2004年6月28日(月)配信

GOODWOOD FESTIVAL OF SPEED
トヨタのモータースポーツ・スピリットをファンに披露
3回目の参加にトヨタ2000GTの勇姿が加わり、さらに充実

トヨタ2000GT(1968):SCCAレースを戦った栄光のレースカーを斎藤トヨタ自動車副社長が駆り勇姿を披露
トヨタ2000GT(1968):
SCCAレースを戦った栄光のレースカーを 斎藤トヨタ自動車副社長が駆り勇姿を披露
モータリゼーションとモータースポーツの足跡をつぶさに現代へと蘇えらせるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード。その第12回目となる大会が、イギリス南部、ロンドン南方70マイルに位置するグッドウッド・チチェスターで開催された。
 トヨタは、この伝統のイベントに3回目の参加。広大な屋敷を開放した会場に集う、この日を待ちわびた12万人の大観衆に、脈々と培われてきたトヨタのモータースポーツ・スピリットを披露した。
 今年は、トヨタの車史を飾るスポーツカートヨタ2000GTのレース仕様車が加わり、より充実したラインアップで全長1.16マイル(1.856km)のヒルクライムに出場。世界から集まった名だたる名車、栄光のマシンに加わり、熱き血統をアピールした。

トヨタ自動車(株)取締役副社長 斎藤明彦:
「過去2回、トヨタ7と共に参加、トヨタのスーパー・スポーツ・マシンを海外のファンの方にご覧にいれた。3年目の今年は、是非、トヨタ2000GTの勇姿をお見せしたいと、心を躍らせてやって来た。また、この素晴らしいイベントに広大な敷地を開放しているチャーチル・マーチ卿にプリウス・サーキット仕様の参加を打診したところ、大変喜んでいだだき、ハイブリッド車最初の出場を果たせて大変に嬉しい。これからも、トヨタが考える幅広いモータースポーツ、そして、トヨタの文化、歴史をしっかりと、次世代へと伝えていきたい」


トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 松井 誠:

「伝統のグッドウッドでプリウス・サーキット仕様を走らせたことに、誇りを持っている。未来のモータースポーツ・シーンに、ハイブリッドの時代が来ることを確信している。トヨタが挑戦を続けるモータースポーツを温かく見守っていただきたい」


トヨタTS010(1992)
SWC初戦優勝、ル・マン24時間レース2位


ドライバー:関谷正徳 (元トヨタ・ワークス/トムス):
「過去2回よりも確実に盛り上がっている。多くの人々がこのイベントを望み、絵画展とは異なる、動く芸術品を鑑賞し堪能する熱い視線を痛いほど感じた1日だった」


トヨタセリカ(1993)
WRCダブルタイトル2年連続制覇


ドライバー:J.カンクネン (元TTE):
「私のラリー人生で最も充実した時を共に戦いダブルタイトルをものにした愛車がセリカだ。今、再び、走らせると当時の思い出が蘇る。素晴らしい週末だった」


トヨタ・ローラ(2002)
CARTシリーズダブルタイトル獲得


ドライバー:C.ダ・マッタ (パナソニック・トヨタ・レーシング):
「昨年は、トヨタ7も運転する幸運に恵まれたが今年は、私にとって最も記念すべきチャンプカーでの参加となった。F1GPの合間に、とてもリラックスした時を過ごせた」


トヨタTF103(2003)
2003年ドイツGP 5位獲得


ドライバー:O.パニス (パナソニック・トヨタ・レーシング):
「150回目のF1GPを終えたばかりだが、このイベントに参加すると、その戦歴さえ霞んでしまう。次戦フランスGPへと、さらに闘志の沸いた週末となった」