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Rd.7 Grand Prix of Europe press release
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F1第7戦ヨーロッパGP予選 J.トゥルーリが2列目4番手から決勝へ
1回アタックの新方式に変更された予選で好走。R.シューマッハーは8番手スタート
2005年5月28日(土)(ドイツ・ニュルブルクリンク発)

F1世界選手権第7戦ヨーロッパGPの公式練習3回目と4回目に続き、公式予選が行われた。前戦第6戦までは、土曜日に予選1回目、日曜日の午前中に予選2回目を行い、その合計タイムで決勝グリッドを決定していたが、このヨーロッパGPから、土曜日の予選1回のみで決勝グリッドを決定する方式に変更されることとなった。この土曜日の予選後は、決勝スタートまで車両保管されることから、予選では、決勝レースへ向けて燃料を搭載した状態でのタイムアタックが行われる。

予選に先立って午前9時から行われた公式練習3回目は、好天の下、気温24度、路面温度28度、湿度55%のコンディションで開始。ラルフ・シューマッハーが9番手、ヤルノ・トゥルーリが12番手のタイムをマークした。30分のインターバルの後、午前10時15分に開始された公式練習4回目では、路面温度が上昇する中、着実にタイムをアップ。ヤルノ・トゥルーリが5番手、ラルフ・シューマッハーは8番手の好位置につけ、午後に行われる公式予選へ臨むこととなった。

公式予選は、気温30度、路面温度は48度というコンディションで、午後1時に前戦モナコGPの決勝結果の逆順でタイムアタック。11番目に出走したヤルノ・トゥルーリは、素晴らしい走りで4番手のタイムをマークし、2列目グリッドから決勝をスタートすることとなった。一方、15番目アタックのラルフ・シューマッハーは8番手グリッドを確保。ポイント獲得目指し、明日の決勝へと挑む。明日は、午後2時(日本時間午後9時)に60周で行われる決勝レースのスタートが切られる。

ヤルノ・トゥルーリ : カーナンバー16 
シャシー:TF105/02



公式練習3回目: 12番手 1分32秒719(トップと2.104秒差)    5周
公式練習4回目:  5番手 1分30秒552(トップと0.872秒差)   12周公式予選    :  4番手 1分30秒700(トップと0.619秒差)    3周

「良い予選アタックが出来、非常に嬉しい。出来る限りハードにプッシュし、ミスもなく、“TF105”の全てを引き出すことが出来た。昨日、今日と“TF105”のバランスに関する作業を行ってきたが、その甲斐あって非常に良いフィーリングで予選アタックすることが出来た。また、決勝に向けた戦略においても自信はあり、この状況を維持して良いレースになることを期待している。ここニュルブルクリンクが、強い陽射しと高い気温に見舞われたのは良いことだ。天候はしばしば大きなファクターとなり、嵐に見舞われる可能性もあるが、決勝では天候が持ってくれることを望んでいる。我々をサポートしてくれる多くのチーム関係者の前で、良い結果を得て、みんなに捧げられればこんなに素晴らしいことはない」

ラルフ・シューマッハー : カーナンバー17 
シャシー:TF105/03



公式練習3回目:  9番手 1分32秒432(トップと1.817秒差)   13周公式練習4回目:  8番手 1分30秒692(トップと1.012秒差)   14周
公式予選    :  8番手 1分31秒392(トップと1.311秒差)    3周

「もう少し上位のグリッドを狙っていたが、アンダーステアに見舞われ、全体的にグリップも低く、望み通りのラップタイムは得られなかった。この週末は、良いバランスを見出すために努力を続けてきた。ヤルノ・トゥルーリの“TF105”は好調なので、今晩、データから相違を見出す必要がある。全てのレースが重要なのはもちろんだが、ファクトリーから見に来てくれる多くのチームスタッフやファンの前で、全力を尽くしてその応援を好結果へと反映させたい。明日の天候がどうなるかはわからないが、ポイント獲得、そして可能ならば表彰台フィニッシュを狙っていく」

ディーター・ガス : チーフ・レース・エンジニア

「今日は非常に満足できる予選結果となった。ヤルノ・トゥルーリは予想以上に素晴らしいアタックを見せ、ラルフ・シューマッハーも良いポジションを獲得してくれた。ラルフ・シューマッハーはアンダーステア症状を訴えているので、夜を徹してデータを解析し、原因を解明する事になるだろう。しかし、他には何の問題もなく、決勝レースへ向けて適切なタイヤ選択も出来たと思う。このことは、明日の午後に期待が持てるということを意味する。決勝での戦略にも自信があり、それはきっとうまく行くはずだ。見に来てくれるすべてのサポーターのためにも、良い結果が得られることを期待している」

高橋敬三 : 技術コーディネーション担当ディレクター
 
「両ドライバー共に新しい予選方式のもとで、全力でアタックしてくれた。ヤルノ・トゥルーリは若干風の影響を受け、ラルフ・シューマッハーはアンダーステア傾向になってしまったが、明日のレースでは十分に上位を狙っていける位置なので、ケルンの仲間のためにも最善を尽くす」