第3戦バーレーンGP決勝日となる4月3日(日)午前10時半より、予選第2回目のタイムアタックが行われた。気温37度、路面温度42度、湿度16%と相変わらず高温の中、前日行われた予選第1回目の結果の逆順で1台ずつアタック。10番手に出走したラルフ・シューマッハーは、予選第2回目単独では3番手となる見事な走りで前日のミスを挽回、スターティンググリッド3列目の6番手へと予選ポジションをアップした。一方、開幕から3戦連続で予選第1回目2番手を獲得したヤルノ・トゥルーリは、19番目に出走。一つポジションを落としたものの、スターティンググリッド2列目の3番手グリッドを確保した。3戦連続の最前列スタートこそ逃したものの、パナソニック・トヨタ・レーシングは、2台が予選トップ6入りを果たし、57周で行われる決勝レースへと挑む。
ヤルノ・トゥルーリ :
カーナンバー16 シャシー:TF105/02
予選第2回目のタイム: 5番手 1分32秒667(トップと0.613秒差)
予選2回の合計タイム: 3番手 3分02秒660(トップと0.758秒差)
「今シーズン初めて、最前列でないグリッドからのスタートとなったが、予選3番手というのも充分に良い結果であり、我々の現在の競争力を証明していると思う。私は路面がクリーンな側からスタートすることになるので、最後までトップグループでレースを戦うためにも、誰よりも良いスタートを切れることを期待している」
ラルフ・シューマッハー :
カーナンバー17 シャシー:TF105/04
予選第2回目のタイム: 3番手 1分32秒319(トップと0.265秒差)
予選2回の合計タイム: 6番手 3分03秒271(トップと1.369秒差)
「今朝の予選アタックは良い走りが出来たが、それだけに、昨日のアタックでミスを犯してしまったことが残念でならない。とはいえ、ヤルノ・トゥルーリが“TF105”で表彰台を狙えることを示し、私も今日のセッションで5つポジションをアップできたことで、午後の決勝で、より多くのポイントを獲得するための現実的なチャンスが得られた」
マイク・ガスコイン : シャシー部門 テクニカルディレクター
「今朝の予選第2回で、ラルフ・シューマッハーが昨日以上に素晴らしい走りを見せ、5つもポジションを上げて6番手グリッドを得たことに満足している。ヤルノ・トゥルーリは最前列グリッドこそ逃したが、コース路面のクリーンな側からスタートを切れることは有利になるだろう。このグリッドから、連続表彰台獲得と、2台揃ってのポイント獲得を目指す」
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