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Grand Prix Tests
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F1ヘレス合同テスト終了 シリーズ最終戦ブラジルGPへ準備整う
チームで最後のテストとなるR.ゾンタと、O.パニスがタイヤ評価を主体にテスト完遂
 
2006年10月12日(木)(スペイン・ヘレス発)
 

F1の2006年シーズンもあとちょうど10日間で幕を閉じることとなる。そ して、パナソニック・トヨタ・レーシングはスペイン・へレス・サーキットで、 今シーズン最後のテストを終了した。テストチームは、昨年11月から今日まで、 開発へと多くの異なるテスト項目のために、長く、忙しいテストプログラムをこ なし、レースカーを進化させてきた。主にチームは、変更したブリヂストンタイ ヤの作業に専念し、新しいタイヤの哲学を学んで来た。シーズン中は良い結果も、 悪い結果もあったが、チームは常に一丸となってパフォーマンス改善に努力して 来た。また、今日、長くチームに大きく貢献して来たメンバーがチームを去る。 サードドライバーのリカルド・ゾンタは、チームで最後となる作業を終え、最後 のシーズンに共に働いたスタッフに別れを述べた。一方、今日まで共にテストに 従事したオリビエ・パニスは、新たなチャレンジへと向かう前に、今シーズンの 終わりまでチームに留まり、テスト作業を続行する。

リカルド・ゾンタ : TF106/07B
ベストラップ:1分17秒488
周回数:73周
走行距離:323.244km

「今日は私にとって最後のチャレンジであった。ブラジルGPへ向けたタイヤ選 択のために、多くのロングランを予定していた。残念ながら、エンジン交換が必 要だったため、貴重な時間を失ってしまったが、最終的には、十分な走行をこな すことが出来、チームは良い選択が出来るものと思っている。長い間共に作業し、 とても良くしてくれたチームを去るのは辛いことだ。振り返れば、我々の結果を 良くするために、特にタイヤに焦点を合わせ、本当に忙しく、厳しいシーズンを 過ごしてきた。チームは常に、前進するためにモチベーションを維持してきた。 私はいつもチームに受け入れられていることを感じており、彼らと仕事が出来な いことを寂しく思うだろう」

オリビエ・パニス : TF106/06B
ベストラップ:1分17秒801
周回数:92周
走行距離:407.376km

「今日の走行と結果には満足している。主にブラジルGPへ向けたタイヤとセッ トアップ作業を行った。90周以上を走破し、レースへ向けたタイヤの、いくつ かの良いデータを収集出来た。最終戦へ向けて自信を持って臨めると同時に、コ ンストラクターズランキングでの5位も狙って行けると思う。チームはハードな 作業をこなし、良い雰囲気でシーズンを終えられるのは素晴らしいことだ」

ゲルト・プファイファー : テスト・チーム・マネージャー

「全体的に、今週のテストには満足している。今日はリカルド・ゾンタのエンジ ン交換があったため、昨日ほど順調に行ったとは言い難い。しかし、オリビエ・パニスがブラジルGPへ向けたタイヤテストを非常に忙しくこなしてくれた。多くの経験を持ち、4年に渡る開発に大きく貢献してくれたリカルド・ゾンタとオリビエ・パニスという2名のドライバーがチームを去るのは非常に残念だ。オリビエ・パニスは今シーズン最後まで、冬季テストにも参加してくれることになっているが、今日のテストを最後にチームを去る、リカルド・ゾンタには、数年に渡ってのチームへの貢献に感謝すると共に、彼がチームを去ることを本当に寂しく思っている」