F3ユーロ第10戦で小林可夢偉が2位表彰台 ポイントランキングでも平手晃平4位、中嶋一貴5位、小林可夢偉が6位と活躍
F3ユーロシリーズ
第9,10戦:
日本人若手ドライバー3人が活躍を見せているF3ユーロシリーズは、7月21日から23日の3日間、ドイツ・ノリスリンクで、第9,10戦が開催された。
21日の公式練習では、平手晃平が5番手タイムで好調をアピール。中嶋一貴は10番手、小林可夢偉は15番手であった。
その後行われた予選では、小林可夢偉が日本人勢トップの9番手。平手晃平が10番手、中嶋一貴は16番手から決勝へと進んだ。
22日に行われた第9戦決勝では、小林可夢偉が好スタート。一時は3位まで浮上し、5位でフィニッシュ。平手晃平も見事な追い上げで4位に入った。中嶋一貴はリアホイールのトラブルでリタイアに終わった。
23日に行われた第10戦では、4番手スタートの小林可夢偉が自身最高位、2度目の表彰台となる2位を獲得。20番手と後方スタートを強いられた中嶋一貴も果敢に追い上げて5位入賞を果たした。5番手スタートの平手晃平は1周目にクラッシュでリタイアとなった。
全10大会の2006年シーズンで前半戦を終え、TDP支援ドライバーは、平手晃平がランキング4位、中嶋一貴が5位、小林可夢偉が6位。また、小林可夢偉は依然ルーキーカップでトップにつけている。
ドライバー |
車番 |
第9戦 |
第10戦 |
ポイントランキング |
||
---|---|---|---|---|---|---|
グリッド |
決勝 |
グリッド |
決勝 |
|||
平手晃平(マノー・モータースポーツ) | 3 |
10番手 |
4位 |
5番手 |
リタイア |
4位(28ポイント) |
中嶋一貴(マノー・モータースポーツ) | 18 |
16番手 |
リタイア |
20番手 |
5位 |
5位(23ポイント) |
小林可夢偉(ASMフォーミュラ3) | 17 |
9番手 |
5位 |
4番手 |
2位 |
6位(22ポイント) |
GP2
第7戦:
GP2シリーズ第7戦が、7月15日、16日、フランス・マニクールで行われた。TDPのサポートを受け、DAMSチームから同シリーズにフル参戦中のフランク・ペレラ(フランス)は、公式練習で13番手、予選では9番手グリッドを確保。
しかし、第1レースでは、スタートでエンジンストール。最後尾からの追い上げを強いられ、ポジションを上げたものの34周目にトラブルでリタイアとなった。
21番手グリッドから臨んだ第2レースでは、追い上げを見せ10位でフィニッシュした。
第8戦:
第8戦は7月29日、30日にドイツ・ホッケンハイムで行われた。フランク・ペレラは、公式練習で8番手、予選では6番手と好調。
しかし、第1レースで、スタート直後に他車と接触。ピットインを余儀なくされ、追い上げたものの1周遅れの14位に終わった。
30日の第2レースでは、14番手グリッドから追い上げを見せ、11位でチェッカーを受けた。
ドライバー |
車番 |
第7戦フランス |
第8戦ドイツ |
第8戦終了時の ポイントランキング |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第1レース |
第2レース |
第1レース |
第2レース |
|||||||
グリッド |
決勝 |
グリッド |
決勝 |
グリッド |
決勝 |
グリッド |
決勝 |
|||
F.ペレラ(DAMS) | 15 |
9番手 |
リタイア |
21番手 |
10位 |
6番手 |
14位 |
14番手 |
11位 |
15位(8ポイント) |
フォーミュラ・ルノー2.0
第5,6戦:
フォーミュラ・ルノー2.0シリーズが、7月15日、16日にイタリアのミザノで第5,6戦が行われた。
今シーズンからTDPのサポートを受けているヘンキ・ワルドシュミット(オランダ)とマーティン・プロウマン(イギリス)の2人は予選で、ヘンキ・ワルドシュミットが19番手、マーティン・プロウマンが32番手。
第5戦決勝では、ヘンキ・ワルドシュミットが着実に順位を上げ、14位でフィニッシュ。マーティン・プロウマンは15周でリタイアとなった。
第6戦は、30番手スタートのマーティン・プロウマンが23位まで順位を挽回してフィニッシュ。ヘンキ・ワルドシュミットは1周遅れの29位に終わった。
ドライバー |
車番 |
第5戦 |
第6戦 |
ポイントランキング |
||
---|---|---|---|---|---|---|
グリッド |
決勝 |
グリッド |
決勝 |
|||
H.ワルドシュミット(プレマ・パワーチーム) | 2 |
19番手 |
14位 |
14番手 |
29位 |
- |
M.プロウマン(プレマ・パワーチーム) | 3 |
32番手 |
リタイア |
30番手 |
23位 |
- |
全日本F3選手権
第9,10戦:
全日本F3選手権第9,10戦が7月8日、9日の両日、三重県・鈴鹿サーキットで開催された。
好天に恵まれた8日に第9戦の予選が行われ、TDPのサポートを受ける石浦宏明(ナウモータースポーツ)が4番手タイムをマーク。これに大嶋和也(トムス)が5番手で続き、安岡秀徒は11番手となった。
続いて行われた第10戦の予選では、大嶋和也がトヨタ・トムスエンジン搭載勢では最上位の4番手につけ、石浦宏明は6番手、安岡秀徒は11番手から決勝へ臨んだ。
8日午後4時に開始された第9戦決勝では、石浦宏明が5位、安岡秀徒が8位入賞。大嶋和也は2周目に他車と接触。リタイアに終わった。
9日に行われた第10戦決勝は、厚い雲に覆われた空模様ながら、ドライコンディションで開始されたものの、中盤から雨に見舞われる波乱の展開。4番手スタートの大嶋和也は、16周目にコースオフを喫したが、最後まで上位争いを繰り広げ、4位でフィニッシュした。安岡秀徒は14周目、石浦宏明は15周目に各々コースオフし、惜しくもリタイアを余儀なくされた。
ドライバー |
車番 |
第9戦 |
第10戦 |
ポイントランキング |
||
---|---|---|---|---|---|---|
グリッド |
決勝 |
グリッド |
決勝 |
|||
大嶋和也(トムス) | 36 |
5番手 |
リタイア |
4番手 |
4位 |
6位(84ポイント) |
石浦宏明(ナウモータースポーツ) | 33 |
4番手 |
5位 |
6番手 |
リタイア |
9位(31ポイント) |
安岡秀徒(トムス) | 37 |
11番手 |
8位 |
11番手 |
リタイア |
11位(15ポイント) |
エッソ・フォーミュラトヨタ
第6戦:
エッソ・フォーミュラトヨタシリーズは7月8日、9日に三重県・鈴鹿サーキットでシリーズ折り返しとなる第6戦を開催。
8日に30度を超える暑さの下で行われた予選では、TDPのサポートを受ける国本京佑が5番手、井口卓人が7番手。増田定臣が11番手のタイムを刻み、決勝へと臨むこととなった。
9日は、台風接近の影響から前日夜に雨に流されたコースも、曇り空ながら乾きはじめ、ドライコンディションで第6戦の決勝がスタート。7番手スタートの井口卓人が2つポジションを上げて5位でフィニッシュ。5番手スタートの国本京佑は一時10位までポジションを落とすものの、終盤戦には追い上げを見せ7位まで挽回してチェッカーを受けた。増田定臣は11番手スタートから一つポジションアップの10位でレースを終えた。
ドライバー |
車番 |
第6戦グリッド |
第6戦決勝 |
ポイントランキング |
---|---|---|---|---|
国本京佑(トムス・スピリット) | 7 |
5番手 |
7位 |
6位(31ポイント) |
井口卓人(トムス・スピリット) | 8 |
7番手 |
5位 |
8位(21ポイント) |
増田定臣(トムス・スピリット) | 6 |
11番手 |
10位 |
10位(12ポイント) |
フォーミュラチャレンジ・ジャパン
第1,2戦:
トヨタと、ホンダ、日産の3メーカーのバックアップで、世界に通用するドライバーを育てるべく、今シーズンから開催されることとなったフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)の開幕戦が7月8日、9日に三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
メーカーの垣根を超えて争われるジュニアフォーミュラシリーズとして注目を集める同シリーズには、TDPのサポートでエッソ・フォーミュラトヨタ・シリーズを戦っている増田定臣、国本京佑、井口卓人、窪田善文の4人が参戦。
8日に行われた予選では、15分ずつ2回の予定が、急遽40分1回に変更される中、増田定臣がTDPドライバー最上位の7番手タイムをマーク。国本京佑が11番手、井口卓人23番手、窪田善文26番手から第1戦へ臨むこととなった。
午後3時10分にスタートを切った第1戦決勝では、増田定臣がスタートポジションを守り7位でフィニッシュ。国本京佑は15位。井口卓人は5つポジションを上げて18位。窪田善文は25位に終わった。
9日に行われた第2戦決勝のグリッドは、第1戦決勝でのベストタイム順でグリッドが決定され、増田定臣が15番手、国本京佑17番手、井口卓人20番手、窪田善文は24番手となった。
午前11時10分に第2戦の決勝レースがスタート。17番手グリッドからジャンプアップを果たした国本京佑が8位でフィニッシュ。増田定臣は12位、井口卓人は14位、窪田善文は23位であった。
なお、今大会に限り特例措置として、完走車両全車に1ポイント、トップと同一周回フィニッシュの車両全車に4ポイントが与えられた。
フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)は、全5大会10戦で開催され、第2大会第3戦/第4戦は、8月5日、6日に開催される。
ラウンド | 日付 | 開催コース |
---|---|---|
第1,2戦 | 7/8-9 | 鈴鹿サーキット(三重県) |
第3,4戦 | 8/5-6 | 富士スピードウェイ(静岡県) |
第5,6戦 | 8/26-27 | 富士スピードウェイ(静岡県) |
第7,8戦 | 10/21-22 | ツインリンクもてぎ(栃木県) |
第9,10戦 | 11/18-19 | 鈴鹿サーキット(三重県) |
ドライバー |
車番 |
第1戦グリッド |
第1戦決勝 |
第2戦グリッド |
第2戦決勝 |
ポイントランキング |
---|---|---|---|---|---|---|
増田定臣 | 14 |
7番手 |
7位 |
15番手 |
12位 |
1位(10ポイント) |
国本京佑 | 22 |
11番手 |
15位 |
17番手 |
8位 |
1位(10ポイント) |
井口卓人 | 16 |
23番手 |
18位 |
20番手 |
14位 |
1位(10ポイント) |
窪田善文 | 13 |
26番手 |
25位 |
24番手 |
23位 |
20位(6ポイント) |