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Grand Prix Tests
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F1バーレーン合同テスト2日目 R.シューマッハー復帰好調
J.トゥルーリは、不調とはいえ、貴重な経験を蓄積。最終日はF.モンタニーが 参加
 
2007年2月28日(水)(バーレーン発)
 

F1バーレーン合同テストは、後半2日目を迎えた。ラルフ・シューマッハー は、昨日痛めた背中の静養から復帰。ヤルノ・トゥルーリと共に異なるセットアップを試 し、新しい空力パッケージから情報を得るべくテストを遂行した。午前中の序盤は何度かの赤 旗中断によって走行時間が制限され、また、ヤルノ・トゥルーリはギアボックストラ ブルに伴うスピンなどもあり、テストの進行は予定通りには進まなかった。午後のセッ ションでも、ヤルノ・トゥルーリは、スロットルコントロールとギアボックスの不調修復に時間 を費やすこととなった。一方、ラルフ・シューマッハーは1レース分を超える距離を 走行し、着実に進歩をこなすことが出来たが、セッション終了を前にクラッチ修復のために 早めにこの日のテストを終えた。ラルフ・シューマッハーは、開幕戦前の合同テスト参加 最終日となる明日もテストに参加し、ヤルノ・トゥルーリに代わって参加するフラ ンク・モンタニーと共にプログラムを続行する。

ラルフ・シューマッハー : TF107/03
ベストラップ:1分33秒054
順位:13位
走行距離:454.6km

「今日は多くの距離を走破出来、満足している。我々はいくつかの異なるプログラ ムを望んでいた通りにこなすことが出来た。特に、私は昨日午後テストを行えなかった ので今日多くの周回をこなせたのは良かった。私の体調は万全で、通常のレース距離を 何の問題もなく走り切れた。明日も順調にテストを終えられることを期待している」

ヤルノ・トゥルーリ : TF107/01
ベストラップ:1分33秒384
順位:16位
走行距離:221.8km

「私にとって特に厳しい一日だった。ギアボックスとエンジンのトラブルのために あまり走行することが出来なかった。我々はシーズン開幕までにもう一度テストを行うこ とになっており、そこで更なる進歩を遂げられることを望んでいる。改善すべき問題は いくつかあるが、それはテストの時点での問題であり、まだ私は自信を持ってる」

パスカル・バセロン : 
シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー

「ヤルノ・トゥルーリは、とても多くのトラブルに見舞われ、今日の彼の“TF107”に 関しては、信頼性という点では不満が残る。とはいえ、走行距離こそ短かったもの の、彼のテストから得るものは多かった。結果的には非常に有意義で、価値あるもので あった。ラルフ・シューマッハーは、問題なくテストを行えたが、テスト終盤にク ラッチ不調に見舞われ、若干早めにテストを終了することとなった。しかし、全体的には スムーズに進行し、非常に価値ある結果を得られた一日となった」