2006年7月23日(日)配信

F3ユーロ第10戦で小林可夢偉が2位表彰台 ポイントランキングでも平手晃平4位、中嶋一貴5位、小林可夢偉が6位と活躍

F3ユーロシリーズ

第9,10戦:
 日本人若手ドライバー3人が活躍を見せているF3ユーロシリーズは、7月21日から23日の3日間、ドイツ・ノリスリンクで、第9,10戦が開催された。
 21日の公式練習では、平手晃平が5番手タイムで好調をアピール。中嶋一貴は10番手、小林可夢偉は15番手であった。
 その後行われた予選では、小林可夢偉が日本人勢トップの9番手。平手晃平が10番手、中嶋一貴は16番手から決勝へと進んだ。
 22日に行われた第9戦決勝では、小林可夢偉が好スタート。一時は3位まで浮上し、5位でフィニッシュ。平手晃平も見事な追い上げで4位に入った。中嶋一貴はリアホイールのトラブルでリタイアに終わった。
 23日に行われた第10戦では、4番手スタートの小林可夢偉が自身最高位、2度目の表彰台となる2位を獲得。20番手と後方スタートを強いられた中嶋一貴も果敢に追い上げて5位入賞を果たした。5番手スタートの平手晃平は1周目にクラッシュでリタイアとなった。
 全10大会の2006年シーズンで前半戦を終え、TDP支援ドライバーは、平手晃平がランキング4位、中嶋一貴が5位、小林可夢偉が6位。また、小林可夢偉は依然ルーキーカップでトップにつけている。

ドライバー
車番
第9戦
第10戦
ポイントランキング
グリッド
決勝
グリッド
決勝
平手晃平(マノー・モータースポーツ)
3
10番手
4位
5番手
リタイア
4位(28ポイント)
中嶋一貴(マノー・モータースポーツ)
18
16番手
リタイア
20番手
5位
5位(23ポイント)
小林可夢偉(ASMフォーミュラ3)
17
9番手
5位
4番手
2位
6位(22ポイント)

GP2

第7戦:
 GP2シリーズ第7戦が、7月15日、16日、フランス・マニクールで行われた。TDPのサポートを受け、DAMSチームから同シリーズにフル参戦中のフランク・ペレラ(フランス)は、公式練習で13番手、予選では9番手グリッドを確保。
 しかし、第1レースでは、スタートでエンジンストール。最後尾からの追い上げを強いられ、ポジションを上げたものの34周目にトラブルでリタイアとなった。
 21番手グリッドから臨んだ第2レースでは、追い上げを見せ10位でフィニッシュした。

第8戦:
 第8戦は7月29日、30日にドイツ・ホッケンハイムで行われた。フランク・ペレラは、公式練習で8番手、予選では6番手と好調。
 しかし、第1レースで、スタート直後に他車と接触。ピットインを余儀なくされ、追い上げたものの1周遅れの14位に終わった。
 30日の第2レースでは、14番手グリッドから追い上げを見せ、11位でチェッカーを受けた。

ドライバー
車番
第7戦フランス
第8戦ドイツ
第8戦終了時の
ポイントランキング
第1レース
第2レース
第1レース
第2レース
グリッド
決勝
グリッド
決勝
グリッド
決勝
グリッド
決勝
F.ペレラ(DAMS)
15
9番手
リタイア
21番手
10位
6番手
14位
14番手
11位
15位(8ポイント)

フォーミュラ・ルノー2.0

第5,6戦:
 フォーミュラ・ルノー2.0シリーズが、7月15日、16日にイタリアのミザノで第5,6戦が行われた。
 今シーズンからTDPのサポートを受けているヘンキ・ワルドシュミット(オランダ)とマーティン・プロウマン(イギリス)の2人は予選で、ヘンキ・ワルドシュミットが19番手、マーティン・プロウマンが32番手。
 第5戦決勝では、ヘンキ・ワルドシュミットが着実に順位を上げ、14位でフィニッシュ。マーティン・プロウマンは15周でリタイアとなった。
 第6戦は、30番手スタートのマーティン・プロウマンが23位まで順位を挽回してフィニッシュ。ヘンキ・ワルドシュミットは1周遅れの29位に終わった。

ドライバー
車番
第5戦
第6戦
ポイントランキング
グリッド
決勝
グリッド
決勝
H.ワルドシュミット(プレマ・パワーチーム)
2
19番手
14位
14番手
29位
M.プロウマン(プレマ・パワーチーム)
3
32番手
リタイア
30番手
23位

全日本F3選手権

第9,10戦:
 全日本F3選手権第9,10戦が7月8日、9日の両日、三重県・鈴鹿サーキットで開催された。
 好天に恵まれた8日に第9戦の予選が行われ、TDPのサポートを受ける石浦宏明(ナウモータースポーツ)が4番手タイムをマーク。これに大嶋和也(トムス)が5番手で続き、安岡秀徒は11番手となった。
 続いて行われた第10戦の予選では、大嶋和也がトヨタ・トムスエンジン搭載勢では最上位の4番手につけ、石浦宏明は6番手、安岡秀徒は11番手から決勝へ臨んだ。
 8日午後4時に開始された第9戦決勝では、石浦宏明が5位、安岡秀徒が8位入賞。大嶋和也は2周目に他車と接触。リタイアに終わった。
 9日に行われた第10戦決勝は、厚い雲に覆われた空模様ながら、ドライコンディションで開始されたものの、中盤から雨に見舞われる波乱の展開。4番手スタートの大嶋和也は、16周目にコースオフを喫したが、最後まで上位争いを繰り広げ、4位でフィニッシュした。安岡秀徒は14周目、石浦宏明は15周目に各々コースオフし、惜しくもリタイアを余儀なくされた。

ドライバー
車番
第9戦
第10戦
ポイントランキング
グリッド
決勝
グリッド
決勝
大嶋和也(トムス)
36
5番手
リタイア
4番手
4位
6位(84ポイント)
石浦宏明(ナウモータースポーツ)
33
4番手
5位
6番手
リタイア
9位(31ポイント)
安岡秀徒(トムス)
37
11番手
8位
11番手
リタイア
11位(15ポイント)

エッソ・フォーミュラトヨタ

第6戦:
 エッソ・フォーミュラトヨタシリーズは7月8日、9日に三重県・鈴鹿サーキットでシリーズ折り返しとなる第6戦を開催。
 8日に30度を超える暑さの下で行われた予選では、TDPのサポートを受ける国本京佑が5番手、井口卓人が7番手。増田定臣が11番手のタイムを刻み、決勝へと臨むこととなった。
 9日は、台風接近の影響から前日夜に雨に流されたコースも、曇り空ながら乾きはじめ、ドライコンディションで第6戦の決勝がスタート。7番手スタートの井口卓人が2つポジションを上げて5位でフィニッシュ。5番手スタートの国本京佑は一時10位までポジションを落とすものの、終盤戦には追い上げを見せ7位まで挽回してチェッカーを受けた。増田定臣は11番手スタートから一つポジションアップの10位でレースを終えた。

ドライバー
車番
第6戦グリッド
第6戦決勝
ポイントランキング
国本京佑(トムス・スピリット)
7
5番手
7位
6位(31ポイント)
井口卓人(トムス・スピリット)
8
7番手
5位
8位(21ポイント)
増田定臣(トムス・スピリット)
6
11番手
10位
10位(12ポイント)

フォーミュラチャレンジ・ジャパン

第1,2戦:
 トヨタと、ホンダ、日産の3メーカーのバックアップで、世界に通用するドライバーを育てるべく、今シーズンから開催されることとなったフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)の開幕戦が7月8日、9日に三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
 メーカーの垣根を超えて争われるジュニアフォーミュラシリーズとして注目を集める同シリーズには、TDPのサポートでエッソ・フォーミュラトヨタ・シリーズを戦っている増田定臣、国本京佑、井口卓人、窪田善文の4人が参戦。
 8日に行われた予選では、15分ずつ2回の予定が、急遽40分1回に変更される中、増田定臣がTDPドライバー最上位の7番手タイムをマーク。国本京佑が11番手、井口卓人23番手、窪田善文26番手から第1戦へ臨むこととなった。
 午後3時10分にスタートを切った第1戦決勝では、増田定臣がスタートポジションを守り7位でフィニッシュ。国本京佑は15位。井口卓人は5つポジションを上げて18位。窪田善文は25位に終わった。
 9日に行われた第2戦決勝のグリッドは、第1戦決勝でのベストタイム順でグリッドが決定され、増田定臣が15番手、国本京佑17番手、井口卓人20番手、窪田善文は24番手となった。
 午前11時10分に第2戦の決勝レースがスタート。17番手グリッドからジャンプアップを果たした国本京佑が8位でフィニッシュ。増田定臣は12位、井口卓人は14位、窪田善文は23位であった。
 なお、今大会に限り特例措置として、完走車両全車に1ポイント、トップと同一周回フィニッシュの車両全車に4ポイントが与えられた。
 フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)は、全5大会10戦で開催され、第2大会第3戦/第4戦は、8月5日、6日に開催される。

ラウンド 日付 開催コース
第1,2戦 7/8-9 鈴鹿サーキット(三重県)
第3,4戦 8/5-6 富士スピードウェイ(静岡県)
第5,6戦 8/26-27 富士スピードウェイ(静岡県)
第7,8戦 10/21-22 ツインリンクもてぎ(栃木県)
第9,10戦 11/18-19 鈴鹿サーキット(三重県)
ドライバー
車番
第1戦グリッド
第1戦決勝
第2戦グリッド
第2戦決勝
ポイントランキング
増田定臣
14
7番手
7位
15番手
12位
1位(10ポイント)
国本京佑
22
11番手
15位
17番手
8位
1位(10ポイント)
井口卓人
16
23番手
18位
20番手
14位
1位(10ポイント)
窪田善文
13
26番手
25位
24番手
23位
20位(6ポイント)