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Grand Prix Tests
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バルセロナ合同テスト2日目
J.トゥルーリが“TF106B”のテストを引き継ぎ
R.ゾンタは従来型の“TF106”で3番手タイムをマーク。詳細なデータ収集と共に戦闘力を確認
 
2006年6月1日(木)(スペイン・バルセロナ発)
 
パナソニック・トヨタ・レーシングは、スペイン・バルセロナ近郊のカタルニア・サーキットで行われているF1合同テストに参加しているが、テスト2日目は、リカルド・ゾンタに代わってヤルノ・トゥルーリが“TF106B”の テストを引き継いだ。また、リカルド・ゾンタは従来型“TF106”で、イギリスGPへ向けたいくつかのテスト 項目をこなした。気温は上がり、路面のコンディションも良好で、両ドライバー共に多くの距離を走破した。 合同テスト最終日となる明日は、ヤルノ・トゥルーリとオリビエ・パニスがテストを継続する予定。

ヤルノ・トゥルーリ : TF106/06B
ベストラップ:1分15秒131
周回数:102周
走行距離:471.954km

「今日予定されていたテスト項目は、進化型“TF106B”のセットアップであったが、赤旗中断及び車両の調整のために、大きな遅れを余儀なくされてしまった。とはいえ、ギアボックスの作業のために、テストセッション終了時間よりもやや早くこの日のテストを切り上げるまで、非常に多くの距離を走破することが出来た。明日は再び“TF106B”をドライブし、イギリスGPへ向けた各種セットアップに焦点を当ててテストを続行するつもりだ」

リカルド・ゾンタ : TF106/05
ベストラップ:1分14秒696
周回数:106周
走行距離:490.462km

「今日のテストは良い手応えを得た。今日3番手のタイムをマーク出来たのは、我々のF1カーが競争力を持っているということである。全てにおいて感触が良く、温度測定やブレーキ比較データのような、非常に細かい情報も収集した。今週のテストの経験を活かせば、イギリスGPではより良い結果が得られるはずだ」

ゲルト・プファイファー : テスト・チーム・マネージャー

「昨日と同様、今日も2人のドライバーは非常に良くやってくれた。両ドライバー共に、主なテスト項目は、 次のイギリスGPへ向けた準備となるタイヤコンパウンドのテストであった。加えて、ヤルノ・トゥルーリは様々な ステアリング部品を試し、より良いハンドリングが得られるようセットアップを行った。リカルド・ゾンタも同様に、 ブレーキの材質比較や、ローンチコントロールなどの項目に関して作業を行った。明日はロングランテストを 予定しており、次戦へ向けた最後のタイヤ選択が行えるだろう」