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Rd.17 Grand Prix of China
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F1第17戦中国GP決勝 T.グロック7位入賞
J.トゥルーリは無念のリタイア

2008年10月19日(日)中国/上海インターナショナル・サーキット

F1第17戦中国GPの決勝が、中国の上海インターナショナル・サーキットで行われた。スタート直後の第1コーナーで、ヤルノ・トゥルーリはセバスチャン・ブルデーに追突され、マシンにダメージを負った。一旦ピットに戻りレースに復帰したが、その後すぐにガレージに戻り、無念のリタイアを喫した。一方のティモ・グロックは、燃料を重く積んでいたため、レース後暫くはペースをあげられなかったが、ワンストップ戦略が功を奏し、最終的に7位でチェッカーを受け、貴重なポイントを獲得した。チームは、コンストラクターズポイントで5位を維持している。2週間後には、いよいよ今シーズン最終戦となるブラジルGPが開催される。

ティモ・グロック : カーナンバー12
シャシー : TF108/07



決勝 : 7位(トップと41.722秒差)
予選ラップタイム : 13番手1分35秒937(第2セッションでトップと0.990秒差)
グリッド : 12番手

「最善を尽くした上での結果だから、満足しなくてはならないね。レース序盤で、タイヤを暖めるのに手こずったけれど、そこから調子があがって、良いペースを出すことができた。第1スティントの最後では、クルマはちょうど良い状態になっていたんだけれど、ピットストップからコースに戻ってきたニック・ハイドフェルドが前に入ったおかげで、それを生かしきれなかった。そのため、時間をロスしてしまったよ。それがなければ、たぶんロバート・クビサに追いつくことができたかもしれないけれど、最終的には再び速さを取り戻せた。今日は戦略がうまくいったよ。スタッフ全員に感謝を捧げたい。」

ヤルノ・トゥルーリ : カー・ナンバー11
シャシー:TF108/05



決勝 : リタイア
予選ラップタイム : 9番手1分37秒934(第3セッションでトップと1.631秒差)
グリッド : 7番手

「スタートラインから離れた後、セバスチャン・ベッテルとサイド・バイ・サイドで競り合ったんだけど、彼がイン側にいたから引き下がらざるを得なかった。そうしたら、突然セバスチャン・ブルデーが私のクルマの後部右サイドに追突してきた。その結果、クルマにダメージを負ってしまったんだ。今年、彼はスパの第1コーナーでも同じ事をして、私のレースを台無しにしているから、さすがにフラストレーションが溜まるよ。もっとポイントを獲得できる可能性が非常に高かったから、レースを続けられなくて残念だった。それでも、まだ1レース残っているから、今シーズンを少しでも上位でフィニッシュするために、ブラジルでは最後までプッシュしていくよ。」

新居章年 :  技術コーディネーション担当ディレクター

「ティモが見事に1ストップストラテジーを決めてくれ、12位から5ポジションを上げ、7位入賞してくれ、うれしく思う。重い燃料でスタート直後はペースを上げるのに苦しんだが、その後は順調に周回を重ね、特に終盤になっても攻めの姿勢を貫き、貴重なポイントを獲得してくれた。しかしヤルノが1ラップ目に追突され、車にダメージを受けリタイアに追い込まれたのは大変残念だった。次はいよいよ今年の最終戦ブラジルになるが、表彰台を狙うつもりで、最後までチーム全員で頑張る。」

山科忠 : TMG会長兼チーム代表

「今日は、ヤルノが他のクルマのおかげでレースを離脱する羽目になり、スタートから最悪の出だしとなってしまった。彼のモチベーションは非常に高かったし、トップ6に入れる可能性は高かった。ところが、彼のクルマは、車体と空力パーツを含む右サイド全体にダメージを負ってしまったために、ドライブできる状態ではなくなってしまった。ティモは、公式練習と予選のパフォーマンスを考慮に入れると、素晴らしい仕事をしてくれた。彼のドライビングは良かったし、ワンストップ戦略は成功だった。今は、両ドライバーともに、ブラジルでの最終戦に集中しなくてはならない。もちろん、我々は絶対に諦めないし、少しでも良い結果を目指して、全力で頑張るつもりだ。」

Result
1 L・ハミルトン マクラーレン
2 F・マッサ フェラーリ
3 K・ライコネン フェラーリ
4 F・アロンソ ルノー
5 N・ハイドフェルド BMW
6 R・クビサ BMW
7 T・グロック トヨタ
8 N・ピケ ルノー
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