ロングランの長い一日 - パナソニック・トヨタ・レーシングのテストドライバー、オリビエ・パニスの2日目のテストを要約するとそのようになる。サードドライバーのリカルド・ゾンタは、この日の最初の走行で不運にもエンジン関連
のトラブルに見舞われ、満足な走行が行えなかった。このため、オリビエ・パニスはリカルド・ゾンタに予定されていたプログラムも担当し、ロングランテストと、タイヤプログラムを続行した。明日はラルフ・シューマッハーとヤルノ・ト
ゥルーリが到着し、来週のドイツGPへ向け、タイヤテストを引き継ぐ予定。
オリビエ・パニス : TF106/10B
ベストラップ:1分18秒802
周回数:127周
走行距離:562.356km
「極端に高い温度の中で、100周以上を走破し、長く奮闘した一日であった。
高温の下では、長時間F1カーの中にいることすら容易ではない。しかし、チームに予定されていたテストプログラムのほとんどを消化することが出来た。タイヤコンパウンドをテストするために4回のロングランを行い、“TF106B”は頑丈なトラックのようにテストプログラムを完遂した。この結果には本当に満足しており、内容を考えれば、テストチームは良い作業をこなしたと思う」
リカルド・ゾンタ : TF106/06B
タイム無し
「今日は不運にも、最初の1周目にエンジン関連のトラブルに見舞われてしまい、
何も出来なかった。1周目にコースインし、初期チェックを行った後、エンジンの感触がおかしいことに気付いた。煙が見えたので“TF106B”を停め、修理のために今日一日を費やさなくてはならないことが分かった。オリビエ・パニスは、
私が完了できなかったロングランテストを引き継ぎ、良い仕事をしてくれた」
ゲルト・プファイファー : テスト・チーム・マネージャー
「運不運の入り交じった一日であった。リカルド・ゾンタはこの日最初の走行でエンジン関連のトラブルに見舞われ、その後一日の走行を失ってしまった。この
トラブルに関しては、まだ何が起こったのか調査しているところだ。リカルド・
ゾンタが早くにテストを諦めなくてはならなかったことは残念だが、これはテストが何のためのものであるか、そして、改善のための取り組みであるということだ。一方でオリビエ・パニスは良い作業をこなし、彼とリカルド・ゾンタに予定されていたロングランテストを、午前・午後を通して完遂してくれた。明日は、
今日失った時間を取り戻すべく、来るレースへ向け最後の準備を継続する」
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