F1モンツァ合同テスト2日目が行われた。昨夜は、降雨に見舞われたモンツァであったが、雲も去り、
好天の下でテストが続行された。パナソニック・トヨタ・レーシングのレースドライバー、ヤルノ・トゥルーリは、
昨日に引き続きタイヤとセットアッププログラムを遂行。また、昨日のオリビエ・パニスに代わり、残り2日間は
サードドライバーのリカルド・ゾンタが参加。多くのファンが応援する中、ドライバー達は周回を重ねて高い
志を示した。チームは明日、合同テスト最終日を迎えた後、来週末、ここモンツァで開催されるイタリアGPへ
向けたセッティングを最終決定していく。
ヤルノ・トゥルーリ : TF106/06B
ベストラップ:1分23秒267
周回数: 42周
走行距離:243.306km
「今日のテストもとても上手く行き、特に午前中、多くのことを達成することが出来た。主にタイヤのコンパウンドと
ブレーキバランスに関するテストを行った。残念ながら、午後エンジンのトラブルに見舞われ、貴重な時間を失ってしまった。しかし、チームがハードワークで修復してくれたので、テストに復帰、来週末のレースへ向けさらなるデータ収集を行うことが出来た。今日は素晴らしいファンの声援を受けて走ることが出来た。来週のイタリアGPは私にとってホームレースであり、是非ポイントを獲得したい」
リカルド・ゾンタ : TF106/07B
ベストラップ:1分23秒546
周回数: 51周
走行距離:295.443km
「今日、私の“TF106B”は確実にテストに応えてくれた。赤旗中断とセットアップ作業のために多くの時間を失い、私は長い時間シートに座っていることを強いられたが、モンツァへ向けたセットアップと、タイヤコンパウンドの選択肢についていくつかの興味深いデータを見出すことが出来た。明日は最終的なタイヤ選択のために、ロングランテストに専念するつもりだ」
ゲルト・プファイファー : テスト・チーム・マネージャー
「両ドライバー共に、タイトなスケジュールの下で多くの作業をこなしてくれた。新しい空力パッケージについて
さらに多くのデータを収集でき、ドライバーのコメントは正しいセットアップを見出すために非常に役立った。
まだやるべき作業は多く残っており、明日も各種テストプログラムが予定されているが、イタリアGPまでには、
ゆっくりと時間をかけて全てを決定する余裕がある」
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