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F1ヘレス合同テスト2日目 TDPの小林可夢偉が2度目のテスト参加
R.シューマッハーも加わり、2007年シーズン向けタイヤに合わせた
セットアップを引き継ぐ
 
2006年12月7日(木)(スペイン・ヘレス発)
 

F1ヘレス合同テスト2日目を迎えたパナソニック・トヨタ・レーシングは、レースドライバーのラルフ・ シューマッハーがテストを引き継ぎ、TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)ドライバーの 小林可夢偉と共に、曇り空ながらドライコンディションの南スペインのヘレス・サーキットで周回を重ねた。ラルフ・ シューマッハーは先週バルセロナ合同テストで行った2007年向けブリヂストンタイヤのテストを再開し、 チームが最適なセットアップを見出す為の作業を行った。小林可夢偉も先週以来わずか2度目のF1テスト ながら、ハードな作業をこなした。20歳の小林可夢偉は、F1カーの運転に自信をつけながら、時間が経つに 連れラップタイムも向上。チームのために有用な情報を収集した。

ラルフ・シューマッハー : TF106B/09
ベストラップ:1分20秒024
周回数:70周
走行距離:309.9km

「コースは素晴らしいコンディションとは言い難かったが、今日は全て問題なく進んだ。ヘレス・サーキットは、 先週走行したカタルニア・サーキットよりも、全体的に非常にグリップが低く、新しいタイヤにとっては、より 困難であることが分かった。いくつかのセットアップオプションを試し、多少変更を行った。我々は今、新しい タイヤのための最良のセットアップを理解する必要がある。しかし、一日を通して速いラップタイムで走行 出来たことを喜んでいる」

小林可夢偉 : TF106B/07
ベストラップ:1分21秒292 
周回数:53周 
走行距離:234.7km

「今日のパフォーマンスにはとても満足している。まだ2度目のテストで、F1カーについて学んでいる最中だ。 チームが車両に関する作業を行うために1,2度中断があり、もっと走りたかっただけに、私にとっては難しい 状況であった。しかし、それでもかなりの走行を重ねることが出来、午後には、より速く走ることが出来たことは、 嬉しい。そして終盤にはとても良いラップタイムをマークすることが出来た」

ディーター・ガス : レース&テスト・チーフ・エンジニア

「今日はラルフ・シューマッハーと共に、2007年に向けた新しい世代のブリヂストンタイヤを明確に理解する ために、多くのセットアップ作業を継続した。変更を行いながら、多くのことを学び、その結果は満足行く ものであった。小林可夢偉は、昨日走行した平手晃平同様、一日を通してミス無く着実に走行し、終盤には、 速く、安定したタイムをマークした。残念ながら両ドライバー共に、若干の信頼性に関する問題で中断を余儀 なくされたが、問題解消へ今後も作業を続けて行かなくてはならない」