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Rd.8 Grand Prix of Canada press release
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F1第8戦カナダGP予選 2台揃ってトップ10グリッドを確保
J.トゥルーリが9番手、R.シューマッハーは10番手グリッドから明日の決
勝へ
2005年6月11日(土)(カナダ・モントリオール発)

F1世界選手権第8戦カナダGPの公式練習3回目と4回目に続き、公式予選が行われた。例年にない暑さのモントリオールコースは、今年再舗装が施されたが、それに加え、この日新たにいくつかのコーナーで、コンクリートによる補修が行われ、路面状況はまた変化することとなった。午後の予選に先立って午前9時から開始された公式練習3回目は、気温28度、路面温度35度、湿度は70%というコンディションで行われた。各車路面温度の上昇と、路面コンディションの改善を待ち、ラルフ・シューマッハー、ヤルノ・トゥルーリ共に後半になってから走行開始。ラルフ・シューマッハーが11番手、ヤルノ・トゥルーリは12番手となった。その後、30分のインターバルを挟み、午前10時15分に開始された公式練習4回目では、ラルフ・シューマッハーが精力的に走行。6番手のタイムをマーク。一方、ヤルノ・トゥルーリは、電気系のトラブルに見舞われ、終盤コースインして8周したのみに終わり、13番手タイムであった。公式予選の開始された午後1時には、気温33度、路面温度は52度まで上昇。前戦ヨーロッパGP決勝結果の逆順でタイムアタックが開始された。ラルフ・シューマッハーは、3番手という不利な出走順ながら10番手グリッドを確保。13番目に出走したヤルノ・トゥルーリは、グリップ不足を訴えながらも9番手につけ、2台揃ってトップ10グリッドからポイント獲得目指し、決勝へと挑む。明日の決勝レースは、午後1時(日本時間13日午前2時)に70周のスタートが切られる。

ヤルノ・トゥルーリ : カーナンバー16 
シャシー:TF105/02



公式練習3回目: 12番手 1分17秒441(トップと1.859秒差)    5周公式練習4回目: 13番手 1分16秒063(トップと1.831秒差)    8周公式予選    :  9番手 1分16秒201(トップと0.984秒差)    3周

「午前中の公式練習で、電気系のトラブルに見舞われ、走行が限られてしまったが、予選でのアタックラップは私にとって悪くない結果で、満足している。予選アタックのウォームアップラップで、タイヤを充分に暖めるべく最善を尽くしたが難しかった。カナダGPは我々にとって、常に厳しいレースとなってきたが、明日の決勝レースへ向けて、私はかなり自信を持っている。この予選グリッドは戦略の自由度も可能にする、我々の明日の戦い方に期待して欲しい」

ラルフ・シューマッハー : カーナンバー17 
シャシー:TF105/03



公式練習3回目: 11番手 1分16秒999(トップと1.417秒差)    9周公式練習4回目:  6番手 1分15秒280(トップと1.048秒差)   12周公式予選    : 10番手 1分16秒362(トップと1.145秒差)    3周

「問題なく予選アタックが出来、結果には比較的満足している。出走順が早く、その後、さらに路面コンディションが良くなって行くため、かなり難しいアタックとなった。コースは新たにコンクリートが敷かれた部分でグリップの低下が感じられたが、大きな影響はなかった。ただ、その作業によって路面がさらに汚れてしまったことの方がより大きな問題だった。しかし、我々は最善を尽くしたので明日の決勝レースで、このスタートポジションからのポイント獲得を目指す」

ディーター・ガス : チーフ・レース・エンジニア

「トップ10に2人のドライバーが入れたことで、明日のレースは十分なチャンスがあるはずだ。そして、それは、良い結果でフィニッシュ出来ることを意味する。確かに、ヤルノ・トゥルーリは、もっと予選上位を狙えたと思うが、今朝の公式練習で、電気系に問題を抱えてしまい、十分なセットアップを行うことが出来なかった。このことが、彼の予選を難しくしてしまった。また、サーキットの路面コンディションが徐々に良くなって行く中で、早い出走順のラルフ・シューマッハーも、とても厳しい状況だった。にもかかわらず、とても良い結果を出してくれた。明日の戦略に自信をもっており、好結果を期待している。2台揃ってのポイント獲得が我々の現実的な目標だ」

高橋敬三 : 技術コーディネーション担当ディレクター
 
「2台共に予選トップ10内に入れたことは、我々のレース戦略を考えれば満足すべき結果だ。とくに、ラルフ・シューマッハーは、早い出走順でのタイムアタックで、路面が滑りやすかったにもかかわらず、完璧な走りをしてくれた。明日のレースでは、我々のペースが、かなり競争力を発揮すると思うので、自信を持って戦いに挑むつもりだ」