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Grand Prix Tests
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F1ヘレス合同テスト2日目 好コンディションの下 順調に長距離を走破
ヤルノ・トゥルーリとラルフ・シューマッハーのレース・ドライバー2名がテストを続行
 
2006年2月8日(水)(スペイン・ヘレス発)
 

パナソニック・トヨタ・レーシングは、ヘレス・サーキットで行われているF1合同テストの2日目を迎えた。2月8日(水)は、好天に恵まれ、気温も上昇。この好コンディションの下で、ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリがテストを引き継いだ。主にブリヂストンタイヤのテストプログラムに集中し、両ドライバー共多くの周回を走破。有意義なテストとなった。

ヤルノ・トゥルーリ: TF106/01
ベストラップ:1分19秒430
周回数:103周
走行距離:456.084km

ヤルノ・トゥルーリは、前日リカルド・ゾンタがテストを行った“TF106”の01号車を引き継ぎ、多くの距離をこなした。

「今日は100周以上の距離を走破出来、良い一日であった。開幕戦バーレーンGPまでに、いくつかの重要な新しい部品が加えられることになるが、それでも多くのデータを収集することが出来た。タイヤにおいてもさらに進歩を果たしたが、それ以上に、非常に長い距離を走破出来たことによる信頼性の高さが印象的であった」

ラルフ・シューマッハー: TF106/02
ベストラップ:1分19秒681
周回数:84周
走行距離:371.952km

ラルフ・シューマッハーは、より好みに合った“TF106”とブリヂストンタイヤの組み合わせを見出している。

「タイヤのテストプログラムを遂行しながら、多くの周回をこなし、かなりの成果を上げた。日を追って着実に進化している。開幕戦へ向け、ブリヂストンタイヤでの正しいセットアップを見つけ出すことに時間を費やした。今は特に新しい“TF106”に慣れる段階であるが、“TF106”はより運転しやすく、ブリヂストンタイヤとの組み合わせは、私のドライビングスタイルに合っている。我々にはまだやるべきことがあり、シーズンがどのように展開するかについては静観するしかないだろう」

ゲルト・プファイファー: テスト・チーム・マネージャー

大きな技術的な問題に見舞われることのなかったこのテスト2日目を、テスト・チーム・マネージャーが振り返る。

「今回のテストの主な目標は、エンジンの耐久走行距離を重ねることと、タイヤプログラムの続行である。ラルフ・シューマッハーは、タイヤがどのように働くか、異なるセットアップを試している。ヤルノ・トゥルーリは、セットアップを試しながら長距離耐久走行を行い、機械的な信頼性を確認した。タイヤへの順応など、我々の行っている作業の全てが学習の過程であるが、来週投入予定の新しい空力パッケージがどのような影響を進化にもたらしてくれるのか、楽しみにしている」