パナソニック・トヨタ・レーシングは、スペイン・バルセロナのカタルニア・サーキットで行われているF1合同
テストに、5月31日(水)から6月2日(金)の3日間に渡って参加している。今回のテストは、来週末に控えた、
イギリス・シルバーストーン・サーキットで行われるイギリスGPへ向けた準備である。テスト初日となった
31日(水)はリカルド・ゾンタとオリビエ・パニスの2名がステアリングを握り、前夜の雨によって午前中の
テスト開始が遅れたにもかかわらず、合計214周を走破した。明日6月1日(木)は、ヤルノ・トゥルーリと
リカルド・ゾンタがテストを継続する予定。
オリビエ・パニス : TF106/05
ベストラップ: 1分15秒534
周回数: 123周
走行距離: 569.121km
「今日はチームにとって良い一日であった。コースのコンディションを考慮しても、長距離を走破することが
出来た。多くの測定を行い、異なるセットアップをテストし、その間に、タイヤと車体のパフォーマンスについて
データを収集した。特に信頼性の問題には見舞われず、今日の走行は良い傾向だ」
リカルド・ゾンタ : TF106/06B
ベストラップ: 1分15秒541
周回数: 91周
走行距離: 421.057km
「午前中、数周の走行を行ったが、本来の走行が開始出来たのは、昼食後、完全に路面が乾いてからの
ことだった。そしてその後、我々はタイヤとバランスに関するテスト作業を行うことが出来た。私の“TF106B”は、
消火器の不具合によるトラブルで少々時間を失い、チームは、私が再走行するために、その修理を
強いられた。明日も我々は正しいバランスのセッティングを見出すべく作業を継続する」
リチャード・クレーガン : チーム・マネージャー
「今日のテストは非常に上手く行った。オリビエ・パニスとリカルド・ゾンタはどちらもプログラムを完遂し、
ハードなスケジュールで200周以上を走破してくれた。我々は今回、予定していたブリヂストンタイヤのテストに
主に焦点を当てている。昨夜の雨によって午前中は路面が濡れていたが、このチャンスを活かして、オリビエ・
パニスがウェットタイヤのテストを完了した。そして、午後は2人のドライバーがロングランテストと次戦へ
向けたタイヤ選択の助けとなるテストを継続した。オリビエ・パニスは旧型の“TF106”で走行したが、リカルド・
ゾンタは進化型“TF106B”で、その挙動についてより多くのデータを収集した」 |