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Grand Prix Tests
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ポールリカール合同テストを開始
第4戦サンマリノGPへ向けタイヤテスト
リカルド・ゾンタとオリビエ・パニスがヨーロッパラウンドへと順調に多くのテスト項目を消化
 
2006年4月5日(水)(フランス・ポールリカール発)
 

波乱に富んだオーストラリアGPで3位表彰台を獲得した、パナソニック・トヨタ・レーシングは、ヨーロッパへ 戻り、南仏ポールリカールで3日間のテストを開始した。オーストラリアから移動したリカルド・ゾンタに、 オリビエ・パニスが合流して行われるこのテストは、イタリア・イモラで行われる第4戦サンマリノGPへ向けて、 2回予定されているテストの1回目となる。テスト初日は、両ドライバーは来るヨーロッパラウンドへ向けたセットアップと、タイヤのテストに集中した。

リカルド・ゾンタ : TF106/01
ベストラップ:1分05秒291 
周回数:142周 
走行距離:542.156km

リカルド・ゾンタはこの日のテストが、今年これまでで最高のテストになったと語る。

「今日の結果には本当に満足している。空力の詳細チェックとタイヤテストを行った。そこから多くを学び、我々がこれまでポールリカールで記録してきた最良のラップタイムを刻むことが出来た。従って、意義ある結果を得られたことからも、今日は今年最高のテストが出来たと言っていいだろう。明日はイモラのレースでタイヤ選択に役立つよう、より広範囲なタイヤプログラムを遂行する予定だ」

オリビエ・パニス :TF106/02
ベストラップ:1分05秒754 
周回数:109周 
走行距離:416.162km

オリビエ・パニスは、チームのテスト結果に自信を持っており、次戦の準備へと、明日もテストを継続することに 情熱を傾けている。

「十分な周回をこなすことが出来、良い一日であった。今日は旧型の空力パッケージに様々なパーツを組み合わせて、バランスに関するセットアップと、トラクションコントロールの詳細をテストした。明日は新しいシャシーでセットアップを行うことになり、より大規模なタイヤテストプログラムを予定している。前回のテストは、 我々を正しい方向へ導く大きな助けになっただけでなく、テストチームは前戦オーストラリアGPのためにハードな努力を続け、素晴らしい仕事を成し遂げたと感じている。あの結果はチームにとって励みになったが、まだこれからもより上位を目指して努力を続けなければならない」

ゲルト・プファイファー : テスト・チーム・マネージャー

パナソニック・トヨタ・レーシングはこの日、天候を心配することなく最終的に多くのテストを行うことが出来た。

「前回のテストと比較して、多少天候に関する心配はしていたが、嬉しいことに、気温はイモラのレース時に予想されるコンディションに近い、20度近くまで上昇し、それによって非常に多くのテスト項目を遂行することが出来た。明日はタイヤテストに集中し、サンマリノGPでのタイヤ選択に向けて異なるタイヤ構造を試す予定だ。今回と来週のテストにおける大きな目標は、来るレースへ向けて開発を継続することにある」