2011年8月18日(木)配信

11gt_lgda_event

LGDA 夏祭り 2011 in MEGA WEB 開催!
 

 今季、SUPER GT 500クラスへレクサスチームより参戦しているドライバー計12名による手作りイベント、“LGDA 夏祭り 2011 in MEGA WEB”が、14日、お台場・MEGA WEB(東京都江東区)にて、各チームのレースクイーンも華を添え、盛大に行われた。今年で6回目を迎える。

 今年も、昨年に続き陣頭指揮を執るのは、レクサスチームドライバーズアソシエーション(LGDA)副会長伊藤大輔選手。自身のブログでファンから意見を募り、「もっと身近に感じるイベントを」という声に耳を傾け、そこに主眼を置きイベント作りを行った。過去5回もそうだが、ドライバーたちの試行錯誤の跡がしっかり感じられる内容。これまでは楽しんでもらいたい一心で、たくさんのコンテンツを詰め込んで来たが、今回はシンプルに、そしてドライバーとたくさん触れ合えるよう、ゆったりした時間割でファンの方々に楽しんでもらう趣向とした。子どもたちの瞳を、さらに輝かせるべく、イベントはスタートした。

※当日の模様は、こちらU-STREAMでご覧になれます!

~縁日~

 会場にお囃子のBGMが流れる中、各チームスタッフの協力を得て縁日を開催した。関係者も来週の鈴鹿でのレースを控え、緊張も高まっていた中、子どもたちと共に束の間のひとときを楽しんだ。子どもたちは、夏休みの「縁日」というありふれたシチュエーションに、どんどん吸い込まれて行く。ドライバーは、空き時間には縁日に戻って待機し、丸一日ファンサービスを行った。また子ども用のイベントTシャツもプレゼントされ、各縁日をまわって、ドライバーからサインをもらう姿もたくさん見られた。

<各チームの縁日一覧>
バンドウ
スマートボール
ルマン
スーパーボール
クラフト
射的
トムス
水ヨーヨー釣り
セルモ
輪投げ
サード
鬼泣かせ

~トークライブ~

 イベントと言えばトークショー。イベントならではの“ココだけの話”を楽しみにしている方も多いだろう。今回は、2チームずつ4名のドライバーとコンパクトに人数をまとめ、その分“濃い”話を展開。「最近ハマっているもの」をテーマに、話は進んで行く。それぞれ個性が出るのがこの手のトークショー。U-STREAMでライブ&録画配信されているにもかかわらず、うっかり饒舌なドライバーたち。ここは、動画で楽しんでもらいたい。レースクイーンのガールズトークも必見!

   

~レーシングスーツデザインコンテスト~

 ドライバーのレーシングスーツをデザインしてもらうという、お絵描きエリアも設置。ドライバーも姿を見せ、子どもたちとの会話を楽しんだ。のちに、自分のレーシングスーツをデザインしてくれた子どもたちの中から、ドライバー自らがお気に入りのデザインを選出。選ばれた子どもたちには、サイン入りキャップがプレゼントされた。

~レクサスSC430のデモ走行~

 レクサスSC430 が、“LGDA夏祭り”では、初めてデモ走行を行った。狭いコースを疾走するレクサスSC430 。ドライブは、中嶋一貴選手、立川祐路選手、脇阪寿一選手の3選手。場所柄、ショッピングに訪れたレースを知らない方々も足を止め、猛暑にも関わらず沢山の観衆の前での走行となった。

   

~【チーム対抗コンテンツ】玉入れ・大なわとび・グランツーリスモ・ドライバーワークアウト~

 来場者参加型のイベントも用意。その場で希望者を募り、じゃんけんで選出。ドライバーとペアになって、それぞれの競技に参加し、スコアを競ってもらった。

~【チーム対抗コンテンツ】ウィングレット スラロームタイムトライアル~

 もともと、“人の移動を支援するパーソナル・モビリティ”として、開発された立ち乗り型の一人乗り二輪車。それを使って競争を行ってしまおうという企画。用意されたコースを慎重にコースオフすることなく、進むタイムライアル。普段はスピードを競うドライバーも、今日ばかりは、ゆっくりじっくり操っていた。

   

~初心者向け ひも付きキッズカート教室~

 レーサーになりたい!と夢を抱く子どもたちの多くが、モータースポーツの最初の入り口となるであろうカート。そのカートを何もわからない段階から、プロのレーシングドライバーの指導によりレッスン。暑い中、先生の話を聞きながら、おそるおそるアクセルを踏む子どもたち。自分でカートを走らせることができるようになると、自ら拍手をしている子どももいて、暑さもなんのそのと、ひたむきに頑張る子どもたちの姿がそこにあった。

   

~Vitz同乗走行~~

 レース仕様のVitzをレーシングドライバーがステアリングを握り、その助手席へ同乗していただくサービスも行った!各回36名もの参加者を募っていた。

   

~パーツ比較~

 市販車と、SUPERGTで使用されるレーシングカーとの違いを、ホンモノのパーツを置いて比較するコンテンツ。TRDが展開するこのブースは、昨年大人気だった。夏休みの自由研究向きコンテンツである。

 

~タイヤ交換・レクサスSC430搭乗体験~

 ライドワンコースでは、SUPER GTのピット作業であるタイヤ交換を体験、また憧れのSC430のコックピットへの搭乗体験も行われた。どちらもなかなか体験する機会がないだけに、大人の方が興味津々、チームルマンのメカニックによるタイヤ交換は、食い入るように見ている人も多かった。

   

~復興支援への取り組み~

 東日本大震災の復興支援として、福島県物産展も開催し、販売が行われた。喜多方らーめん、福島県産のお米などの名産品が並び、販売のお手伝いにドライバーやレースクイーンが店頭に立ち、商品は早々に完売。

   

~チャリティオークション~

 各ドライバーから出品されたグッズは入札形式で落札され、全額が被災地復興のため寄付される。お気に入りのドライバーのアイテムを着々とそろえるオトナのファンにとっては、このオークションも楽しみである。水面下では、見えない火花が散っているのが、オークション。落札された方々の名前が読み上げられると、ステージに上りドライバーが直接商品を手渡しサインをしていた。

   

~来場者の声~

静岡県裾野市 渡辺さん親子
今年で3回目のLGDAというママと麗奈ちゃん。大嶋選手の大ファンとのこと。麗奈ちゃんがかぶっているのは、今年のSUPER GT富士のレースでチームルマンが2位になった時に、ポディウムで大嶋選手がかぶっていたブリヂストンのキャップだった!パドックで待っていた麗奈ちゃんに、大嶋選手がプレゼントしてくれたそう。今回のイベントは、これまでと違い、ドライバーに会える、楽しめる、サインがもらえると感想を述べてくれた。事前に、並ばなくても大丈夫というアナウンスがあった為、ギリギリにお台場に到着しても安心できたと語ってくれた。

東京都八王子市 中村ファミリー
家族全員脇阪選手の大ファン!今回は、3年前以来の来場だ。やっとファミリーのスケジュールが合いましたと元気に参加。以前は、席があって座れないと、子どもたちの為に肩車をしてあげたりしないといけなかったが、今回は先着順ではないので、ゆっくり楽しめたとのこと。大縄跳びを座って観戦していたファミリーのところに、突然脇阪選手がなだれ込むというサプライズがあった。その後、一緒に観戦していたようだが、これはかなり良い思い出ができたに違いない。

静岡県御殿場市 本田ファミリー
SUPER GTにすっかりハマり、全員で石浦選手を応援している本田ファミリー。今年の活躍を大変喜んでいるとのこと。LGDAのイベントについては、普段はサーキットでピリピリしている姿を見ているが、たまにはこのイベントのように、ドライバーも楽しむのは良いのではないだろうかという意見。とにかく子どもが楽しんでいるので、今年の趣向はとても良いと思うし、ぎりぎりにお台場に到着したが、何も支障はなかったとの意見をいただいた。パパになっても、もちろん石浦選手を応援し続けるとのことだ。ありがたい!

神奈川県 大島さんファミリー
写真には写っていないが、来場されていたパパがSUPER GTの大ファン!そしてLGDAはファミリーで初参加。昨年のTMSFで、初めてサーキットに行ったとのこと。そこですっかり魅了され、ファミリーでLGDAに参加。脇阪選手と、チームルマンのファン。今回のイベントにも積極的に参加されていた。

神奈川県 美野輪さんファミリー
奥様が大のアンドレ・ロッテラー選手のファン。一昨年は、ロッテラー選手のレーシングスーツを落札。昨年は、ご懐妊で臨月であるにも関わらずLGDAのイベントに参加。今回は、10か月になる莉奈ちゃんを連れて参加してくれた。今回は、レーシングシューズを見事落札。着々とロッテラーグッズが揃っているようだ。0歳にして、すでにサーキットデビューをしている莉奈ちゃんの成長も、LGDAのイベントの成長と共に楽しみである。

東京都 笠川さんご夫婦
脇阪選手のグローブを落札。イベントも隅々まで楽しんでくださったそうだ。年々、大人気のこのイベントは、今年は並ばなくても良かったことと、ドライバーと触れ合う機会が多くて、これまでで一番良かったとの評価をいただいた。この内容は、何より子どもたちが楽しかったのでは?とのこと。しかし、子どもだけではなく、大人もこうして、このイベントを心待ちにしていてくれる気持ちがとてもうれしかった。


 楽しい時間は、あっという間に過ぎ、すべてのイベントが終了。チーム対抗戦で、優勝したのはレクサスチームサードの石浦選手と井口選手の2人という結果となった。
 レクサスチームは、次戦 SUPER GT第5戦を目前に控え、リラックスした時間を過ごし、子どもたちからパワーをもらった。あとは、前進あるのみ!全チーム、全力で戦うことを誓い、今年のLGDAは、大団円となった。

伊藤大輔選手のコメント

 「率直に、今年のやり方は良かったと思います。今まで以上に楽しめた。今年何を核としてイベントを行うか考えたときに、原点に戻ろうと言うことになり、ブログで意見を募ったところ、今までコンテンツを詰め込みすぎたということがわかり、ドライバーとのふれあいを多くするよう改善をしました。各コンテンツの合間に、ドライバーは縁日に戻ったのですが、うまくまわるか不安だった。しかし、始まってしまえばとても身近なイベントとなって良かったと思う。ドライバーの手作りイベントではあるが、関係各位、たくさんの協力を得てこのイベントを成功に導くことができ、とても感謝している」