2月3日(金)パナソニック・トヨタ・レーシングは、スペイン・バレンシアでのF1合同テストを終了した。
3日間のテストの最終日は、ラルフ・シューマッハーとリカルド・ゾンタが“TF106”でセットアップ作業と新たな
ブリヂストンタイヤのテスト作業を遂行。両ドライバー共に多くの周回をこなし、有意義なデータを収集して
テストを締め括った。パナソニック・トヨタ・レーシングは来週スペイン・ヘレス・サーキットでのF1合同テストに
参加し、2006年シーズンの開幕へと備える。
ラルフ・シューマッハー: TF106/02
ベストラップ:1分11秒843
周回数:76周
走行距離:304.0km
ラルフ・シューマッハーは、タイヤの開発評価に焦点を当てた今週のテストプログラムを終了した。
「今日は異なるセットアップでのテストを行い、多くの周回をこなした。全くトラブルに見舞われることなく、
成功裏に終わり、良い一日であった。タイヤテストにおいては、正しい方向性に進んでおり、今後のテストで
新しい空力パッケージが導入されれば、我々の競争力がどれだけレベルアップしているか分かるだろう」
リカルド・ゾンタ: TF106/01
ベストラップ:1分11秒938
周回数:115周
走行距離:460.0km
リカルド・ゾンタはバレンシアテストでの最終日となるこの日、非常に多くの周回数をこなし、エンジンの走行
距離を加えてテストを終了した。
「多くの周回をこなし、長い一日であった。ほとんどの時間をタイヤテストと、異なるセットアップを試すことに
費やした。今週のテストでは、“TF106”を改善するために必要な多くのデータを収集し、どれだけの進化を
遂げられたかを確認出来た。今日のタイヤテストでは、5周ごとのショートランも何度か行ったが、主に
ロングランにおける一貫性を試した。信頼性に関しては全く問題が起こらず、実り多い一日であった」
ディーター・ガス: レース及びテスト・チーフ・エンジニア
パナソニック・トヨタ・レーシングはバレンシア・サーキットでの3日間のテストを終了し、持ち込んだ2台の
“TF106”の高い信頼性を確認した。
「今回のバレンシアでの3日間のテストは、とても充実したテストとなった。“TF106”は非常に信頼性が高く、
タイヤテストで多くの作業をこなすことが出来た。タイヤに関しては、新しい仕様を試し、ブリヂストンタイヤに
合わせたセットアップ作業を行うことで、いくつかの興味深い進化を得た。来週は再びヘレス・サーキットで
同様のテストを行い、タイヤが適切に働くために必要な温度を得るにはどうすればいいかを学ぶことになる」
|