グランプリ > 2007グランプリ > テスト > 記事
Grand Prix Tests
tests
来週のマレーシアGPへ向け確かな手応えでテスト完了
F.モンタニーが延長された最終日を担当。更なる有意義なデータを収集

2007年3月30日(金)(マレーシア・セパン発)

パナソニック・トヨタ・レーシングは、予定していた日程よりも一日遅れて、マレーシア・セパンサーキットでのテストを終了した。昨日、降雨に見舞われたことで、チームは、テストを一日延長する機会を得、サードドライバーのフランク・モンタニーが最終日のテストを担当した。フランク・モンタニーは、再びマレーシアGPへ向けた“TF107”の調整作業を続け、昨日の雨の後、朝のコンディションは完璧なものとなった。フランク・モンタニーは念のためにエンジン交換を行ったが、メカニックの迅速な作業によって、交換は1時間ほどで完了。その後、来週に迫ったセパンでのレースウィークへ向けた、更なる重要な情報を得るべくいくつかのセットアップを試した。フランク・モンタニーは、午後のセッションもトラブルに見舞われることなくテストを続行したが、天候が悪化し、突然のスコールによってテストプログラムは若干の変更を余儀なくされた。来週のマレーシアGPのために、チームの全ての装備と、メンバーの一部はそのままセパンに留まることとなる。

フランク・モンタニー :  TF107/03
ベストラップ:1分37秒206
順位:5位
周回数:79周
走行距離:437.9km

「セパン・サーキットは私にとって新たに走るサーキットだったため、再び走行出来るチャンスが得られたのは良いことだ。今週火曜日の走行が、私にとって初めての走行であったが、非常に暑く、初日は若干厳しいものとなったが、今日は完璧にこなすことが出来、嬉しい。午後、強い雨に見舞われたことでレイン状態での走行が試せ、ドライタイヤへ、いつ交換すべきか良いアイディアが得られた。マレーシアでは、しばしばスコールに見舞われ、タイヤ交換が必要となるため、このことはレースを戦う上で重要だ。我々はセットアップと火曜日からの作業を継続することに集中すると共に、ラルフ・シューマッハーが水曜日と木曜日に行ったいくつかの作業も継続した。その作業は、非常に順調に行ったと思う。レースウィークが始まっても、この好調が維持されることを望んでいる。スタッフ誰もが順調に仕事をこなし、レース本番でも、チャンスがあると信じている」

ゲルト・プファイファー : テスト・チーム・マネージャー

「今回のテストでは、午前中にフランク・モンタニーのエンジンを交換したにもかかわらず、とても納得行く結果が得られた。メカニックは迅速に“TF107”をコースへ戻すために素晴らしい仕事をこなし、タイムロスは最小限に抑えられた。今日も1レース分以上の長距離を走破することが出来、満足している。今週のテストでは、“TF107”を進化させることが出来、有意義なものとなった。主な目的はマレーシアGPのためのセットアップを見出すことであり、様々な異なる組み合わせを試し、同時にブリヂストンタイヤの2種類のコンパウンドを試した。これらの情報は、来週のレースウィークにおいて力となってくれるはずだ」