F1バルセロナ合同テスト2日目は、初日のリカルド・ゾンタとオリビエ・パニ
スから、レースドライバーのヤルノ・トゥルーリとラルフ・シューマッハーにドライバーを交代。相変わらず多くのチームが走行する混雑したコースでレース仕様の“TF106”でテストを継続した。来るレースへ向けた準備を行う中、テストチームは、タイヤテストと空力に関する作業と共に、ピットインの練習にも注力した。ヤルノ・トゥルーリは午前中の出走が遅れたにもかかわらず、両ドライバーは実り多き一日となった。明日もラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリがテストを継続する予定。
ヤルノ・トゥルーリ :TF106/03
ベストラップ:1分14秒522
周回数:81周
走行距離:374.787km
オーストラリア滞在を延長した、ヤルノ・トゥルーリは、レースの準備のために
コースへと戻った。
「正直に言って、午前中いくつかの問題を抱えたにもかかわらず、今日のテストには満足している。今シーズン最初の2戦から見れば、タイヤとセットアップに関し、多くの面で進化を遂げており、最終的に、私のドライビングスタイルに合っている。これは、私にとって大きな改良であり、今日の結果は前進していることを示している。まだやるべきことは多いが、何事も一歩一歩進まなければならない。チームは最も良い解決策を見出すために懸命な努力を続けており、私自身も良い方向を見出し、タイヤと“TF106”のマッチングも良くなってきている」
ラルフ・シューマッハー :TF106/01
ベストラップ:1分15秒410
周回数:73周
走行距離:337.771km
ラルフ・シューマッハーは、オーストラリアGPで3位表彰台を獲得した後、初めてのテストに参加した。
「今日は大きな問題もなく、テストプログラムは予定通りに遂行出来、かなり良い成果が出せたと思っている。タイヤのテストと、サンマリノGPやその後のレースへ向けたセットアップ作業に専念した。コースは多くのF1カーで混み合っていたが、コースコンディションは、サンマリノで予想される状況に近い望ましいものだった。全体的に見て、タイヤと車体に関して多くを学び、我々の持っているパッケージで最善を尽くすべく作業を続けている。明日はロングランテストとタイヤテストを行う予定だ」
ディーター・ガス :レースおよびテストのチーフ・エンジニア
ディーター・ガスは、チームの進歩に満足している。
「とても良い一日となり、いくつかの興味深いタイヤも発見した。今日の走行から、これまでのタイヤ選択について確認することも出来、有意義な進歩となった。若干の問題にも見舞われたが、予定していた、主として空力とセットアップ、そしてタイヤに関するテストプログラムを、2台共に全て完了することが出来た。今後へ向け、この進歩には満足しているが、目標へ向けて、さらに一生懸命作業を続けていく」
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