F3ユーロシリーズ最終戦 第1レースで小林可夢偉が4位
F3ユーロシリーズ
第10戦:
10月12日(金)から14日(日)にかけて、F3ユーロシリーズの最終戦となる第10戦がドイツのホッケンハイムリンクで開催された。TDPドライバーとして同シリーズに参戦している小林可夢偉は、前大会ノガロで2戦連続の2位表彰台を獲得。ポイントランキングで4位につけ最終戦へと臨んだ。
12日(金)の午前9時50分から行われた公式練習で小林可夢偉は10番手となったものの、午後1時45分から行われた予選では、2列目4番手グリッドを獲得し、好位置から第1レースに挑むこととなった。
13日(土)午前11時40分から行われた第1レースでは、小林可夢偉はレースカーの不調に見舞われながらもポジションを守り切り、4位でフィニッシュした。
14日(日)午前11時35分から、第1レースの結果からトップ8台が逆順でグリッドが決定され第2レースがスタート。小林可夢偉は5番手グリッドからレースに挑んだが、17周目に無念のリタイアとなった。
今大会の結果、小林可夢偉はランキング4位でシーズンを終えることとなった。
ドライバー | 車番 | 第10戦 | 第10戦終了時のポイントランキング | |||
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第1レース | 第2レース | |||||
グリッド | 決勝 | グリッド | 決勝 | |||
小林可夢偉(ASMフォーミュラ3) | 1 | 4番手 | 4位 | 5番手 | リタイア | 4位(59ポイント) |
全日本F3選手権 ※一部内容が10月8日付全日本F3のリリースと重複しています
第16,17,18戦:
10月6日(土)と7日(日)の両日、宮城県の仙台ハイランドレースウェイで、全日本F3選手権第8大会17、18戦)が開催された。今大会は第6戦と同じく、F3単独開催となり、1大会3レースの構成で行われた。
6日(土)、好天の下で午前11時から15分ずつ、10分のインターバルを挟んで3レースの予選が続けて行われた。タイトルを争うTDPドライバーの大嶋和也は、第16戦4番手、第17戦2番手、第18戦5番手のポジションを確保。前日の練習走行でも好走を見せた石浦宏明は第16戦2番手、第17戦は3番手。そして第18戦ではポールポジションを獲得した。関口雄飛は3セッション全て6番手となった。
続いて午後3時28分にスタートした第16戦決勝では、最前列2番手グリッドの石浦宏明がポジションを守ってスタートを切ったが、その後方では第1コーナーで多重クラッシュが発生。このクラッシュに大嶋和也と関口雄飛が巻き込まれ、2台共にリタイアとなってしまった。石浦宏明は首位を追い続けたが逆転はならず、2位でフィニッシュした。
7日(日)午前10時53分に、やや雲の多い空模様の下で第17戦決勝が開始された。2番手グリッドの大嶋和也は、好スタートを切りトップで第1コーナーに進入したが、ブレーキングをミスしてコースオフ。幸いにもコースへは復帰したが、3位にポジションを落としてしまった。この隙に2位に浮上した石浦宏明がそのままチェッカー。2戦連続の2位となった。これに3位のポジションを守った大嶋和也が続いた。関口雄飛は6位に入った。
午後3時13分から行われた第18戦決勝では、ポールポジションの石浦宏明が好スタートからファステストラップをマークする速さで後続を引き離し、ポール・トゥ・ウィンで圧勝。今季2勝目を挙げた。関口雄飛は6番手スタートから5位に一つポジションを上げてチェッカー。5番手スタートの大嶋和也は、1周目にクラッチトラブルに見舞われ、そのままリタイアとなった。今大会では3戦中2戦でノーポイントという結果に終わり、ポイントランキングでも3位に後退したが、まだタイトル獲得の可能性は残っており、最終戦での逆転チャンピオン獲得へと挑む。
ドライバー | 車番 | 第16戦 | 第17戦 | 第18戦 | 第18戦終了時のポイントランキング (有効ポイント) |
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グリッド | 決勝 | グリッド | 決勝 | グリッド | 決勝 | |||
大嶋和也(TOM'S) | 36 | 4番手 | リタイア | 2番手 | 3位 | 5番手 | リタイア | 3位(230ポイント) |
石浦宏明(TOM'S) | 37 | 2番手 | 2位 | 3番手 | 2位 | 1番手 | 1位 | 4位(187ポイント) |
関口雄飛(Now Motorsport) | 33 | 6番手 | リタイア | 6番手 | 6位 | 6番手 | 5位 | 7位(87ポイント) |
ESSO・フォーミュラトヨタ
第4.5戦:
10月6日(土)と7日(日)の両日、ESSO・フォーミュラトヨタの第4戦、第5戦が宮城県の仙台ハイランドレースウェイで開催された。約3ヶ月ぶりとなる今大会は、今シーズン唯一の1大会2レースの構成で開催された。
1大会2戦の構成で開催される今大会、第2レース(第5戦)のグリッドは第1レース(第4戦)中のベストタイムで決定され、2レース通じて1セットのタイヤで戦うという変則的なシステムで戦われることとなった。
6日(土)に予選が行われ、前大会もてぎで初優勝を飾ったTDPドライバー井口卓人は、今季3度目となるポールポジションを獲得。
予選から4時間ほどのインターバルを経て第4戦決勝レースがスタート。ポールポジションの井口卓人は好スタートを切ると、ファステストラップも獲得する速さでレースをリード。ポール・トゥ・ウィンで前戦に続き2連勝を飾った。
第4戦のベストタイムでグリッドが決定された第5戦決勝は、井口卓人がポールポジション。ポールポジションからスタートを切った井口卓人だったが、スタートを失敗。3番手までポジションを落としてしまった。その後井口卓人は追い上げを狙ったが叶わず、3位でチェッカーを受けた。
ドライバー | 車番 | 第4戦 | 第5戦 | 第5戦終了時のポイントランキング | ||
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グリッド | 決勝 | グリッド | 決勝 | |||
井口卓人(TDP) | 8 | 1番手 | 1位 | 1番手 | 3位 | 3位(69ポイント) |
フォーミュラ・ルノー2.0
イタリアシリーズ 第7戦:
10月12日(金)から14日(日)にかけて、イタリアのモンツァ・サーキットでフォーミュラ・ルノー2.0イタリアシリーズの最終戦となる第7戦が行われた。
11日(木)、午前・午後の2回行われた事前テストでは、TDPドライバーのH.ワルドシュミットが両セッション共2番手タイムと好調。A.カルダレッリも第1セッションで4番手につけるなど順調にレースへと挑んだ。
12日(金)午後1時55分から30分に渡って行われた予選では、M.プロウマンが10番手、A.カルダレッリが11番手、H.ワルドシュミットが12番手とTDPドライバーが並んでのグリッドとなった。
13 日(土)午前11時30分から5.793kmのサーキットを16周して競われた第1レースでは、12番手から追い上げを見せたH.ワルドシュミットが7位でフィニッシュ。これにM.プロウマンが8位で続き、11番手グリッドからスタートで16位までポジションを落としてしまったA.カルダレッリは追い上げたが13位に終わった。
14日(日)に予選のセカンドベストタイムでグリッドが決定され、第2レースがスタート。9番手グリッドのH.ワルドシュミットは好スタートでポジションを上げ、レースを通して5位争いを繰り広げたが僅かに及ばず、6位でフィニッシュ。9番手、12番手グリッドから追い上げて来たM.プロウマンとA.カルダレッリがこれに続き、7位、8位入賞を果たした。
この結果、シリーズランキングではH.ワルドシュミットとM.プロウマンが同点の7位で並び、A.カルダレッリは12位でシーズンを終了した。
ドライバー | 車番 | イタリアシリーズ第7戦 | 第7戦終了時のポイントランキング | |||
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第1レース | 第2レース | |||||
グリッド | 決勝 | グリッド | 決勝 | |||
M.プロウマン(プレマ・パワーチーム) | 24 | 10番手 | 8位 | 8番手 | 7位 | 7位(184ポイント) |
H.ワルドシュミット(プレマ・パワーチーム) | 25 | 12番手 | 7位 | 9番手 | 6位 | 7位(184ポイント) |
A.カルダレッリ(プレマ・パワーチーム) | 23 | 11番手 | 13位 | 12番手 | 8位 | 12位(150ポイント) |
※TDPレポートは原則として、GP2及びF3ユーロシリーズの開催スケジュールに対応して発行する予定です。