来週水曜日に31歳になるトゥルーリだが、シルバーストーンでは11戦で10回目となる予選トップ5入りを達成した。明日のレースでは、予選2位のキミ・ライコネンがエンジン交換のペナルティのため10グリッド降格となるため、4番手からのスタートとなる。
「いいラップだった」と振り返るトゥルーリ。「とはいえ、本当はもっと前に行けたと思う。ファン・パブロ・モントーヤからはわずか100分の7秒遅れただけだったが、少々アンダーステアがあってあのタイムだったからね。でもここまではいい流れで来ている。レース用セットアップはうまくできているという自信があるし、マニクールとのときよりもっといいレースができると期待している」
全長5.141キロメートルのサーキットを、トゥルーリは1分20秒459で周回。トップのマイルド・セブン・ルノーF1のフェルナンド・アロンソ(1分19秒905)とは0.5秒の差だった。ウェスト・マクラーレン・メルセデスのライコネンは1分19秒932で2位、ラッキーストライクBARホンダのジェンソン・バトンは1分20秒207で3位となった。4位はマクラーレンのファン・パブロ・モントーヤ(1分20秒382)、5位がヤルノで6位はスクーデリア・フェラーリ・マルボロのルーベンス・バリチェロ(1分20秒906)となった。
1分21秒191で9番手タイムを記録したラルフ・シューマッハーは、明日は8番グリッドからのスタートとなる。7回のワールド・チャンピオンに輝く兄のミハエル・シューマッハーより、わずかに0.084秒速いタイムだった。
「私の予選ラップは特別にすごかったところはなかったものの、きれいでいいラップだった」と話すラルフ。「午前中のフリー走行では3位と4位になり、かなり速かった。マクラーレンはすこし先を行っているように見えたが、ルノーやフェラーリとは同じペースで走れそうだった。われわれは調子が良さそうだから、レースではたくさんポイントを獲得できるようゴールを目指さないとね」
シャシー部門テクニカル・ディレクターのマイク・ガスコインが続ける。「レース重視の戦略を練ることに集中できたし、いい2日間だった。予選ではヤルノが今回も素晴らしい仕事をしてくれたし、ラルフも着実にトップ10を獲得してくれた――グリップ不足にはすこし悩まされたようだったけどね。明日はたくさんポイントを獲得することが目標になる。また、再び表彰台に上がれる可能性も除外すべきではない」
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