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Grand Prix Tests
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F1バーレーン合同テスト最終日 2週間に渡るテストを終了
R.シューマッハーがF.モンタニーと共に多くの周回をこなし合同テストを締め括る
 
2007年3月1日(木)(バーレーン発
 

パナソニック・トヨタ・レーシングは、バーレーン・インターナショナル・サーキットでの 2週間に渡るテストを終了した。合同テスト参加最終日は、ラルフ・シューマッハーが、 ヤルノ・トゥルーリから“TF107”のステアリングを受け継いだフランク・モンタニーと共に テストを続行。3月18日に開幕するオーストラリアGP前、最後となる複数チームとの 走行を行った。ラルフ・シューマッハーは昨夜、バーレーン王国のスポーツ大臣である シィーク・ファワズ・ビン・モハメド・アル・カーリファ氏他数人の高官と夕食を共にしたが、 今朝は早くからテストへと戻った。両ドライバーは、目前に迫った開幕戦へ向け最後の 準備をすべく、異なるセットアップと異なるセットアップに集中した。ラルフ・ シューマッハーは午前中スピンを喫し、午後もギアボックスコントロールに関する トラブルで若干時間を失ったが、フランク・モンタニーは2レース分を越える距離を走破。 様々なセットアップとディファレンシャルの設定を試し、有用な情報を得た。パナソニック・ トヨタ・レーシングは、来週、シーズン開幕前最後のテストを行うためにヘレスへと 移動する。

ラルフ・シューマッハー : TF107/03
ベストラップ:1分31秒791
周回数:82周
走行距離:443.7km

「今日はいくつかの改善が見られ、納得の行く一日であった。午前中は些細な問題で スピンを喫してしまったが、それでも今日は多くの周回を走破出来、バーレーンテストでの 最終日にかなりの作業をこなす機会を得られ、とても上手く行った。いくつかの異なった 範囲に渡る作業を行い、重要な進歩を遂げられたと思う。まだやらなくてはならない ことが残っているが、来週も懸命にテストを続け、開幕戦へと臨みたい」

フランク・モンタニー : TF107/01
ベストラップ:1分32秒264
周回数:120周
走行距離:649.4

「とても良い一日であった。120周もの周回をこなせたというのは良いニュースだ。 取り組むべき作業は若干あるが、それでも我々は順調に進んでいる。今日はずっと ロングランテストに専念しており、予選を想定したテストは行わなかった。いくつかの 非常に貴重な情報を得られ、ロングランにおいては、我々はとても競争力が高いように 見える。多くのライバルと比較しても遜色ない速さを見せられたと思う。次の課題は 予選でのスピードを得ることだが、それも達成出来ることを確信している。この10日間は メカニックとチームが素晴らしい仕事をしてくれた。それは容易ではなかったが、 誰もがハードに作業をこなし、集中を続けたのは重要なことだ」

パスカル・バセロン : 
シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー

「フランク・モンタニーは多くの周回をこなし、実りある一日であった。予定されていた ロングランのプログラムを遂行し、その結果には満足している。ラルフ・シューマッハーは いくつかの不運なトラブルで混乱した一日となった。彼のプログラムは見込んでいた 通りには進まず、予定されていた全ての作業をこなすことは出来なかった。しかし、 シーズン開幕までにもう1回テストが予定されており、オーストラリアGPには十分な 準備を整えて臨むべく、全力を尽くす」