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Grand Prix Tests
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F1バレンシア合同テスト2日目 トラブル無く順調にテストプログラムを続行
ヤルノ・トゥルーリとラルフ・シューマッハーがタイヤとセットアップに加え、ロングランテストも遂行
 
2006年2月2日(木)(スペイン・バレンシア発)
 

2月2日(木)パナソニック・トヨタ・レーシングは、スペイン・バレンシアで行われているF1合同テストの2日目を迎えた。前日に引き続きテストを行うヤルノ・トゥルーリと共に、もう一台の“TF106”はリカルド・ゾンタから、ラルフ・シューマッハーへと交代。それぞれが個別のタイヤテストプログラムを続行し、忙しいスケジュールでセットアップ全体を進行し、開発のために重要なデータを収集した。バレンシア合同テスト3日目となる明日は、ラルフ・シューマッハーとリカルド・ゾンタがテストを継続する。パナソニック・トヨタ・レーシングは、冬季テストプログラムにおける日々のハードワークが、2006年シーズン、チームの競争力を向上させる大きな力になるものと確信している。

ラルフ・シューマッハー: TF106/02
ベストラップ:1分12秒182
周回数:92周
走行距離:368.0km

ラルフ・シューマッハーは、彼にとってバレンシア合同テストの初日となったこの日、朝の滑りやすいコースコンディションから果敢にコースイン、多くのロングランテストを行った。

「今日は多くのタイヤテストを行うことが出来た。特に技術的な問題も起こらず、何度かのロングランテストも遂行出来、良い一日であった。バレンシアはテストにおいてはいつも難しいサーキットであり、今回も例外ではなかった。以前ここでテストを行った時とは、エンジンもタイヤも異なるため、比較するのは困難だ。しかし、我々は着実にテストを続けており、今日成し遂げた結果に満足している」

ヤルノ・トゥルーリ: TF106/01
ベストラップ:1分12秒513
周回数:72周
走行距離:288.0km

今回のバレンシアテスト最終日となったヤルノ・トゥルーリは、タイヤのテストに専念し、来るシーズンへ向けた準備を行った。

「この2日間のテストは有意義なものであった。今日は、昨日から行っているタイヤとセットアップの作業を 継続し、多くの周回を走破した。ここ数回のテストにおいて、タイヤの温度を最適なものにするにはどうすれば 良いかを理解するためのトライを続けている。冬季テストの間にこれを達成するのは容易ではない。なぜなら 気温が低く、最適なコンディションを得るのが難しいからだ。しかし、我々は“TF106”について、より一層多くの ことを学んでいる。新しい空力パッケージを導入した時、我々の競争力レベルが明らかになるだろう」

ディーター・ガス: レース及びテスト・チーフ・エンジニア

パナソニック・トヨタ・レーシングはポジティブな結果を得て、バレンシア合同テスト2日目を終了した。

「今日はタイヤのテストにおいて多くを得られた一日であった。昨日はウェットタイヤにおけるいくつかの良いデータを収集できたが、今日は主にタイヤ構造の開発に集中した。技術的には全くトラブルの無かった一日であり、予定されていたプログラムを完了することが出来た。何度かのロングランテストを試し、改めて非常に良い改良が進んでいることを実感した。明日もより進化を進めて今週のテストを締め括れることを望んでいる」