2006年シーズン最終戦となるブラジルGPと、続く冬季オフシーズンを前に、
パナソニック・トヨタ・レーシングはスペインのヘレス・サーキットで行われて
いるF1合同テストに2日間の予定で参加している。南スペインのアンダルシア
地方は、暖かく、雲ひとつ無い青空がチームを迎え、サードドライバーのリカル
ド・ゾンタとテストドライバーのオリビエ・パニスが、合わせて200周以上を
走破した。両ドライバー共に大きな問題も無く有意義な一日を過ごし、最終日と
なる明日も同じメンバーでテストを続行する。
リカルド・ゾンタ : TF106/07B
ベストラップ:1分17秒988
周回数:111周
走行距離:491.508km
「今日の走行は本当に有意義なものであった。多くの周回をこなすことが出来、
多くのタイヤテスト項目を遂行出来た。ここヘレス・サーキットと次戦ブラジル
GPの行われるサンパウロのインテルラゴス・サーキットを比較するのは難しい。
特に、インテルラゴスはコースが大きく変更されており、天候も予測出来ないか
らだ。しかし、トラクションに関しては似ているということが出来る。今日は
コースのコンディションが午前中と午後のセッションの間に大きく大きく変わっ
た。もし午前中に新しいタイヤで走行していれば、さらに良いラップタイムを刻
めたと思う。明日もテストを継続し、最終的な決断を行うために、タイヤが路面
でどのような挙動を示すか見極めることになる」
オリビエ・パニス : TF106/06B
ベストラップ:1分19秒342
周回数:95周
走行距離:420.66km
「正直に言って、私にとって今日は普通の一日であった。チームがレース戦略の
ために必要とする、分析可能なデータを収集し、それらの比較するために一日を
費やした。路面コンディションは問題なく“TF106B”も上手く走ってくれた。明
日はブラジルGPへ向けてタイヤテストを行うのを楽しみにしている」
ゲルト・プファイファー : テスト・チーム・マネージャー
「両ドライバー共に予定されていたプログラムは極めて順調に進んだ。リカル
ド・ゾンタはタイヤ比較に取り組み、オリビエ・パニスは、ファクトリーのエン
ジニアが分析のために必要とする様々な項目についてのデータ収集で一日を費や
した。全体的に、“TF106B”は好調であり、一日を通してどちらのプログラムも
上手く成し遂げた。明日は、ブラジルGPのタイヤ選択へと、2台でタイヤプロ
グラムを続行する」
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