2002年11月24日(日)配信

「トヨタ・モータースポーツ・フェスティバル」にトヨタファン3万5千人が集結


パナソニック・トヨタ・レーシング来期ドライバー O.パニスが富士スピードウェイを疾走
 11月24日(日)晩秋の富士スピードウェイは、トヨタモータースポーツの熱気に染まった。「トヨタ・モータースポーツ・フェスティバル」が、3万5千人のトヨタファンを集めて開催されたもので、ESSOフォーミュラトヨタ最終戦、ネッツカップ・アルテッツァシリーズ最終戦の併催と共に数多くのスペシャルイベントが目白押し。
 昨年、好評を博した"チームトヨタミーティング"が進化した今年は、2003年パナソニック・トヨタ・レーシングのドライバーの一人、オリビエ・パニスを迎えてトヨタTF102の特別走行、伝説のレーシングカー トヨタ7の特別走行など、トヨタモータースポーツの創成期から現在までのオンパレード。
 広大な富士スピードウェイのサーキットでは、トヨタTF102、トヨタ7の特別走行、今期JGTCでチャンピオンに輝いたトヨタGTカーによるエキジビジョンマッチ、「GTデモレース」等が繰り広げられ、さらに、「フォーミュラ・トヨタ体験試乗」「ヤマハKARTチャレンジ」「X-TREME/アルテッツア・ドリフトパフォーマンス/バイクスタントショー」、「トヨタ車オーナーズクラブミーティング&パレード」等が行われるなど盛りだくさん。
 一方、パドックでは、今期はCARTで活躍した高木虎之介を始めとする、トヨタチームドライバーによるトークショーやTGDA(トヨタGTドライバーズアソシエーション)によるチャリティオークションなどが賑やかに繰り広げられた。なかでもハイライトは、トヨタ7とトヨタTF102 新旧トヨタレーシングカーの競演。
 30年振りに富士スピードウェイでの走行となるトヨタ7には、当時のトヨタワークスチーム開発ドライバーである細谷四方洋氏がステアリングを握り、想い出のストレートを疾走。走行後には、ピットロードで待ち受けるトヨタTF102のO.パニスとかたい握手でバトンタッチ。O.パニスは、富士スピードウェイを合計10周走行。トヨタモータースポーツの時代を超えた変らぬチャレンジスピリットを大観衆の前に余すところ無く披露した。

パナソニック・トヨタ・レーシング ドライバー O.パニス:
「 本当にワクワクした1日だった。トヨタに移籍し、初めてのトヨタTF102のドライブを、日本の、それもトヨタの富士スピードウェイで大勢のトヨタファンの前で行うことが出来感激している。富士スピードウェイは1990年に、マカオGPに続いて来日しF3レースを戦ったことがあるが、それ以来。あいにくの天候で、ハーフウェットコンディションだったので、無理はしなかったが、十分にトヨタファンには喜んでもらえたと思う。明日朝には、成田からバルセロナへ飛び、C.ダ・マッタと共にF1バルセロナ合同テストに臨む。来シーズンが待ち遠しい」