パナソニック・トヨタ・レーシングは、F1ヘレス合同テストの2日目を迎えた。この日は、「赤、そして暑く、
長い」という3つの言葉によって表される一日であった。前日のリカルド・ゾンタ、オリビエ・パニスに代わり、
レースドライバーのラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリがテストを引き継いだ。通常通り多くのチームが
テストを行ったが、様々な理由でF1カーがコース上にストップし、多くの赤旗中断を引き起こした。気温は、
一日を通して上昇し続け、路面のアスファルトは熱せられ、長く、厳しい一日となった。明日も同様の条件に
なると予想され、ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリは、次戦フランスGPへ向けてテストプログラムを
完了すべく全力を傾ける。
ヤルノ・トゥルーリ : TF106/06B
ベストラップ:1分18秒179
周回数: 99周
走行距離:438.372km
「今日のテストには非常に満足している。トラブルのない一日となり、多くの周回をこなせた。私のプログラムは
主にタイヤテストだったが、加えていくつかのレースシミュレーションとフランスGPへ向けたセットアップ
作業も行った。今日は赤旗中断に阻まれロングランテストを行うのが難しかったが、それはいつものことで、
明日は挽回出来ると思う」
ラルフ・シューマッハー : TF106/10B
ベストラップ:1分18秒813
周回数: 65周
走行距離:287.82km
「午前中は赤旗中断で、そして午後はフロントサスペンションのチェックとブレーキ交換によって走行時間は
限られてしまった。とはいえ、フランスGPの準備として異なるブリヂストンタイヤでの走行を行うことが出来、
“TF106B”の感触は良かった。明日は今日以上に走行出来ることを期待している」
ゲルト・プファイファー : テスト・チーム・マネージャー
「次戦フランスGPが行われるマニクール・サーキットは、セットアップの面で見ればバランスの取れた
サーキットだ。そして今日我々は様々なブレーキ設定とサスペンションセットアップ、そして、黒くスムーズな
舗装路面を持つこのコースを想定した異なるブリヂストンタイヤのコンパウンドをテストした。ここヘレスでの
テストは暑さに見舞われているが、暑さを利用してより高い温度における冷却パッケージのテストも行うことが
出来た」
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