土曜日午前中の公式練習以降は、パナソニック・トヨタ・レーシングのサードドライバーであるリカルド・ゾンタが、ラルフ・シューマッハーに代わって“TF105”をドライブすることになる。リカルド・ゾンタにとっては、昨年のブラジルGP以来の決勝レース参戦となる。
ラルフ・シューマッハー :
「このニュースは、チームにとっても、私自身にとっても非常に残念だ。チームがこの週末のレースで良い結果を得られることを祈っている。そして、私が今月行われる第10戦フランスGPには戻ってこられることを確信している」
リカルド・ゾンタ :
「昨日起こったことは、チームにとって理想的な状況でないことは確かであり、特に、ラルフ・シューマッハーのことは気の毒に思っている。もちろん、私が再び決勝レースに参加できるチャンスを得られたことは嬉しいが、別の面から見れば、それは非常に複雑な状況である。しかし、私は土曜日以降のレースドライバーとして起用されたわけであり、残りの週末、良い結果を得られるべくトライしていく」
冨田務 : TMG会長 兼 チーム代表
「ラルフ・シューマッハーがこの週末、レースに出走できないのは本当に残念だ。しかし、我々はFIAのメディカルチームによる勧告を考慮し、レースウィークの残りは、リカルド・ゾンタにドライブさせることを決定した。安全を考えてこの予防的判断を取ったが、ラルフ・シューマッハーは、次戦フランスGPには参加できると確信している」
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