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Grand Prix Tests
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F1バルセロナテスト終了 次戦スペインGPへ向け準備完了
最終日も午後は雨に見舞われたものの、R.シューマッハーが全てのテストを完了

2007年5月3日(木)(スペイン・バルセロナ発)

パナソニック・トヨタ・レーシングは、スペイン・バルセロナのカタルニア・サーキットで1日延長されて行われた4日間の合同テストを完了した。残念ながら今週の不安定な天候は最終日も続き、午前中こそ陽射しがあったものの、午後12時半には再び雨が降り始めた。それまでにラルフ・シューマッハーは40周以上を走破し、空力とサスペンションセットアップに関する作業を既に終えていた。その後、濡れた路面でラルフ・シューマッハーはシステムに関する若干の作業を行ったが、今年のテスト協定に定められた走行距離規制のために、あまり多くの周回は行わなかった。パナソニック・トヨタ・レーシングは、来週、5月13日 (日)に決勝が行われる、第4戦スペインGPのために再びカタルニア・サーキットを訪れる。

ラルフ・シューマッハー  :  TF107/01
ベストラップ:1分22秒359
順位:6位
周回数:49周
走行距離:228.1km

「今週は難しい天候に見舞われたが、我々にとってはとても上手く行ったテストであった。今日は午前中を空力パーツとサスペンションセットアップに関するいくつかの比較作業に費やした。技術的な問題に見舞われることなく、プログラムのほとんどを完了することが出来た。不運にも昼食の後、降雨に見舞われたが、それは全てのチームにとって同じだ。その後はスタートとシステムの作業に集中した。今週は順調に進み、来るスペインGPへ向けて手応えを得ることが出来た。来週再びバルセロナに戻ってきた時には、我々がライバルチームに対してどれだけ対抗できるのか明らかになるだろう」

ゲルト・プファイファー : テスト・チーム・マネージャー

「今日はもっと多くの雨を予想していたため、それに合わせてプログラムを修正していた。午前中はドライコンディションで推移したので、空力やサスペンションセットアップに関して有意義な周回を重ねることが出来た。そして、雨が降り始めてからは、我々は今年のテスト協定を考慮し、走行距離を温存するためにも、ウェットコンディションでの走行距離を無駄にしないよう慎重に走る必要があった。我々はスタート時の機能といくつかのシステムチェックを行ったが、それが全てだった。このような天候にもかかわらず、今週の作業は全体的に上手く行き、予定していた全てを完了することが出来た。また、大きなトラブルも全くな く、来週のスペインGPへ向け順調に準備が整った」