トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、モータースポーツ活動をクルマの持つ「夢」や「感動」をお客様にもたらす大切なものと位置づけ、クルマを通じてお客様とより多くの「喜び」を分かち合うための重要な
活動の一つとして、引き続き各国や地域毎に根ざしたモータースポーツ活動を推進する。昨年より「見るモータースポーツ」に加え、お客様が「参加するモータースポーツ」の推進をGAZOO Racing*1の活動として強化しており、今季もより多くの方々が気軽にクルマの楽しさを体感いただけるよう機会の創出を図る。
<見るモータースポーツ> 日本では、SUPER GTにおいて昨年惜しくも2年連続のタイトル獲得を逃したGT500クラスのLEXUS SC430で、タイトル奪還に挑む。またフォーミュラカーのトップカテゴリー、フォーミュラ・ニッポンへの参戦では、昨年見事ドライバーとチームのダブルタイトルを獲得。今季も継続してエンジンを供給し、トヨタエンジン搭載車の連続タイトルを狙う。
米国のNASCARについては、引き続きナショナルシリーズと呼ばれるトップ3カテゴリーに参戦。トヨタ カムリで参戦する最高峰スプリント・カップ・シリーズでは、昨年最終戦までタイトルを争うも、惜しくも獲得ならなかった初のドライバーズタイトルを狙う。また、3年連続のマニュファクチャラーズタイトルとオーナーズタイトルを獲得したネイションワイド・シリーズもトヨタ カムリで引き続き参戦し、連続チャンピオンを目指す。昨年ドライバーズタイトルを奪還したキャンピング・ワールド・トラック・シリーズも、更なる連覇へ向け引き続きトヨタ タンドラで参戦する。
<参加するモータースポーツ>
お客様ご自身が「参加するモータースポーツ」の推進を、クルマの「楽しさ」と「夢」を広げる取り組みであるGAZOO Racingの活動として強化していく。全くの初心者でも気軽にサーキット体験できる参加型プログラム、GAZOO Racing ワクドキ「サーキットを走ろう」をより多くの頻度で実施し、全国各地で参加できる機会を増やす。
また、チームGAZOO Racingでのニュルブルクリンク24時間耐久レース*2への参戦は、LEXUS LFAで4回目となる。過酷なモータースポーツにチャレンジすることを通じてクルマを鍛え、 社員自らも参加することにより、いいクルマづくりのための人材育成にも活用する。
上記の活動に加え、世界のトップクラスドライバーの育成を目指し、トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム(以下TDP)を推進する。今季更なる活躍が期待される小林可夢偉など、本年は9名のドライバーを選出し、支援する。 また、環境に配慮したモータースポーツの推進と量産車両を含めたハイブリッドシステムの高効率化のために、モータースポーツ用ハイブリッドシステムの開発を継続する。
*1 GAZOO Racing : クルマの楽しさを広げる自動車ポータルサイトGAZOO.com(クルマ好き、クルマファンが集まる場所)から生まれた活動。クルマを「持つ」、「走る」、「語り合う」楽しさを広げる事を目的として、レースを通じた車両開発や、サーキットを使用した走る機会の提供、チームとファンとの交流などの活動を展開している。 *2 正式名称 : 39th ADAC Zurich 24h Race 2011
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