1月26日(木)パナソニック・トヨタ・レーシングは、スペイン・バルセロナ郊外カタルニア・サーキットでのF1合同テスト2日目を迎え、ヤルノ・トゥルーリとラルフ・シューマッハーが“TF106”でのテストを継続した。
ヤルノ・トゥルーリは、午前中のセットアップと午後のタイヤテストで予定されていたプログラムを継続。ラルフ・シューマッハーはオリビエ・パニスから“TF106”の01号車を引き継ぎ、異なった条件でのタイヤやセットアップに関するテストを行った。早朝こそ気温が低かったものの、両ドライバー共に手応えを得た一日となった。
ヤルノ・トゥルーリ: TF106/02
ベストラップ:1分17秒250
周回数:85周
走行距離:393.295km
ヤルノ・トゥルーリは好調だった初日に続き、2日目のタイヤ評価においても、成果を得られたことを喜んでいる。
「全体的に見て、私が担当した今回のテストは非常に上手く行っている。ブリヂストンはいくつかの新しいタイヤを持ち込み、確かな進化を得た。まだやらなくてはならないことはあるが、瞬間的なスピードとともに持続性を考慮しても十分な速さを持っていると思う。今日は、より“TF106”に適していると思われるタイヤでロングランテストを行い、非常に良い結果を得られた。来るシーズンへ向け、高い期待を持つことが出来る」
ラルフ・シューマッハー: TF106/01
ベストラップ:1分17秒506
周回数:71周
走行距離:328.517km
ラルフ・シューマッハーは、スペイン・バルセロナでの2日間のテストでの初日を、チームメイトであるヤルノ・トゥルーリとともに有意義に過ごした。
「今日のテストでは良い感触を受けている。基本的なタイヤテストと共に、様々なシステムチェックとセットアップを行い、好結果を得られた。とはいえ、開幕戦までの6週間の間にやるべきことは多いが、逆に言えば、まだ6週間あるとも言える。各チーム共に様々なテストを行っており、誰も現時点でのポジションを語ることは難しいが、我々は開幕戦バーレーンへ向けて良い状態にいることは確信している」
リチャード・クレーガン: チーム・マネージャー
チーム・マネージャーであるリチャード・クレーガンは、今年始めてテストに参加した。
「今日は成果を得られ、良い一日だった。タイヤに関して、進化を得られたとともに、いくつかの興味深い発見も出来た。ブリヂストンとの共同作業においては、彼らの対応が素早く、我々の要請に対してあらゆる方法で対処してくれることが分かった。今日はヤルノ・トゥルーリの“TF106”がエンジンを交換したことで2時間ほどタイムロスをしたが、特に心配することはなく、エンジン性能の限界を見極めるためのテストの一つに過ぎない。それ以外では、セットアップとタイヤの作業に終始し、どちらも成功裏に終わっている」
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