F1第8戦フランスGP予選 J.トゥルーリ4番グリッド獲得
T.グロックは9番グリッド獲得 2戦連続のダブルポイント獲得を目指す
2008年6月21日(土)フランス・マニクール
F1世界選手権第8戦フランスGPの公式練習第3回目と予選が、フランス南部のマニクール・サーキットで行われた。パナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックは、午前中に行われた公式練習3回目でそれぞれ6番手、11番手のタイムを刻みセッションを終えた。予選第1セッションではヤルノ・トゥルーリが3番手、ティモ・グロックが7番手に入り、2台揃って予選第2セッションへと進出。そして予選第2セッションでも、ヤルノ・トゥルーリが4番手、ティモ・グロックが7番手と好走を見せ、共に最終第3セッションへ進出。ヤルノ・トゥルーリは5番手、ティモ・グロックは10番手で予選を終了し、グリッドはそれぞれ4番手、9番手を獲得した。パナソニック・トヨタ・レーシングは、明日の決勝レースでオベ・アンダーソンに好結果を捧げるために戦いに挑む。
ヤルノ・トゥルーリ : カー・ナンバー11
シャシー:TF108/05
公式練習3回目 : 6番手 1分16秒147(トップと0.397秒差) 20周
予選第1セッション : 3番手 1分15秒521(トップと0.497秒差) 7周
予選第2セッション : 4番手 1分15秒362(トップと0.321秒差) 6周
予選第3セッション : 5番手 1分16秒920(トップと0.471秒差) 6周
グリッド : 4番手(暫定)
「今日の予選セッションはとても良い結果となった。2台共に10位以内に入れて自分にとってもチームにとっても本当に嬉しいよ。そこまで速く走れるとは予想していなかったのだけれど、この週末は調子がどんどん良くなっていった。車はバランスが良く取れていて、すべてがうまく行った。ラストの周回は特にうまく行った。第3セッションでは、燃料を積んだ状態で限界を把握するためにかなりプッシュしたせいでスピンしてしまった。けれど、慌てることなく、ラストランのために設定をいくつか変えた。明日になってみないと分からないけれど、今のところは、レース状態の車のドライビングに、さらに自信を持っているから、良い結果が出せると思っている。もちろん、オベ・アンダーソンと彼が我々のために行ってきたすべてを偲ぶ為に、我々にとって今週はとても重要だ。今日は好調なスタートを切れた。我々は今週末の成果のすべてを彼に捧げたいと思う。」
ティモ・グロック : カー・ナンバー12
シャシー:TF108/06
公式練習3回目 : 11番手 1分16秒344(トップと0.594秒差) 20周
予選第1セッション : 7番手 1分15秒727(トップと0.703秒差) 10周
予選第2セッション : 7番手 1分15秒558(トップと0.517秒差) 6周
予選第3セッション : 10番手 1分17秒596(トップと1.147秒差) 8周
グリッド : 9番手(暫定)
「昨日の公式練習での問題点を考えれば、我々はこの結果に満足しているよ。けれど、まだタイヤに苦労している。少ない燃料だと、ヤルノと同じくらい速いペースで走れるのだけれど、予選第3セッションで多めの燃料を積んだら、少々手こずった。だから、明日のレースでタイヤをもっとうまく扱う方法を見つけるために、まだやらなくてはいけないことがある。それでも、今日の結果は本当に良かったよ。このサーキットで、またケルンで一生懸命仕事してくれているチームの皆にとって、両車ともに10位以内に入れたのは良かった。明日のレースではポイントを獲得できればと思っている。」
パスカル・バセロン :
シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
「モントリオールでの厳しかった予選を踏まえれば、今日のような一日は大歓迎だ。空力とサスペンションの進化という、車の大きなアップグレードを行ってここに来たので、特に満足している。そして、それが上手く機能しているのを見ることが出来て、とても嬉しい。ティモは、昨日少し手こずっていたが、彼と彼のエンジニアが昨晩から良い仕事をしてくれて、今日はペースを取り戻すことが出来た。我々は、明日、非常に暑いレースに備えなければならない。両車ともに良いポジションにいるが、レースはすべてタイヤの扱いに懸かっている。明日は非常に暑くなるだろうし、マニクールはタイヤに大きなストレスを与えるコースだ。今はただ、ここに持ってきているすべての新しいパーツを準備してくれた、ファクトリーで働くすべてのメンバーに感謝しなくてはならない。彼らの素晴らしい努力は報われた。今は、このことをオベ・アンダーソンに捧げるに相応しい結果に変えるため、一生懸命頑張るのみだ。」
新居章年 : 技術コーディネーション担当ディレクター
「予選で目標としていた、ヤルノ、ティモ二人揃ってのトップ10グリッドを確保出来た。予選開始時点で路面温度が40℃を超え、コンディションは決して良くなかったが、豊富なデータから得たセッティングが功を奏し、この予選結果に繋がった。明日の決勝レースでは気持ちを引き締め、表彰台の一角を伺うつもりで、ドライバーもチームもミスのない、積極的ないいレースをしたい。」
1 |
K・ライコネン |
フェラーリ |
2 |
F・マッサ |
フェラーリ |
3 |
L・ハミルトン |
マクラーレン |
4 |
F・アロンソ |
ルノー |
5 |
J・トゥルーリ |
トヨタ |
6 |
H・コバライネン |
マクラーレン |
7 |
R・クビサ |
BMW |
8 |
M・ウェバー |
レッドブル |
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