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Grand Prix Tests
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F1バルセロナ合同テスト終了
サンマリノGPへ向け準備完了
ヤルノ・トゥルーリがホームGPを前に、連日好タイムをマークし手応え
 
2006年4月14日(金)(スペイン・バルセロナ発)
 

パナソニック・トヨタ・レーシングは、気温が19度に達するコンディションの下、暖かい天候を活用してスペイン・バルセロナのカタルニア・サーキットでの合同テスト最終日を終えた。ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリはロングランに専念し、セットアップと空力、そしてタイヤに関するデータを収集した。

ヤルノ・トゥルーリ : TF106/03
ベストラップ:1分14秒686 
周回数:86周 
走行距離:397.922km


シーズン開幕からの厳しかった序盤戦を終え、ヤルノ・トゥルーリは、彼にとって今年最初となるホームレースへ向けて、より可能性を示せることを熱望している。

「今日はロングランを行いながら、タイヤテストを続行した。それぞれのタイヤに改善が見られ、昨日の結果を再確認出来たと共に、特にハンドリングで大きな改善を得た。我々は着実に進化しており、開幕戦から比べれば速さを増している。全体的に見て、“TF106”は私のドライビングスタイルに合っており、特に次のレースへ向けて、いっそう馴染んできている。サンマリノGPが行われるイモラ・サーキットは、これまでチームにとって、決して得意と言えるサーキットではなかった。しかし、今回の成果は、“TF106”と共に、より良い結果を出す可能性への準備が出来ていることを示している」

ラルフ・シューマッハー :TF106/01
ベストラップ:1分16秒041 
周回数:67周 
走行距離:310.009km


ラルフ・シューマッハーはテスト終了間際にスピンを喫し、予定よりも数周早くテストを終えた。

「いくつかのセットアップと共に、タイヤテストプログラムを遂行した。今後のレースへ向けたタイヤ構造テストを主として、何度かのロングランを試した。残念ながら終了間際にスピンを喫してしまったが、それまでに多くの作業を終えることが出来た。“TF106”は進歩を見せており、我々は現在の上昇傾向を維持すべく、一丸となっている。来週のサンマリノGPでは、我々がどのレベルに位置するのかが判明するだろう。そして、これまでよりも良い結果を得ることが目標だ」

ゲルト・プファイファー : テスト・チーム・マネージャー

ゲルト・プファイファーが、ヨーロッパラウンドでの本格戦へ向けた最後のテストを総括する。

「今週のテストは非常に上手く行った。暖かい気候に恵まれ、多くのテスト項目を順調にこなすことが出来た。空力やタイヤ、そしてセットアップなど、今週予定していた多くのテストプログラムを完了した。マイナーなトラブルに見舞われたことと、多くの赤旗中断のために何度かの遅れもあったが、非常に実りの多いテストとなり、得られた結果には満足している。これからチームは、ポイント獲得へと全力で戦うべくイモラへと向かう」