F1ヘレス合同テストは3日目を迎えた。昨日までのライアン・ブリスコに代わ
り、リカルド・ゾンタが合流。すでに昨日午後からテストに加わっているヤル
ノ・トゥルーリと共に新型“TF106”のテストを続行した。2人のドライ
バーは、午前中にセットアップを行い、午後は、ブリヂストンのタイヤテストに
移行。多くの周回を重ね、忙しい一日となった。両ドライバー共に明日もテスト
を続け、あさって日曜日は、リカルド・ゾンタがブリヂストンのウェットタイヤ
のテストを行う予定。
ヤルノ・トゥルーリ: TF106/01
ベストラップ:1分19秒670
周回数:89周
走行距離:393.6km
「今日は我々にとってより有意義な一日となった。午前中はセットアップに費や
し、午後タイヤテストに移った。これまでのテストにおいて、若干の問題には遭
遇しているが、それらは予測範囲内のものだ。ブリヂストンとの協力関係はまだ
始まったばかりであり、最良のタイヤを得るために学んでいる最中だ。ヘレスは
こうした作業に最適のサーキットであり、この冬の間に大きな進歩を成し遂げる
ことを確信している」
リカルド・ゾンタ: TF106/02
ベストラップ:1分19秒859
周回数:60周
走行距離:265.4km
「今日は主にタイヤテストを行った。午前中にセットアップ作業を行った後、タ
イヤ評価のテストを行った。午後、ピットを出る際に、燃料系の問題に見舞われ、
一度だけ中断を余儀なくされた。そのため、サーキットのコンディションが最良
の時に走ることが出来なかった。しかし、予定されていたプログラムのほとんど
は遂行出来た。ヘレスは,どのようにタイヤを使うか見出すためには非常に適し
たサーキットだ。もちろん、我々は、まだ新しいタイヤでのセットアップなど多
くを学ばなければならないが、今日は多くのデータを収集出来、有意義な一日と
なった」
マイク・ガスコイン: シャシー部門テクニカルディレクター
「ヤルノ・トゥルーリとともにリカルド・ゾンタが加わったことでより実りの多い一日となった。リカルド・ゾンタは午前中、ブリヂストンタイヤの基本的なセットアップ作業を行い、その後、いくつかのタイヤ構造に関するテストに移行した。ヤルノ・トゥルーリは午前中、セットアップとバランスについて作業し、午後はタイヤコンパウンドのテストに専念した。リカルド・ゾンタは燃料系の問題に見舞われて若干走行を制限されたが、全体的には、ブリヂストンとの有意義なテストを含め、建設的な一日だった。ブリヂストンとの共同開発作業は、この早い段階においても、すでに十分な効果を上げている」
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