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Grand Prix Tests
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第2戦マレーシアGPへ向け、セパン・サーキットでテスト開始
初日はF.モンタニーがテストを担当。残る2日間はR.シューマッハーがテスト続行

2007年3月27日(火)(マレーシア・セパン発)

パナソニック・トヨタ・レーシングはマレーシアのセパン・サーキットで、2週間後に迫ったF1第2戦マレーシアGPへ向けた、暑さと湿度に立ち向かうための3日間に渡るテストを開始した。2007年のシーズン中テストは、協定により、1台のみの走行が許されており、テスト初日はフランク・モンタニーが走行した。1台のみの走行とはいえチームはフランク・モンタニーと共に、第2戦マレーシアGPへ向けて多様なセットアップを試し、忙しい一日を過ごした。開幕戦のオーストラリアGPで、ラルフ・シューマッハーが8位、ヤルノ・トゥルーリが9位という結果でシーズンをスタートしたパナソニック・トヨタ・レーシングは、更なるパフォーマンスを“TF107”から引き出すべく努力を続け、午前中前半にはフランク・モンタニーと共に進歩を遂げた。しかし、昼食前に駆動系のトラブルに見舞われ、フランク・モンタニーはコース上にストップ。この修復のために、午後も時間を取られることとなった。その後、フランク・モンタニーが修復なった“TF107”でコースに復帰し、セットアップの比較を継続。テストは、明日、ラルフ・シューマッハーが引き継ぐこととなった。

フランク・モンタニー :  TF107/03
ベストラップ:1分37秒260
周回数:74周
走行距離:410.182km

「今日はコース上に停止してしまうトラブルがあったものの、そんなに悪い一日ではなかった。トラブル解決に若干の時間を取られたが、今のところ、全体的には“TF107”は好調に感じられる。様々なセットアップとタイヤに関する作業をこなしたが、順調に進化を遂げられたと思う。しかし、今後もセットアップの方向が正しいことを確かめるために、更なる作業を続けなくてはならない。高温となるセパン・サーキットでも“TF107”は非常に運転しやすく、重要なトラブルに見舞われることもなく走れたことに満足している」

ゲルト・プファイファー : テスト・チーム・マネージャー

「セパン・サーキットでのテスト初日は、若干厳しいものとなった。ここマレーシアでのコンディションは、これまで我々がヨーロッパで冬季オフシーズン中に経験してきたものとは大きく異なったものだった。しかしながら、チームは適応し、午前中は有意義なデータを得ることが出来た。確かに、今日はこのテストのすぐあとに迫っているマレーシアGPへ向けたセットアップを見出すことに全力を注いだが、それ以上に、“TF107”の更なるパフォーマンスを引き出す作業を続け、今後役に立つであろう情報を得ることが出来た。昼食直後は駆動系トラブルを修復するために若干時間を取られたが、チームは猛暑の中、全力で修復を成し遂げ、午後のプログラムを続行した」