ドイツ赤十字社と協力した今回のトヨタの試みでは、14万5000ユーロを越える義援金を集めることができた。この義援金は津波被害を被った各国における救済活動のために直接利用されることになる。トヨタF1チームの裏舞台を見学できるほか、F1活動を間近に感じることができる今回の特別イベントには5500人以上の人々が参加した。
また、この日のイベントをサポートするため、チームのレース・ドライバーであるヤルノ・トゥルーリとラルフ・シューマッハーもそろってファクトリーにその姿を見せた。
ヤルノ・トゥルーリは今回のイベントについてこう語っている。「今日のイベントはみんなにとってF1の ファクトリーの内部を見学できる素晴らしい機会になりました。トヨタはすでに一企業として今回の東南アジアでの 大災害に対して大きな支援を行っていますが、今日のファクトリー公開イベントは、私たちから何か特別なことを 提供できるいい機会になりました。私が知る限りでは、F1のファクトリーが一般公開されたのはこれが初めてのことですし、津波被害に遭われた方々のために義援金を募ると同時に、一般の皆さんに対し何か特別な事をするにはこれが素晴らしい方法ですね」
ラルフ・シューマッハーが続ける。「今回のTMGのファクトリー公開イベントは、アジアの津波被害者の方々へ義援金を募るための本当に素晴らしいアイディアでした。それと同時に、私たちは一般の皆さんにひとつ屋根の下で丸々ひとつのレースカーを制作する様子を間近で見てもらい、トヨタF1チームの仕事ぶりを目にしてもらえるという珍しい機会を提供することができたのです。今回の価値ある目的を支援していただくために、これほど多くの皆さんが私たちのファクトリーを訪れてくれたことに私は大きな感銘を受けました」
TMGは、今回のイベントをサポートしていただいたすべての企業へお礼を申し上げると同時に、ケルンの地元自治体とドイツ赤十字社には、この公開イベントをこれほどの大成功に導いていただいたことに感謝いたします。
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