ポールリカール・サーキットで行われているF1合同テストに参加しているパナソニック・トヨタ・レーシングは、3日間のテストの2日目をリカルド・ゾンタとオリビエ・パニスが続行した。オリビエ・パニスは、新パッケージ“TF106”の準備が整うのを待ち、午前中のテストが遅れたものの、午後は、サンマリノGPでのタイヤ選択へ焦点を合わせてテストを行った。リカルド・ゾンタは1日フルにテストを遂行し、次戦へ向け異なるタイヤの構造を試すことに集中した。
リカルド・ゾンタ : TF106/01
ベストラップ:1分04秒655
周回数:133周
走行距離:507.794km
リカルド・ゾンタはこの日も多くの周回数をこなし、好タイムをマークした。
「今日は様々なことを試し、タイヤテストを続行した。“TF106”は信頼性が高く、多くの周回をこなすことが出来た。明日は、サンマリノGPのタイヤ選択のために、より良い結果を得るためにも、今日時間が足りずにやり残したロングランを行う予定だ。
オリビエ・パニス :TF106/03
ベストラップ:1分05秒524
周回数:47周
走行距離:179.446km
シャシーを変更したために、オリビエ・パニスのテストは昼食後に開始されることとなったが、若干のセットアップ調整を行ったのみでテストを行うことが出来た。
「今日はレース用の新空力パッケージのシャシーでテストすることを望んでいたが、チームは手際よく、午前中に作業を終えてくれた。午後は、異なるセットアップを試す必要があり、私にとっても、チームにとってもハードな一日となったが、我々は前向きであり、明日には達成せねばならないタイヤテストを完了できることを期待している」
パスカル・バセロン : 車両デザイン及び開発ゼネラル・マネージャー
「今日は昨日ほどには能率の良い一日とはならなかったが、全体的に見れば、サンマリノGPおよびヨーロッパGPへ向けて、大きな進化を遂げることが出来た。タイヤ選択における全ての選択肢を確認することが出来、明日はいくつかのロングランテストを遂行出来ると確信している。最も良かったことは、結果的に天候がレースコンディションに近かったことである。これからのシーズンで迎えるレースへ向けて、より良いシミュレーションが可能になるからだ」
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