F1スパ・フランコルシャン合同テストに3日間の予定で参加
2年ぶりのベルギーGPへ向け、初日はR.シューマッハーが好天の下テストを遂行
2007年7月10日(火)(ベルギー・スパ・フランコルシャン発)
パナソニック・トヨタ・レーシングは、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで今年初めて行われることとなったF1合同テストに参加している。この伝説的なサーキットでの最後のグランプリが行われて2年が経つが、今年9月に、アルデンヌの森でのベルギーGPが復活する。第14戦となるベルギーGP及び、その前に控える4戦のための準備を始める貴重な機会である、この3日間のテストには、全てのF1チームが参加した。この地域特有の、いつも通りの気まぐれな天候が予想されていたにもかかわらず、テスト初日となったこの日は太陽の覗く好天の下でテストが行われた。昨週末、シルバーストーンでの期待外れのレースを終えたパナソニック・トヨタ・レーシングは、テストチームと共に、ラルフ・シューマッハーが作業を再開することとなった。ラルフ・シューマッハーは、ベルギーGPの決勝レースへ向けたセットアップ及びタイヤ作業を行い、また、ダンパーの比較やその他のシステムもテストした。明日の2日目もラルフ・シューマッハーがテストを続行する。
ラルフ・シューマッハー : TF107/03
ベストラップ:1分47秒878
順位:4位
周回数:70周
走行距離:490.3km
「私はスパ・フランコルシャン・サーキットがF1カレンダーの中で最高のコースだと評価する多くのドライバーの1人であり、テストの予定が変更され、ここスパに来られたのは良いことだ。スパは「本物の」サーキットであり、多くの特別なコーナーを持っているので、私はここを走るのをいつも楽しみにしている。今年のベルギーGPへ向けてコースはいくつかの改修が行われており、その中には新しい舗装と、変更されたバスストップ・シケインも含まれるが、改修の効果はあったと思う。スパ・フランコルシャンにおけるもう一つの大きな要因としては天候がある。今日は幸運なことに一日の大半を好天で過ごすことが出来たが、ベルギー・アルデンヌ地方の天候は変わりやすく、予想通りになるとは限らない。今日のテストは上手く行き、何のトラブルもなく、“TF107”も好感触であった。明日も同様に進むことを望んでいる」
ゲルト・プファイファー : テスト・チーム・マネージャー
「2年ぶりのベルギーGPの前に、ここスパ・フランコルシャン・サーキットでテストを行う機会が得られたのは良いことだ。なぜなら、ここスパは新しいコースレイアウトとなっており、それを事前に試すことが出来るからだ。変更されたのはフィニッシュライン周辺の区域と、その周辺の新しい舗装だ。今週のテストでは、2ヶ月後に迫るベルギーGPへ向けたセットアップ作業に集中することとなる。ドライバーはサーキットに慣れることが出来、我々は新しい舗装でのタイヤ比較と共に、スタートシミュレーションも行うことが出来る。このことは、全員にベルギーGPへ向けた有意義なスタートを切る機会を与えてくれる。また、我々は来る数千へ向けた準備も行い、ダンパーやその他のシステムに関する作業もこなした。大きな問題もなく、プログラムを完了し、順調な一日であった」