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Grand Prix Tests
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ポールリカール合同テスト終了 地元のヨーロッパGPへ向け準備整う
最終日はR.シューマッハーが“TF106B”をテスト。R.ゾンタは従来型で500km近くを走破
 
2006年4月28日(金)(フランス・ポールリカール発)
 

パナソニック・トヨタ・レーシングは、南仏ポールリカールでの3日間に渡る合同テストを終了した。 昨日の合同テスト2日目は、降雨に見舞われ、最終日も雲に覆われたコンディションとなったが、ラルフ・ シューマッハーにとって150戦目であり、ホームGPでもあるヨーロッパGPへ向けた準備のための テストプログラムを遂行した。チームの本拠地であるケルンから最も近いサーキットで行われ、ファンも多く 訪れる第5戦ヨーロッパGPで、チームは、ポイントを獲得し、より上位でのフィニッシュを目指して全力で挑む。

ラルフ・シューマッハー :TF106/07B
ベストラップ:58秒840
周回数:101周
走行距離:328.654km

ラルフ・シューマッハーは初めて新パッケージ“TF106B”をテストし、100周以上を走破した。

「今日は異なる仕様のタイヤを試し、来るレースに向けたセットアップをテストした。新パッケージの“TF106B”を 初めてドライブし、全ては予想通りに進んだ。作業に若干の遅れは生じたが、現時点ではそれについて語る 状況にはない。全体的には、タイヤの暖まり方に関する問題を改善し、ブリヂストンの様々なコンパウンドを 試した。車体も戦略も開発途上であり、今後のレースも挑戦となるだろうが、チームは良い仕事を続けており、 正しい方向へ進んでいると思っている」

リカルド・ゾンタ : TF106/01
ベストラップ:59秒163
周回数:153周
走行距離:270.082km

リカルド・ゾンタは今週のテストで、次戦へ向けた準備のために、非常に多くの距離を走破した。

「この3日間は新しいコース設定での走行に費やした。次戦ヨーロッパGPのためのセットアップ作業と 同様に、ブリヂストンタイヤに関しても多くのテストを行った。テストは順調に進み、3日間で300周以上を 走破した。最終日となった今日は、1日中ハードに作業を続け、早目に予定されていたプログラムを全て 終えた。チームも、この3日間に我々が成し遂げた結果に関して満足していると思う」

ゲルト・プファイファー : テスト・チーム・マネージャー

テスト・チーム・マネージャーであるゲルト・プファイファーは、この3日間のテストを振り返り、次戦へ向け、 楽観的である。

「今週のテストは、我々にとって非常に実り多きものとなった。2台共に、ダンパーのセットアップのような、 小さな項目も含め、全体的なセットアップとタイヤテストを遂行した。また、第4戦サンマリノGPでの問題点を 分析し、いくつかの良い解決法を見出した。新パッケージの“TF106B”は、多くの距離を走破したが、スペイン GP後のテストでも、この仕様でのテストを続行することになる。再びここポールリカールへと、テストのために 戻ることになると思うが、それは、ここポールリカールのコンディションがモナコGPのシミュレーションに 適しているためである。新パッケージの“TF106B”は良いポテンシャルを示しており、モナコGPにはこの “TF106B”を投入できるだろう」