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Grand Prix Tests
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バルセロナ合同テスト3日目 天候は回復し100周以上を走破
J.トゥルーリが新空力パッケージをテスト。最終日はR.シューマッハーがテスト継続

2007年5月2日(水)(スペイン・バルセロナ発)

昨日は豪雨に見舞われたが、いつものスペインの4月の天候に回復したバルセロナで、パナソニック・トヨタ・レーシングは、3日目のテストを再開した。午前中は太陽が覗いていたものの、昼食後は空を雲が覆い、風も強さを増したが、サーキットの路面はドライコンディションであった。テストチームは、この良好なコンディションを利用し、ヤルノ・トゥルーリが1日を通して100周以上を走破。新しい空力パッケージを装着して初の本格的な走行を行った。明日の延長されたテスト最終日は、ラルフ・シューマッハーがステアリングを握る。

ヤルノ・トゥルーリ : TF107/01
ベストラップ:1分22秒039 順位:3位
周回数:107周
走行距離:498.1km

「今日は、来週のスペインGPへ向けたセットアップと全体的な確認作業に費やした。今回は新しいパッケージを試せて良かった。この新パッケージには、われわれのパフォーマンス向上の力になってくれる多くの新しいパーツが装着されている。総体として進歩を遂げているようであるが、今日のコンディションはやや複雑なものだったため、多くの結論を引き出すのは難しい。早朝にはサーキットが昨日の雨で濡れており、午前中は乾いてくという状況だった。そして、セットアップに大きな影響を及ぼす強い風にも見舞われた。とはいえ、今日のテストは上手く行き、大きな問題も無く、ロングラン、そして少ない周回の走行も数多くこなすなど、来週のレースウィークへ向け、多くのデータを収集することが出来た」

ゲルト・プファイファー : テスト・チーム・マネージャー

「順調な一日で、多くの良いテストをこなせた。我々は来週に迫ったスペインGPのためのセットアップ作業に専念し、多くの有意義なデータを収集出来た。コースの路面は、午前中こそ不安定な状態だったが、午後は安定したものになった。今日唯一の問題は風で、昼頃から強くなり、風向きも変わりやすかったため、セットアップの微調整が困難なものとなった。午後にはギアボックスコントロールの問題により若干走行時間を失ったが、それでも100周以上を走破することが出来た。ヤルノ・トゥルーリも今日の結果に満足しており、来週のレースへ向け良い準備作業が出来た」