トヨタ モータースポーツプレスリリース

僕の出身地である奈良をモチーフにしたものなど、本当にたくさんの応募をいただいたのですが、"子供たちの夢とともに僕たちが走る"という今回の企画の趣旨を考えたとき、このデザインにはそのままのメッセージが描いてありましたからね。LGDAの会長としてやっぱりこれを選ばないと、と思いました。子供さんが描いたものですから、元はもっとラフなデザインだったのですが、それをペインターさんが凄く頑張ってくれて、きれいにまとめてくれたと思います。左側から見れば「夢」という文字の前方への傾きとか「僕らの夢」という言葉の流れはバッチリですが、右側からだと文字のデザイン的に後ろに流れてしまうでしょう？　それをどうしようとか、ペインターも本当に悩んだ結果「夢、僕らの」になってます（笑）。でもこのヘルメットは、子供さん、ペインター、そして僕らドライバー、モータースポーツに関わるすべての人たちの思いが結集したものなんですよね。

たくさんの候補があってね、本当に悩んだんだ。かわいいデザインやメッセージの描いてあるものとかね。でも、僕自身にとってのベストデザインはこれだった。白と黒のコントラストがカッコ良いと感じたんだ。出来上がってきたヘルメットも、予想以上のデキだったね。ペインターが良い仕事をしてくれた。子供の描いたデザインを忠実に守りながらも、ちゃんとデザインとして完成させてくれたんだ。すごく気に入っているよ。でもね、ちょっと面白いことがあったんだ。アイルトン・セナの映画を観に行ったとき、友達を待っていたら女の子を連れたファミリーに遭遇してね。それが、なんと僕が3点最終候補に選んだ中のひとつを描いてくれた子だって言うんだ。不思議なこともあるもんだね。残念ながら最終的に選ばなかったけれど、その子が描いたのは、ハンバーガーをモチーフにしたかわいい感じのデザインだった。こういう子供たちの夢と一緒に走るって良いものだね。

僕は今まで、基本的にヘルメットのカラーリングをずっと変えていないので、出来上がって来たヘルメットを見たとき、まず赤というカラーが凄く新鮮でしたね。これまで使ったことのない色ですから。また、デザインの部分では僕が通常被っているヘルメットと、コンセプト的には近いのかなと思いますが、これは京都の大文字焼きをイメージしているということで、近くで見るとなかなか迫力があるなと感じました。仕上がりは凄く気に入っています。被ってしまうと自分では良く分からないのですが、ファンの方が持って来てくれた写真で見ると、やはりイメージがかなり変わるので、自分で見ても"ん？　誰？"って感じで、たまにこういった企画でいつもと違うヘルメットを被るのも面白いなと思いました。クルマに乗っているところを外から見ても、赤が印象的ですし、こういうのも"アリ"だなぁと。もちろん、このヘルメットを被って戦う日曜のレース2は、きっといつもと違うレースになると思っていましたよ（笑）！

このデザイン、凄く気に入っているんだ。カラーリングも僕の母国のナショナルカラーだし、王室の紋章も入っているんだ。でも、何より気に入ったのは、この熊の絵だよ。ただね、ひとつ残念だったのは、この熊の絵が両サイドに入るんだと思っていたら、なぜか左サイドだけで、右サイドにはチェッカーフラッグだけだったんだ。なぜこうなったのか分からないけれど、きっとペインターさんが忙しかったのかな（笑）？　レースが終わったら、このヘルメットをプレゼントすることになっているんだけど、ちょっと悲しいね。本当はずっと僕の手元に置いておきたいんだ。個人的な意見で申し訳ないけれど、全員のヘルメットの中で僕のデザインが一番だね。総合優勝できたのも、このヘルメットのお陰だよ！

ペインターさんが子供たちのデザインに忠実に再現してくれたお陰で、僕が最初にデザインをもらったときのイメージのままに仕上がって来た感じです。描いてくれたのは女の子なんですが、僕が富士で勝てるように金色で宏明の"H"を入れたデザインをしてくれていたので、実際にすごくヤル気が出ましたね。お陰でGTはちょっといい感じで走れましたが、逆にFニッポンではこのヘルメットを被っていなかったのでダメだったのかもしれないですね（笑）。ペインターさんに、「デザインしてくれた女の子の名前を入れますか？」と聞かれたので、是非にとお願いしました。その子にプレゼントするものですからね。色的には今年のGTのスーツには合わなかったかもしれませんが、いつものヘルメットよりも外から見て目立つのはこっちだなと思いましたね。

添えられていたメッセージを読んでこのデザインに決めたんですが、出来上がってきたヘルメットは、想像通りいい感じになっていましたね。基本的には王冠とかレインボーとかカッコイイ感じのデザインなんですが、ところどころにイチゴとか、かわいい感じの絵が入っていたりして面白いですよね。全体的に爽やかな感じもあって、良いなと。ペインターさんがうまくアレンジしてくれたのか、平面で見ていたデザインとの違和感もないし、良いデザインを選んだのかなと思いました。このヘルメットを被っていたからこそ、予選で一時トップに立てたんだと思いますよ。結局抜かれちゃいましたけど（笑）。こういうプログラムに参加できて本当に良かったですね。また来年も出来ればと思います。

色合いもきれいだし、富士で被るということで富士スピードウェイのコース図が描いてあるものを選んだんですが、子供さんに描いてもらったデザインどおりの仕上がりで、満足しています。色使いなんか、僕らには思いつかないようなきれいなもので、良いなと思いました。被って走っていると自分で見えないのが残念なんですが、カートをやっているころから、自分で最初に描いたデザインのまま基本的にず～っと同じものを被っていたので、今回初めて違うデザインのヘルメットを被って不思議な感覚というか、新鮮な気持ちになりましたね。また今度こういう機会があったら、次はスーツなんかをデザインしてもらうのも面白いかもしれませんよ！

どんなデザインが応募されてくるのか全く予想していなかったんだけれど、たくさんのデザインが集まってね。このデザインに決めたのは、富士山が描かれていて、さらに富士スピードウェイのセクターが散りばめられていたからなんだ。セクター1、GO! 　セクター2、GO!　みたいな感じで、アタックしているみたいなイメージなんだよ。それに僕の母国のシンボルマークも描かれていたしね。出来上がりも想像していたよりも良かったし、何よりもこれを被って走ったレースの結果が良かった。ポールポジションからの優勝だからね、これ以上の結果はないよ。間違いなく、このヘルメットは僕の幸運のお守りだよ。だって僕自身、GTでは初めてのポール・トゥ・ウインが出来たんだからね。出来たらこのまま持っていたいよ。プレゼントしなきゃいけないのが辛いね（笑）。

凄く興味深いコンテストだね。小さな子供たちに、もっと僕たちドライバーを身近に感じてもらうのには最高の企画だと思う。僕は小さな子供が凄く好きだから、将来のある子供たちをクルマやモータースポーツの世界に誘うきっかけになるかもしれない、このプログラムに参加できて本当にうれしいよ。僕の選んだデザインは、小さな女の子が描いてくれたものなんだけれど、彼女はレースウィークにピットにも遊びに来てくれてね。ヘルメットを見ながら少し話をしたけれど、うれしそうな彼女の顔を見て、僕もうれしかった。彼女が描いてくれたのは、富士山とお日様なんだけれど、色使いも明るくてきれいだし、面白いだろう？　実際に仕上がって来たデザインもほとんど彼女が描いたもののままだったし、ほぼ僕の予想していたとおりのヘルメットになって、本当にうれしかったな。

僕は女の子が描いたデザインを選んだんですが、出来上がってきたヘルメットはペインターさんが少しアレンジしていて、当初の色味とはかなり違った感じに仕上がってきましたね。僕のヘルメットに使っているイタリアンカラーの緑、赤、白がベースだったのが、青や黄色も入ってカラフルになっています。サイドの稲妻のようなラインは、これまで僕が使ったことのないようなデザインですが、出来上がってみると威圧感が出ていて、こういうのも良いなぁと思いました。これを参考に来年のヘルメットデザインを考えようかな、っていう気持ちになりましたね。これまでの僕のヘルメットデザインは、基本的に平行なラインを使っていたのですが、こういう風に前傾でアングルがついているようなラインも面白いなと。まっすぐヘルメットを被っても、ラインが前傾だと前のめりに威圧感が出るんだなぁと勉強になりました。