パナソニック・トヨタ・レーシングは3日間に渡って参加したスペイン・バルセロナでのF1合同テストの日程を
終了した。ヤルノ・トゥルーリとオリビエ・パニスは次戦イギリスGPへ向けた最終準備を行い、両ドライバーは
合わせて842kmを走破。レース用セットアップ及びタイヤ選択のために重要なデータ収集を完了した。
ヤルノ・トゥルーリ : TF106/06B
ベストラップ:1分15秒010
周回数:104周
走行距離:481.208km
「今回のテストで、進化型“TF106B”はポテンシャルを示し、より良いバランスと、私にとって完璧なセットアップを
見出すべく作業を行った。今回テストしたタイヤは非常に良くなっていたが、もちろんまだやるべきことはある。
イギリスGPの行われるシルバーストーン・サーキットとモナコのコースはセットアップが大きく異なるので、
“TF106B”が高速コースでどれだけの力を見せるか確かめなくてはならない。今年、我々はシルバーストーンで
テストを行っていないが、シルバーストーンでのレースはタフな戦いとなると思う。そして我々は確実にポイント
獲得へ向け懸命な努力を続けていく」
オリビエ・パニス : TF106/05
ベストラップ:1分16秒532
周回数:78周
走行距離:360.906km
「今日の主な目的は、何度かのロングランテストであったが、若干の振動を感じたため、感触が良くなるまで
異なるセットアップを試し、多くの時間を費やした。テストにおいてはよくあることであり、次戦に向けて、完璧な
パッケージにするべく努力している。全体的にチームはハードな仕事をこなし、ローンチシステムやタイヤ構造、
そしてソフトウェアの比較などいくつかのテストを完了できた」
ゲルト・プファイファー : テスト・チーム・マネージャー
「ここカタルニア・サーキットでのテストでは、シルバーストーンにおけるいくつかのレース特性をシミュレート
することが出来る。空力面とタイヤに関して、多くの長い高速コーナーを持つという点で、シルバーストーンは
バルセロナと似ている。シルバーストーンはドライバーに多くを要求するサーキットであり、このため、今週
我々はドライバーが自信を持ってレースで全力を尽くせるよう、セットアップを確実にするべくハードな作業を
行った」
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