2012年8月17日(金)配信

LGDA 夏祭り 2012 in MEGAWEB イベントレポート

LGDA 夏祭り 2012 in MEGAWEB イベントレポート

今年で7回目を数える夏の恒例イベント"LGDA 夏祭り2012 in MEGAWEB"が、8月12日(日)、見て乗って感じる クルマのテーマパーク MEGA WEB(メガウェブ・東京都江東区)にて開催された。
レクサスチームに所属するレーシングドライバーが加盟しているLGDA(レクサスGTドライバーズ・アソシエイション、会長脇阪寿一選手、副会長伊藤大輔選手)主催のファン感謝イベントである。LGDAのメンバーに、今年はTDP(トヨタ育成プログラム)ドライバー2名を加え、3000名のイベント来場者を迎えて盛大に行われた。

今回用意したコンテンツは、大きくわけて3つ! トークライブ!走行!縁日!ドライバーやこのイベントに駆け付けてくれたレースクィーン、各チーム関係者と奔走しながらもとても楽しいひとときとなった。

※当日の各イベントの様子は、当日オンエアーされたU-STREAM のアーカイブで、いつでも閲覧することができる。

【LGDA 夏祭り 2012 in MEGAWEB U-Stream】
1ch http://www.ustream.tv/channel/lgda-live
2ch http://www.ustream.tv/channel/lgda-live-02ch

1.トークライブ!
  ドライバートークショーでは、普段聞くことのできない話を心待ちにしているファンは多い。今年は、2チームずつに分かれて行われ、今季SUPER GT 500クラスデビューした国本雄資選手は、先月富士登山で頂上まで行った話を披露するなど、それぞれのドライバーが、写真をまじえながらラフなトーク展開。レースクィーントークショーもあわせて各回行われ、イベントに華を添えた。
また、今年デビューした新型トヨタFRスポーツカーTOYOTA86のトークショーも設けられた。当日、自慢の86を持ち込んだ荒聖治選手と、大嶋和也選手、また86のデビューイベントにもたくさん出席し、レース界を代表して86の伝道師と化している脇阪寿一選手の3人がこれに参加。レーシングドライバー目線での86談話を繰り広げた。
2.走行を楽しむ!
  TOYOTA86同乗走行&試乗!
レーシングドライバーの駆る話題のTOYOTA86に、乗ってしまおう!というのが、今年のこのイベントの目玉!抽選で選ばれた方が、憧れのドライバーと一緒にドライブを楽しむことができるのだ。同乗走行と言っても、ジュニアシートを持ち込んで、子どもたちも一緒にドライブ!コースには、パイロンも設けられ、スラローム走行のちょっとのスリルも味わった。 そして、今回は、86の「試乗」もこのイベントに盛り込んだ。言い方を変えれば、逆"同乗走行"だ。ドライバーを助手席に乗せて走行するのだ。先生がヒヤリとするのか、それとも優しいアドバイスで、"教習所状態"になるのかは、お手合わせをお願いするドライバーしだい。同乗するドライバーも、少しだけドキドキしたに違いない。

  レクサスSC430デモラン! 中嶋、国本、立川の3選手が PETRONAS TOM'S SC430をドライブ。SUPER GTを戦っているクルマは年々進化し、今季レクサスチームは、タイトル争いに大いにからむ活躍を見せているが、今回デモランを担当したルーキーの国本は、現在レースで使用しているレクサスSC430しか運転経験がない。デモランのクルマは、運転の操作方法が若干異なる為(08モデルのSC430は、パドルシフトを採用していない)、試走の際に、スタッフに運転操作を確認し、周囲も見守っていたが、本番では関係者の心配をよそに、爆走を披露していた。

  また、そのレクサスSC430を使って、タイヤ交換体験を実施。チームルマンのメカニックが、デモンストレーションし、プロの腕前を披露すると、その後体験を募るMCの声に手を挙げる子どもたちは多数!インパクトレンチを持って、タイヤを運んで...と、スーパーGT本番さながらのタイヤ交換を体験していた。

そのほか、ドライバー養成講座と題した子ども向けカート教室、auセルモスープラへのコックピット搭乗体験など、実車を体験できる、子どもたちの夢へのかけ橋となるものコンテンツを用意していた。

3.LGDA縁日!&TRD展示
  LGDA縁日は、昨年同様、レクサスチーム各エントラントの協力を仰ぎ今年も開催!夏休みで、来場者は、お子さま連れがほとんど。小さなお子様向けコンテンツではあるが、ドライバーと触れ合う貴重な場でもある。ドライバーと一緒に、射的などを楽しんだりする機会は、このイベントならでは! 7回目ともなると、それを楽しみにしている方も多く、サイン集めに奔走するファンも多い。この"近さ"が、イベントの"売り"だ。
また、このイベントならではの全レクサスチームのパートナーTRDが出展するレクサスSC430の実車のパーツは、普段絶対手に取ることができないものであり貴重。各パーツのカーボンの軽さやその大きさを体感でき、レースファンにとっては大変興味深いもの。縁日にも負けず、人が絶えず訪れていた。
4.その他

会場には、今年らしい趣向として、各エントラントやタイヤメーカーが手掛けたTOYOTA86も展示された。ドレスアップされた86を、興味津々と見るクルマ好きファンも多かった。イベント終了後には、朝から入札の行われていたドライバーのグッズのオークションの結果が発表された。レーシングスーツにヘルメットと、今年出品されたグッズも大変豪華。


では、会場の声を拾ってみよう!
  岩井ファミリー
伊東市から来てくださった岩井さんファミリーは、今回で4回目の参加になる。ファンサービスが魅力の脇阪選手の大ファンで、毎年このイベントを楽しみにしてくれている。ご主人が土日忙しいため、お母様とお子様でサーキット通い。もともと、スーパーのイベントでチケットが当たったのをきっかけに、サーキット通いが始まり、テレビなどでも活躍している脇阪選手にハマったそうだ。ご自宅に近い富士スピードウェイでのレース開催には、必ずかけつけてくれている。このイベントの後の予定は、9月に開催されるスーパーGT観戦。それまでこのイベントの余韻に浸っていてもらおう。
  広瀬さん
山梨から、始発電車で3時間かけてLGDAドライバーに会いに来てくれたのは、今回で2回目の参加となる広瀬さん。5年ほど前から、テレビなどでスーパーGTを知り、昨年初めてサーキットへ足を運んだそうだ。生で聞いたエギゾーストノートに感動し、すっかりサーキットにもハマったようだ。お気に入りのドライバーのグッズなども多数身につけ、なおかつTシャツを個性的にアレンジ。少し違った応援をしたいそう。次は、9月のスーパーGTを観戦予定。広瀬さんのホームコース富士へは、これからも足しげく通ってくださるそうだ。
  宮川さん
都内からお越しの宮川さんは、なんと石浦選手を助手席に乗せて86の試乗を行った。さぞかし緊張した事だろうと、クルマを降りて来たところお話を伺った。横にプロを乗せてという経験は、教習所以来20年ぶりの経験で、やはり大変緊張されたとのこと。今回初めてこのイベントに来られたそうだが、憧れのレーシングドライバーと"近い"イベントで驚かれ、かつドライバーのファンサービスに感嘆。来年はお子様を連れて来たいと思ったそうだ。同乗した石浦選手は、走行している車内で、86の魅力を語ってくれたそうで、ますます彼のファンになったとのこと。見るだけでも楽しいイベントに、プラスこの同乗走行で、クルマ離れがささやかれる昨今、86を通して盛り上がって欲しいし、このイベントの子どもたちの笑顔も素敵だと、うれしいコメントをたくさん寄せてくれた。
  早田さん親子
今回で4回目の参加となる千葉県からお越しの早田さん。お嬢さんのお目当てのドライバーは、昨年までLGDAメンバーのアンドレ・ロッテラー選手!大ファンなそうだ。今年は残念ながら彼はいないが、お台場まで来てくれた。他にも、GT300クラスに参戦していた頃から、石浦選手、大嶋選手のファンでもあり、毎年このLGDA夏祭りは恒例の行事となっているそうだ。この日は、国本選手の86の同乗走行が当選。クルマの中では、会話も楽しんだとのこと。もっとドライバーと一緒のコンテンツが欲しかったと率直なコメントもくれた。
  永島ファミリー
神奈川県からお越しの永島ファミリーは、今回で3回目の参加。ファミリー全員で、レースの勝敗予想をするほど、家族全員がモータースポーツファン。とりわけ脇阪選手のファンなそうだが、きっかけはトレッサ横浜でのイベントからだったそうだ。お母様がもともと興味をお持ちで、そのイベントをきっかけにサーキットへ行き、結局家族全員がハマってしまったらしい。86の同乗走行も楽しんで、大満足の夏休みになっただろうか?次は、来月のスーパーGT観戦を予定している。

LGDA副会長の伊藤大輔選手の言葉で始まり、会長脇阪寿一選手の挨拶で大団円を迎えたLGDA 夏祭り2012 in MEGAWEB、今年も子どもたちのたくさんの笑顔に会えた。クルマ好きの方々へも喜んでいただける「86」という今年らしい趣向も盛り込み、事故もなく無事に終了した。日々多忙を極めるドライバーたちが、毎年開催に際し頭をひねるのは大変労を要することだが、年を重ねていくこのイベントを心待ちにしているリピーターは多い。ファンとの貴重な交流イベントは、年々趣向を変え、また新たな形でファンを待つことになるだろう。