェイス"争いでは23ポイント差で17位へと後退し、トップ16から転落。次戦、この23ポイントを逆転するか、勝利を挙げることが"チェイス"入りの条件となる。今大会15位フィニッシュを果たしたヴィッカーズもランキング30位以内の条件は果たしているため、次戦リッチモンドで勝利を挙げれば"チェイス"入りとなる。
"チェイス"決定前の最後のレースとなる次戦第26戦は9月6日(土)、米国東部バージニア州リッチモンドのリッチモンド・インターナショナル・レースウェイで行われる。
ドライバー マット・ケンゼス:
「最初の"グリーン・ホワイト・チェッカー"での再スタートはとても上手く行ったし、隣のポール(メナード:シボレー)が遅れ、その後ろの5号車(ケイシー・ケイン:シボレー)と4号車(ケヴィン・ハーヴィック:シボレー)が引っかかる形になったので、そのままグリーンでレースを終えたかった。しかしそうはいかなかった。2回目の"グリーン・ホワイト・チェッカー"での再スタートも悪くはなかった。左リアタイヤが若干スピンしたが、ターン1から2にかけては全開で、彼と並んだまま、抑えきれると思った。しかし、その後彼にかわされてしまった。全力は尽くした。クルーチーフを始め、チームは本当に良くやってくれた。これでチームの3人全員が"チェイス"入りするという目標は達成した。もちろん、究極の目標はチームの誰かがタイトルを獲得することだ。我々は上り調子にあると思う。更なるスピードを求めていかなくてはならないが、正しい方向に進んでいる」
ドライバー デニー・ハムリン:
「前半戦は全くスピードが足りなかった。そんな中でも上位を争えたのはひとえに素晴らしいピットストップのおかげだ。毎回素晴らしいピット作業で助けてくれた。彼らが居なかったら厳しいレースになっていただろう。最後は勝てるチャンスがあっただけに、結果は少し残念だ。5号車(ケイシー・ケイン)を抑えられればと思ったが叶わなかった。しかし我々にとっては良いレースだった」
リザルト
決勝結果 | |||||||
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順位 | 予選 | No. | ドライバー名 | 車種 | 周回 | ||
1 | 10 | 5 | ケイシー・ケイン | シボレー | 335 | ||
2 | 5 | 20 | マット・ケンゼス | トヨタ カムリ | 335 | ||
3 | 17 | 11 | デニー・ハムリン | トヨタ カムリ | 335 | ||
15 | 19 | 55 | ブライアン・ヴィッカーズ | トヨタ カムリ | 335 | ||
16 | 8 | 18 | カイル・ブッシュ | トヨタ カムリ | 335 | ||
30 | 40 | 26 | コール・ウィット | トヨタ カムリ | 329 | ||
34 | 35 | 66 | ブレット・モフィット | トヨタ カムリ | 327 | ||
35 | 30 | 23 | アレックス・ボウマン | トヨタ カムリ | 326 | ||
36 | 39 | 83 | ライアン・トゥルークス | トヨタ カムリ | 326 | ||
38 | 21 | 15 | クリント・ボウヤー | トヨタ カムリ | 314 | ||
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NASCAR NATIONWIDE SERIES
第24戦 Great Clips 300
開催日:8月30日
カイル・ブッシュが4位フィニッシュ
4位フィニッシュを果たしたカイル・ブッシュ(#54)
8月30日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第24戦「Great Clips 300」がアトランタ・モーター・スピードウェイで開催された。
ここアトランタでのトヨタは、スプリント・カップ・シリーズでの初優勝を飾り、トラック・シリーズでも勝利を挙げているが、ネイションワイド・シリーズでは未勝利。コース初勝利を目指し、レースに臨んだ。
29日(金)に2回の練習走行を行い、30日(土)午後4時10分より予選開始。カイル・ブッシュが3番手、シリーズレギュラーのエリオット・サドラーが5番手、練習走行2回目でトップタイムをマークしたマット・ケンゼスが11番手で続き、9台の"トヨタ カムリ"が決勝へと進んだ。
気温は30度を超え、蒸し暑い気候の下、予選に続き、午後7時47分、1.54マイルオーバルを195周(300.3マイル:約480km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
3番手スタートのKy.ブッシュはオーバーステア症状に見舞われ、6位に後退。これをかわしたケンゼスが4位、サドラーが5位へと浮上。勢いに乗るケンゼスは7周目には2位へとポジションを上げた。
周回を重ねるうちにケンゼスもオーバーステア症状に見舞われるようになり、周回遅れが出てくる中でポジションを落とす一方、序盤壁にヒットしたKy.ブッシュはハンドリングが改善し、ケンゼスと共に5位前後での走行を続けた。
序盤はイエローコーションが出ず、50周目過ぎから各車グリーンピット。全車ピットを終えた時点でケンゼスが5位、Ky.ブッシュは7位。長いグリーンランで、首位と同一周回はわずか9台に。
72周目にコース上の異物によりこの日最初のイエローコーション。全車ピットへ。ケンゼス4位、Ky.ブッシュ6位で再スタートを切り、2台は5位前後でのバトルを繰り広げた。
113周目、周回遅れトップの11位を走行していたサドラーが壁に軽くヒットしたが、そのまま走行。119周目にこの日2度目のイエローコーションが出されたことで、サドラーは"ラッキー・ドッグ"を獲得。首位と同一周回に復帰した。
このコーションで全車ピットに向かい給油を行ったが、最後まで走り切るのは無理な残り周回。また、フォーメーションラップ中にコースの一部で雨が降り始め、ジェットドライヤーカーを入れてのコース乾燥が行われた。
雨が止み、完全にコースが乾くまで、やや長めのイエローコーションの後、134周目にKy.ブッシュ7位、ケンゼス8位、サドラー11位で再スタート。Ky.ブッシュとケンゼスは、ライバルと3ワイドでの5位争いを展開した。
このバトルを制したKy.ブッシュは5位に上がったが、ケンゼスはパワーステアリングのトラブルに見舞われ、徐々にポジションダウン。
その後もイエローコーションが出ない展開の中、170周目にケンゼス、177周目にはKy.ブッシュ、サドラーを含む上位勢がグリーンピット。全車がピットを終えた時点でKy.ブッシュは3位、サドラーが10位、ケンゼスが11位。
最後はKy.ブッシュが1台にかわされ4位フィニッシュ。サドラーが10位、ケンゼスは11位でチェッカーを受けた。
次戦第25戦は9月5日(金)、リッチモンド・インターナショナル・レースウェイで行われる。
ドライバー カイル・ブッシュ:
「ネイションワイド・シリーズでの4位という結果は満足いくものではない。今夜はずっとハンドリングの定まらない車両と格闘していた。ピットインのたびにセッティングを修正し続けたが、望み通りにならなかった。クルーは良くやってくれて、正しい方向への修正をしてくれた。最後は競争力のあるラップタイムを刻めるまでになったが、それでも上位勢にはコンマ数秒及ばなかった。まだやらなくてはならないことはあるが、トップ5フィニッシュを果たせたことで、オーナーポイント的には悪くない」
リザルト
決勝結果 | |||||||
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順位 | 予選 | No. | ドライバー名 | 車種 | 周回 | ||
1 | 8 | 5 | ケヴィン・ハーヴィック | シボレー | 195 | ||
2 | 4 | 22 | ジョーイ・ロガーノ | フォード | 195 | ||
3 | 2 | 42 | カイル・ラーソン | シボレー | 195 | ||
4 | 3 | 54 | カイル・ブッシュ | トヨタ カムリ | 195 | ||
10 | 5 | 11 | エリオット・サドラー | トヨタ カムリ | 194 | ||
11 | 6 | 20 | マット・ケンゼス | トヨタ カムリ | 194 | ||
17 | 19 | 19 | マイク・ブリス | トヨタ カムリ | 191 | ||
19 | 18 | 99 | ジェイムズ・ブッシャー | トヨタ カムリ | 190 | ||
24 | 25 | 14 | エリック・マクルーア | トヨタ カムリ | 188 | ||
28 | 22 | 44 | ブレイク・コッホ | トヨタ カムリ | 187 | ||
32 | 21 | 25 | ジョン・ウェス・タウンリー | トヨタ カムリ | 157 | ||
40 | 30 | 10 | ジェフ・グリーン | トヨタ カムリ | 3 | ||
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NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第14戦 Chevrolet Silverado 250
開催日:8月31日
シリーズ唯一のロードコース戦、ファイナルラップの攻防
0.049秒届かず、ジャーマン・キロガ・Jr.が2位フィニッシュ
最後まで首位を争い、2位でフィニッシュしたジャーマン・キロガ・Jr.(#77)
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第14戦「Chevrolet Silverado 250」が8月31日(日)にカナダ・オンタリオ州ボウマンヴィルのロードコース、カナディアン・タイヤ・モスポート・パークで開催された。
シリーズ唯一のロードコース戦であり海外遠征戦となる今大会、同コースでのレースは昨年初開催され、今年は2回目の開催となる。10のコーナーを持つ1周2.46マイルのコースは、カナダの美しい森の中を駆け抜けるロケーション。ロードコース戦ということで、NASCARでは珍しく、レインタイヤを用意し、ワイパーなどの装備も施した車両で、レースが戦われた。
30日(土)朝と昼の2回、練習走行を行い、午後5時40分から予選開始。18歳のエリック・ジョーンズが初めてのロードコースながら2列目3番手、NASCARメキシコシリーズのチャンピオンを経てトラック・シリーズに参戦しているジャーマン・キロガ・Jr.が4番手で並んだ。ダレル・ウォレス・Jr.が7番手、ランキング2位のマット・クラフトンが8番手、ティモシー・ペターズが9番手、ランキング首位のジョニー・ソーターが11番手につけ、9台の"トヨタ タンドラ"が決勝へと進んだ。
31日(日)午後1時56分、2.46マイルロードコースを64周(157.37マイル:約250km)して競われる決勝レースがスタート。大きな順位変動や混乱の無いまま、順当なスタートが切られ、ほぼ1列での序盤戦となった。3番手スタートのジョーンズは、前を行く2台のロードコース・スペシャリストについてポジションをキープ。
今大会は一回の給油では走り切るのがぎりぎり厳しい周回数となっており、ロードコースということもあり、序盤から様々なピット戦略でグリーンピットが開始。8周目、首位の車両がピットインしたことでジョーンズは2位へポジションアップするも、ジョーンズ自身も12周目にピットイン。めまぐるしく順位が入れ替わっていった。
イエローコーションが出ないまま周回が重ねられていったレースが折り返しを過ぎ、ほぼ全車が一回目のグリーンピットを終えた時点では、キロガ・Jr.が首位、ジョーンズが2位へ浮上。
残り20周となる頃には、キロガ・Jr.とジョーンズも2度目のグリーンピットを終え、2位、3位でチェッカーへ向け、1ストップ作戦の首位ライアン・ブレイニー(フォード)を追う形となった。
レースは4分の3を消化するまでイエローコーション無しの展開だったが、47周目、序盤から電気系トラブルで大きく順位を落としながら走行を続けていたジョン・ハンター・ネメチェクがコース上にストップ。この日最初のイエローコーションが出された。
52周目、再スタートが切られ、2位のキロガ・Jr.は首位ブレイニーを猛追。後方では、白熱する4位、5位争いの中で接触があり、スピンした車両がコース上にストップ。再びイエローコーション。
残り8周で、キロガ・Jr.2位、ジョーンズ3位で再スタート。キロガ・Jr.は首位を追い、3位以下を引き離す、マッチレース状態に。
逆転を狙うキロガ・Jr.はストレートからのブレーキングで何度か並びかけるがパスするまでには至らず。
ファイナルラップ、長いバックストレートからの進入で首位ブレイニーに並びかけたキロガ・Jr.は、サイド・バイ・サイドのまま続く第8,第9,第10コーナーへと続くS字へ進入。コーナー毎に順位を入れ替えながら、ほぼ並んだまま最終第10コーナーを立ち上がり、フィニッシュラインへ。
サイド・バイ・サイドでフィニッシュラインを通過した2台だったが、わずか0.049秒及ばず、キロガ・Jr.は2位フィニッシュ。ジョーンズは3位、クラフトンが6位、ソーター8位、ペターズが10位でチェッカーを受け、"トヨタ タンドラ"は5台がトップ10フィニッシュを果たした。
次戦第15戦は9月12日(金)に米国中部イリノイ州ジョリエットのシカゴランド・スピードウェイで開催される。
ドライバー ジャーマン・キロガ・Jr.:
「可能な限り激しくプッシュした。そしてターン8で彼をかわしたが、続くターン9では彼(ライアン・ブレイニー:フォード)が素晴らしいドライビングでコーナーを抜け、最後は半車身ほど届かなかった。レース前に彼(ブレイニー)と話をした時、私は彼に、2人で勝利を争えるといいねと伝えたが、その通りになった。ただ、残念ながら、私は2位に終わった」
ドライバー エリック・ジョーンズ:
「我々の"トヨタ タンドラ"は本当に好調で、レースを通して上位争いが出来た。勝ちたかったが、チームに3位という結果をもたらせたことは、オーナーポイントを考えても悪くない結果だ。ジャーマン(キロガ・Jr.)、ライアン(ブレイニー)とレースが出来、最後の再スタートでもアタックしようと思っていた。しかし、定かではないが、空気圧が低かったか何かの原因で、彼らに追いつくことは出来ず、後続から追撃を受け、それを守るだけになってしまった」
リザルト
決勝結果 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
順位 | 予選 | No. | ドライバー名 | 車種 | 周回 | ||
1 | 14 | 29 | ライアン・ブレイニー | フォード | 64 | ||
2 | 4 | 77 | ジャーマン・キロガ・Jr. | トヨタ タンドラ | 64 | ||
3 | 3 | 51 | エリック・ジョーンズ | トヨタ タンドラ | 64 | ||
6 | 8 | 88 | マット・クラフトン | トヨタ タンドラ | 64 | ||
8 | 11 | 98 | ジョニー・ソーター | トヨタ タンドラ | 64 | ||
10 | 9 | 17 | ティモシー・ペターズ | トヨタ タンドラ | 64 | ||
12 | 7 | 54 | ダレル・ウォレス・Jr. | トヨタ タンドラ | 64 | ||
14 | 20 | 35 | マンソン・ミングス | トヨタ タンドラ | 64 | ||
17 | 17 | 13 | ジェブ・バートン | トヨタ タンドラ | 63 | ||
25 | 16 | 8 | ジョン・ハンター・ネメチェク | トヨタ タンドラ | 26 | ||
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