2007年6月10日(日)配信

F3ユーロシリーズ第2戦で小林可夢偉が2戦連続3位表彰台

F3ユーロシリーズ

第2戦:
 TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)ドライバーの小林可夢偉が参戦しているF3ユーロシリーズ第2戦がイギリス・ブランズハッチのショートコースで6月8日(金)から10日(日)にかけて開催された。
 7日(木)に行われた2回のテストでは6番手、7番手、8日(金)の予選に先立って行われた公式練習では5番手と着実にポジションを上げていった小林可夢偉は、第1レースのグリッドを決める予選で4番手を獲得。
 9日(土)に行われた第1レースでは、2列目4番手からスタートした小林可夢偉は3位でフィニッシュ。今季初の表彰台を獲得した。
 10日(日)の第2レースは、第1レースの結果から、上位8台のみが逆順としてグリッドが決定されるため、小林可夢偉は6番手グリッドからスタート。狭く、追い抜きの難しいコースにもかかわらず、好スタートで一気にポジションを上げ、3位に浮上。そのポジションを守り抜き、2戦連続で3位表彰台へ上ることとなった。
 次戦第3戦は6月22日(金)から24日(日)にかけて、ドイツ・ノリスリンクで行われる。

ドライバー 車番 第2戦 第2戦終了時のポイントランキング
第1レース 第2レース
グリッド 決勝 グリッド 決勝
小林可夢偉(ASMフォーミュラ3) 1 4番手 3位 6番手 3位 7位(10ポイント)

全日本F3選手権

第7,8戦:
 6月9日(土)と10日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで、全日本F3選手権第7戦、第8戦が行われた。
 9日(土)午前中に第7戦、第8戦の予選が行われ、TDPドライバーの石浦宏明が2戦共にポールポジションを獲得。第8戦はコースレコードを更新する速さを見せた。ルーキー関口雄飛はどちらも5番手グリッドとなった。一方、大嶋和也は第7戦の予選中にクラッシュを喫し、予選通過タイムに達せず、また、第8戦予選にも出走出来なかったが、嘆願書を提出し、両レース共に最後尾12番手から決勝レースに臨むこととなった。
 9日(土)午後4時10分に開始された第7戦決勝では、ポールポジションの石浦宏明が好スタートを決めると、そのまま後続を大きく引き離し独走。今季初優勝を飾った。関口雄飛は一つポジションを落とし6位でフィニッシュ。最後尾スタートの大嶋和也は追い上げを見せ7位でチェッカーを受けた。
 10日(日)の第8戦決勝レースは、午後12時40分のスタート直前に、予想外の降雨があり、多くのドライバーが急遽レインタイヤへと変更。セーフティカーに導かれてのスタートとなった。しかし、スタート後まもなく雨は上がり、路面は徐々にドライコンディションへと改善されて行った。最後尾グリッドから、スリックタイヤのままスタートを切った大嶋和也は、この機を逃さず猛烈な追い上げを見せ、2位でチェッカー。関口雄飛は6位。レインタイヤのまま走行を続けたポールポジションの石浦宏明は7位に終わった。。

ドライバー 車番 第7戦 第8戦 第8戦終了時のポイントランキング
グリッド 決勝 グリッド 決勝
石浦宏明(TOM'S) 37 1番手 1位 1番手 7位 3位(102ポイント)
大嶋和也(TOM'S) 36 12番手 7位 12番手 2位 4位(95ポイント)
関口雄飛(Now Motorsport) 33 5番手 6位 5番手 6位 7位(40ポイント)